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金瑞治水園區、背後の最左が竹篙山、最右剪刀石山
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今回のハイキングは、午前中だけのものである。前に
ルートガイドとして記した部分を一部含み、それに追加して歩くこともできるので、4時間半の短い活動であるが、ここに記すことにする。場所は、台北市の北側内湖区である。朝7時半過ぎに集合し、正午12時前に歩き終えた。
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@圓覺瀑布 |
台北の周囲は山に囲まれている。山好きにとっては、とてもよい環境だ。公共交通も便利で安く、思いついたらいつでも山歩きができる。ただ難点は、標高1000mにも満たない山が主な山塊は、夏は30度を超える高温でハイキングを含む運動には大変だ。それでも、なるべく涼しいうちに歩き終えれば、午後の高温やにわか雨を避けることができる。それが半日ハイキングの理由である。
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西側から東へ歩く |
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西湖園バス停 |
今回は登山口近くのバス停、西湖園站に集合、出発である。7時半に集合し、環山路三段30巷の路地に入り、山にとりつく。はじめに登る山は、剪刀石山(金面山)から東に金龍トンネル方向に伸びる尾根上の山である。山名は竹篙山だが、
陽明山系の竹篙山とはもちろん別である。この辺りは地元民の散歩道でもあるので、この時間だが何人かとすれ違う。登ってすぐに右への階段を登り、さらに進む。地元民によるメンテだと思われる階段が続く。道脇にはそうしたメンテに必要な材料が置かれている。
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右に階段道を登る |
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山道補修材料置き場 |
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竹篙山山頂 |
登ること15分で尾根上の竹篙山(標高125m)についた。樹木があるが、南側は台北101ビルを含め、住宅で埋まる台北の街、そしてその後方には幾重にも重なる山々が見える。今日は空気が澄んでいるようで、目を凝らすと遠くは中央山脈の
南湖大山まで望める。これは意外だった。やぶ蚊が多く、虫よけスプレーを使う。
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街並みの向こうに幾重もの山々 |
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この鞍部を右へ下る |
左に尾根を少し下り、鞍部で右側へ下る。下り道はそこそこ急である。8時10分に登山口に降りる。道しるべと台北市金面山親山登歩道登山口との表示がある。この道は親山歩道のようだ。ほかの石畳親山歩道と比べると、ずいぶん素朴な道だ。下った內湖路三段を左に少し行き、右に金瑞治水園區へと下る。初めて訪れるこの場所には、立派な金瑞田嬰小屋が建っている。8時15分、小屋で小休止する。
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頂上直下の1200段目 |
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山頂わきから大崙頭山~白石山の稜線を見る |
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山頂の蒋介石像 |
9時53分、下り始める。尾根上を下る道は、先ほどの上りに比べると勾配は緩い。遠く前方には、五分山や、さらにその先基隆山も見える。10時5分、碧山巖に立ち寄る。碧山巖のテラスから台北の街並みや、盆地の向こうの山々がかなり遠くまで見える。一番遠くは、新竹あたりに山だろう。碧山巖の伽藍は、今年初めに火災があったようで、表面が焼け焦げている。
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ここから圓覺親山歩道に入る |
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圓覺寺から見る鯉魚山とその左の大溝溪の谷間 |
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圓覺瀑布 |
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圓覺瀑布わきの休憩エリア |
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沢沿いに下る |
30分ほど休憩の後、最後のセクションを歩く。沢沿いの道は、暑さはまだましである。途中
鯉魚山からの道を合わせ、11時18分大溝溪が広くなる生態治水園區の入口部分を通過する。この先は、森をでて直射日光のもとの道である。11時28分、大溝溪生態治水園區から出て、大湖山莊街を進む。メンバー中の地元民が知己のコーヒーショップに立ち寄り休み、12時前にMRT大湖駅に着いた。
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大溝溪生態治水園區を歩く |
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距離6㎞強、活動時間4時間10分、そのうち1時間45分が休憩だ。それでも累計で480mほど登っている。コース定数は13である。最近は、当ブログのルートガイドの閲覧がそこそこあるが、このように別の道と合わせて歩くのも、台北近郊の気軽なハイキングとしてお勧めだ。
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