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2025-06-27

2025年6月18日 台北市內湖 竹篙山~忠勇山~圓覺瀑布 暑い日の午前中ハイキング

金瑞治水園區、背後の最左が竹篙山、最右剪刀石山
今回のハイキングは、午前中だけのものである。前にルートガイドとして記した部分を一部含み、それに追加して歩くこともできるので、4時間半の短い活動であるが、ここに記すことにする。場所は、台北市の北側内湖区である。朝7時半過ぎに集合し、正午12時前に歩き終えた。

@圓覺瀑布
台北の周囲は山に囲まれている。山好きにとっては、とてもよい環境だ。公共交通も便利で安く、思いついたらいつでも山歩きができる。ただ難点は、標高1000mにも満たない山が主な山塊は、夏は30度を超える高温でハイキングを含む運動には大変だ。それでも、なるべく涼しいうちに歩き終えれば、午後の高温やにわか雨を避けることができる。それが半日ハイキングの理由である。

西側から東へ歩く
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西湖園バス停
今回は登山口近くのバス停、西湖園站に集合、出発である。7時半に集合し、環山路三段30巷の路地に入り、山にとりつく。はじめに登る山は、剪刀石山(金面山)から東に金龍トンネル方向に伸びる尾根上の山である。山名は竹篙山だが、陽明山系の竹篙山とはもちろん別である。この辺りは地元民の散歩道でもあるので、この時間だが何人かとすれ違う。登ってすぐに右への階段を登り、さらに進む。地元民によるメンテだと思われる階段が続く。道脇にはそうしたメンテに必要な材料が置かれている。

右に階段道を登る
山道補修材料置き場
竹篙山山頂
登ること15分で尾根上の竹篙山(標高125m)についた。樹木があるが、南側は台北101ビルを含め、住宅で埋まる台北の街、そしてその後方には幾重にも重なる山々が見える。今日は空気が澄んでいるようで、目を凝らすと遠くは中央山脈の南湖大山まで望める。これは意外だった。やぶ蚊が多く、虫よけスプレーを使う。

街並みの向こうに幾重もの山々
この鞍部を右へ下る
左に尾根を少し下り、鞍部で右側へ下る。下り道はそこそこ急である。8時10分に登山口に降りる。道しるべと台北市金面山親山登歩道登山口との表示がある。この道は親山歩道のようだ。ほかの石畳親山歩道と比べると、ずいぶん素朴な道だ。下った內湖路三段を左に少し行き、右に金瑞治水園區へと下る。初めて訪れるこの場所には、立派な金瑞田嬰小屋が建っている。8時15分、小屋で小休止する。

土の親山歩道を下る
金面山親山歩道登山口
金瑞田嬰小屋
トンボの絵タイル
河の両側に広がる金瑞治水園區を進み、対面の小公園には説明板がある。この公園はトンボをテーマにした自然公園ということだ。延平宮わきの急坂を登り、その先の階段道を登る。登り切って、上記のルートガイド上にある忠勇山登山道に合流、左に山頂を目指す。この道は過去に何度が下ったことがあるが、上りにとるのは初めてだ。石段にはその段数が50段ごとに白ペンキで表示されている。頂上まで1250段のようだ。

延平宮の脇を登る
石段道が始まる
650段目
森の中を登る石段道は、途切れることなく続く。汗がしたたる。約15分で約半分の650段、さらに12,3分で1200段を見る。ほかのメンバーが登ってくるのを待ち、9時15分そのすぐ上の頂上涼亭で休憩をとる。忠勇山(標高328m)は今日の行程上最高点である。まだ時間も早いし、ゆっくりと休む。300m落差を35分、毎時約500mの上昇速度で登ってきて、暑さも影響して、少し疲れた。
頂上直下の1200段目
山頂わきから大崙頭山~白石山の稜線を見る
山頂の蒋介石像
9時53分、下り始める。尾根上を下る道は、先ほどの上りに比べると勾配は緩い。遠く前方には、五分山や、さらにその先基隆山も見える。10時5分、碧山巖に立ち寄る。碧山巖のテラスから台北の街並みや、盆地の向こうの山々がかなり遠くまで見える。一番遠くは、新竹あたりに山だろう。碧山巖の伽藍は、今年初めに火災があったようで、表面が焼け焦げている。

石段道を下る、遠くの山も見える

焼けて飾りが燃えた伽藍
碧山巖テラスからのパノラマ
碧山巖テラスから見る忠勇山
碧山巖から下る
10分ほど碧山巖で過ごし、さらに下る。碧山路に下り、そこから圓覺寺步道へ入る。圓覺寺下で圓覺尖への道が分岐する。ここからの道は、上記ルートガイド上で登ってきた道だ。石段の道を下っていく。平日だが、多くの登山者とすれ違う。左に水音が聞こえ、10時40分圓覺瀑布わきの休憩エリアで休憩をとる。日差しは強く、かなり暑くなってきた。

ここから圓覺親山歩道に入る
圓覺寺から見る鯉魚山とその左の大溝溪の谷間
圓覺瀑布

圓覺瀑布わきの休憩エリア

沢沿いに下る
30分ほど休憩の後、最後のセクションを歩く。沢沿いの道は、暑さはまだましである。途中鯉魚山からの道を合わせ、11時18分大溝溪が広くなる生態治水園區の入口部分を通過する。この先は、森をでて直射日光のもとの道である。11時28分、大溝溪生態治水園區から出て、大湖山莊街を進む。メンバー中の地元民が知己のコーヒーショップに立ち寄り休み、12時前にMRT大湖駅に着いた。
大溝溪生態治水園區を歩く
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距離6㎞強、活動時間4時間10分、そのうち1時間45分が休憩だ。それでも累計で480mほど登っている。コース定数は13である。最近は、当ブログのルートガイドの閲覧がそこそこあるが、このように別の道と合わせて歩くのも、台北近郊の気軽なハイキングとしてお勧めだ。

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