九份輕便路にある顏雲年の功徳を謳う頌德公園の石碑 |
瑞芳駅から出発、山をめぐって小粗坑古道をくだる |
歩行高度表 |
瑞芳駅前で出発前のメンバー |
瑞侯公路の道路工事、右の小粗坑山は霧の中で見えない |
苧子潭古道は左の廟わきから始まる |
自然工法で手入れされた苧子潭古道の石段 |
員山子分洪道がすぐ下をトンネルで行く |
苧子潭古道の土地公祠 |
花崗岩石段の琉瑯古道、前方に切通し |
琉瑯古道から海側を望む、九份観光のバスが駐車してる |
好天気の時の流籠頭 (2016年12月撮影) |
墓のわきを行く |
琉瑯古道から輕便路に入る |
霧が一瞬薄れて基隆山が対面に見える |
観光客であふれる老街商店 |
長い階段を欽賢國中へ |
ここから右に小金瓜路頭へのぼる |
欽賢國中のわきを通り過ぎ、小金瓜露頭へと続く山道を登る。花崗岩が敷かれた道は、もともとは金鉱石などを運ぶための道であった。日陰の無い道は陽ざしの強い下ではつらいが、今日は霧が濃く展望がないのは残念だ。山道を進むこと10数分で分岐にくる。右に折れて登れば小金瓜露頭だ。九份の黄金フィーバーは、1890年基隆-台北の鉄道建設で橋の架設作業中、基隆河で砂金を見つけたことに始まる。この情報に多くの一獲千金を目論む人間が現れ、基隆河を遡上、その支流である大粗坑溪や小粗坑溪を遡り、この小金瓜露頭で初めて金脈を見つけた。九份繁栄の起こりはここは始まったといえる。
好天気の時の小金瓜露頭(2012年5月撮影) |
@小金瓜露頭 |
小粗坑古道の分岐 |
天気が良い時の小粗坑古道の峠からの眺め(2013年3月撮影) |
小粗坑古道を下る |
山神廟の祠、サインブックがある |
きれいになった山神廟説明板 |
大粗坑古道へ続く道の分岐、奥に廃屋の石積壁 |
石垣のある古道を入り口に向かい下る |
霧が晴れて先ほど登った山が見える |
小粗坑古道登山口 |
今回は休憩をけっこう長くとった。休憩込みで6時間半の約9㎞の行程だった。九份の黄金にまつわる場所は、今回歩いた場所以外にもある。九份は、人でごったがえす老街だけでは、単に夜店に行くのとあまり変わらない。天気が悪くて景色もなければ、なおさらだ。グループ旅行では時間に余裕がないかもしれないが、自分で訪れるのであれば、ぜひ今回のように自らの足であるいて過去の歴史に触れてもらいたい。日本が50年間存在した事実のある、日本の近代史でもあるのだ。
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