このブログを検索:山名などキーワードを入れてください

2020-01-31

2020年1月30日 內湖小山歩き 寒波到来時の陽光がありがたい

鯉魚山登山道のミニチュア万里の長城、遠くに碧山巖と背後の忠勇山
旧暦正月の直後に天気が回復し、寒波到来で気温は低いが日差しがあれば台北近くの低山歩きは実に気持ちが良い。そんなことで、今まで歩いたことがある鯉魚山,忠勇山や大崙尾山を今まで歩いていないルートから登ることにした。鯉魚山は、かなり前に歩いたことがある。その時は、石畳の台北市親山歩道を歩いた。今回は、この山の稜線から分岐し梘頭山へと続く枝尾根から登った。この部分は、登山者が開いたもので草深い道だが、最近の歩行記録があるので選んだ。下りは、これもまだ歩いたことがなかった仙座台山から燕溪古道をへて至善國中へ降りた。

南側の內湖碧山步道から士林至善路へ山を越えて歩く
歩行高度表
金龍福德宮前のメンバー
FB上でこの活動を載せたのは、三日前だったが天気が良いことが関係したのだろう、集合場所のMRT内湖駅前には多くのメンバーが待っていた。予定の8時半までまって、歩き始める。碧湖步道へ市街を抜けていく。台北市の親山步道の道標が行き先を示す。途中で1880年までその沿革をたどることができるという金龍福德宮の脇を過ぎる。筆者もいままで知らなかった廟だ。そのすぐ先に碧湖步道の入口が開いている。

碧湖步道入口
歩道わきの台車
梘頭山山頂
碧湖歩道は、石畳の立派な道だ。緩やかな道が続く。山際には昔ながらの民家もあるが、大きな住宅ビルもたくさんあり、內湖は随分と発展したものだと感心する。道は梘頭山の稜線に向けて登り始める。道脇に炭鉱で使われたような台車とレールがある。9時3分、峠近くになり右に梘頭山への土の山道の入口がある。これを登り、数分で三角点基石のある梘頭山(標高81m)につく。山名表示もなく、周りはすべて樹木の山頂だ。往路を引き返し碧湖步道にもどる。

ここから右に稜線へ登る
急坂を稜線に登る
道の左側に、鯉魚山方向への道があるはずだが入口らしいものがない。ちょっと登ってみるが、踏み跡もない。メンバーの一人が碧湖步道を戻ったところに、尾根への登り口があるという。そこで戻ってみる。あまりはっきりしないが、それらしいものがあるので急坂を登ってみる。すると稜線上には確かに踏み跡もある。そこで、戻ってメンバーを呼び稜線に上がる。手持ちの地図では、梘頭山から下ってきたその対面にあるように示しているが、消えてしまったのか。道探しで20分ほどかかってしまった。

小シダの稜線を登る
前方に碧山巖
尾根上には、マーカーリボンもある。しばらく竹林の中の緩い勾配が続き、十数分歩くと、小シダの茂る急坂を登る。補助ロープも取り付けてある。10時過ぎ、尾根上の道は小シダの草原で視界が開ける。右に鯉魚山の山並みが続き、前方遠くには碧山巖の建物が見える。樹木がまばらな明るい森の中をさらに10数分進む。草むらから森の中に入ると、道筋がはっきりする。少し下り登り返して、10時17分鯉魚山歩道に出る。

鯉魚山(中央のピーク)
二宮金次郎像
鯉魚山山頂
右に石段道を登っていく。この歩道は、そのわきに箱庭的な模型が造られているのが特徴だ。万里の頂上や台湾の著名な景勝地、建物がある。また今では日本でも少なってしまったようだが、筆者が小学生のころ校庭の脇にあった二宮金次郎のミニチュア石像もある。10時27分、涼亭がある鯉魚山山頂(標高223m)に着く。2011年5月に訪れたきりだ。寒暖計は13度を示している。日向だとそれほど寒くない。休憩をとる。

碧山巖へ階段参道を登る
碧山巖テラスからの眺め
忠勇山への石段道
登ってきた道を下る。先ほどの碧湖步道からの道の分岐をすぎてさらに下り、鯉魚山歩道入口を過ぎる。碧山巖の参道階段が始まる。階段は460段あると記してある。石段を登ること数分、碧山巖の山門に着く。ここでトイレ休憩をとる。全員が集まったところで、碧山巖のテラスから台北市街地方向を見る。101ビルや対岸の南港山が霞の中に佇んでいる。山門に戻り忠勇山へ向けて石段道を登る。11時13分、蒋介石の銅像が立つ山頂(標高310m)に着く。もともと台湾各地にあった蒋介石の銅像は、けっこう取り壊されているが、ここのはまだ健在だ。少し早いが、陽光の山頂で長めの昼食休憩をとる。

蒋介石銅像がたつ忠勇山山頂
碧山露營地の脇を進む
筆者は今回もストーブで即席めんを作る。他のメンバーも同じようにストーブで調理している。50分ほどの休憩後12時に大崙尾山に向けて歩き始める。石階段を下り、その後稜線上を進む。10分ほどで登山道は墓地の中を進む。墓地が切れたところで、右に土の道へ入り登って、金龍產業道路にでる。右におれて舗装路を登る。12時半、碧山露營地下の歩道入口に来る。最近手入れされた木製階段の道を登り、萬溪產業道路に出る。道の左右に露営地を見て登り、12時40分大崙尾山の登山口に来る。登山口にあるデジタル表示板は、11.3度と気温を示している。

大崙尾山登山口の掲示板は11.3度の気温を示す
分岐は直進
大崙尾山から陽明山を望む、樹木が視線を遮る
幅の広い砂利道を進み、スタンプ台やベンチのある十字路にくる。右は石畳で大崙尾山へ続く道、直進する土の道をとり緩い坂を上っていく。12時51分、分岐を右に山頂(標高453m)へ向かう急坂道を登る。数分で石畳道にでて横切り、大石の下に涼亭のある休憩場所へ向かう。大石の上から見える陽明山の風景は、樹木がのびて一部さえぎられている。ここももう7年ほど訪れていなかった。大石の下にある小屋の寒暖計は9度だ。風もあり寒い。

石畳の脇に三角点


石畳道にもどり下り始める。涼亭の脇に大崙尾山の三角点がある。石段を降りきったところは、今は樹木が茂るがもともと遊園地があったということだ。右の奥に羊などの造作物がある。当時の名残だそうだ。13時14分、分岐を右に中社路方面へ石段を下っていく。5分ほどで石段を下りきる。道が右に曲がるところには、石で造られたバーベルなどがおかれている。メンバーはこれで少し遊ぶ。そこから、また土の登山道を進む。数分で左に大きな岩がかぶさるように立つ仙座台山(標高321m)にくる。この岩に仙人が座るという名付けだ。岩の上に登るが、特に景色が良いわけではない。

森の中に造作物
石のバーベルなどがある
仙作台山の大石
燕溪古道は道脇に大石が現れる
岩から下りて山道を下っていく。この道は両脇に大きな岩がところどこにあるのが特徴だ。左に分岐を分け、燕溪古道を下る。送電鉄塔の脇をすぎ、しばらく緩やかに山腹を行く。小沢を越え、道は坂が急になる。タケノコ畑をすぎ、14時7分民家わきを右に曲がる。道なりに下り、劍南路を渡って沢わきに降りる。橋をわたって冬休みで生徒がいない至善國中の裏を進む。学校の敷地わきを曲がり至善路に出る。右前方に雙溪別墅バス停がある。14時21分バス停について間もなくM1バスがやってくる。MRT劍潭駅へ乗車し帰宅した。

橋を渡り至善路へ
休憩込みで活動時間は約6時間、距離約10㎞である。はじめの梘頭山から鯉魚山步道への稜線道は、ちょっと経験が必要だ。それ以外は石畳道かとてもはっきりした土の山道で、まったく問題ない。梘頭山のセクションを除いてクラス2というところだ。

2020-01-23

2020年1月22日 汐止北港山稜の縦走 旧正月直前の22人+一匹の山歩き

汐萬路から望む北港山(叭連港大尖)
三年前に歩いた汐止金明山や如意湖を再び訪れた。今回は、この山が存在する五指山の支稜の縦走途中に通過した。基隆河の北側に長く続く五指山から三界山への主稜は、台北のスカイラインを画する山稜だ。その主稜から北と南に何本かの支稜が伸びる。そのうちの一つが、今回の登山対象だ。支稜は火燒坪山や金明山などをへて、北港山へと続く。八連山や烘內山などの複数の名前を持つ北港山は、その南面に有名な古剎拱北殿がある。拱北殿からあるきはじめ、次第に高度を上げて五指山まで歩くのが、今回のルートだ。

南から北へ歩く
登りメインの歩き
拱北殿へ登る、前方に石段入口
7時半前にに台北から電車で汐止駅に向かう。十数分で到着し、駅から大同路にでて渡る。バス停には、すでに多くの山仲間が待っている。今日は良い天気だ。そのためだろう、旧暦正月休暇二日前の平日だが人数が多い。8時5分にやってきた890番バスで拱北殿下のバス停で下車する。十数分の乗車だ。支度をして、8時半前歩き始める。今日は全部で22名と、ちょっと多めのパーティだ。山門をくぐり、右に登る階段を上がる。駐車場から、さらに参道を登り、8時45分、拱北殿の建物の前庭に着く。広い前庭からは、五分山から四分尾山までの姜子寮山連山が長く連なっている。

拱北殿からのパノラマ
三秀山
拱北殿は、1901年に建てられた道教の廟である。1960年代にコンクリなど建て替えられたそうだが、大きな境内と伽藍をもつ。紅葉で知られるが、時期はすでに過ぎている。建物の中を通り過ぎ、後山歩道を登る。石階段を2,3分登る。前方の小高いところ涼亭がある。その手前の石が盛り上がったところが三秀山の山頂だ。メンバーは狭い山頂に交互で立つ。

石段道が現れる
北港山(叭連港大尖)山頂にて
涼亭脇の道を下っていく。階段の遠く向こうに、送電鉄塔がある金明山が盛り上がっている。石段道は5,6分で終わる。左に土の稜線上の道を追っていく。稜線の右側を進み、石段の道が現れる。小さな登り下りを行き、9時22分に山腹に開発されたコミュニティーの大きなコンクリ水槽を見る。ここから、北港山への登りだ。道筋ははっきりし、かなりの急坂だ。竹林を登り切り、9時39分北港山山頂(標高271m)につく。三角点の脇に置かれた山名板には、叭連港大尖と記してある。これもこの山の別名だ。

小さな上り下りが続く
稜線をおって下り始める。こちら側の道は、少し頼りない。草も深い。明るい雑木林の中で、少し上り下りを繰り返す。10時22分、森が切れて前方に金明山が見えると、山道は間もなく終わる。10時25分、舗装路に降りる。今日は冬の時期なのに、太陽が大きく暑い。道端の日陰で休憩をとる。

森がきれて前方に金明山
黒犬が出てきて先導する
金明山登山口
舗装路を少し進み、汐萬路にでる。道なりに登っていく。振り返ると、今しがたのぼった北港山が三角の山頂を突き出している。叭連港大尖の大尖という名付けの理由がわかる。右に民家をみると、黒犬が一匹やってきた。首輪をした飼い犬だが、媚びるように吠えたかと思うと、我々の前を歩きだした。どうやら、我々と一緒に歩きたいようだ。今までも、自ら進み出て道案内をするがのごとく一緒に行動する犬もいた。この犬もそのようだ。

急坂を登る


10時49分、金明山登山口にくる。三年前にもここから登った。黒犬は、筆者の前を登っていく。時々、何かを見つけたように道を外れるが、すぐに戻ってくる。急坂が続く。汗が流れる。今日は、風がない。坂を上ること約10分、右に如意湖へ道を分ける。こちらを取り池の端にでる。11時ちょっと過ぎと、時間は少し早いがここで昼食休憩をとる。池端で、一人釣り人が糸を垂れている。

如意湖にて
岩稜を行く、前方に金明山
ちょっと長め40分の休憩後、金明山に登り始める。ところどころ岩が露出する稜線は、この付近の山の特徴だ。対岸の新山も同じように稜線に岩が露出する。大岩がかぶさる下をくぐり、11時56分右に柯子林山への分岐を過ぎ、間もなく金明山山頂(標高392m)につく。岩の山頂からは五指山の横に広がる山腹と、そこからこちらに送電鉄塔を頂いた火燒坪山をへて稜線がこちらに延びてきている。これから歩くルートだ。

金明山から五指山方向を望む、手前の鉄塔が火燒坪山,右のとがったピークは新山
柯子林山、樹木に水袋の山名板
12時6分、少し下って分岐から柯子林山へと進む。黒犬は先導していく。12時10分、林の中の柯子林山山頂(標高382m)につく。山名板は水が入った袋になっている。本来紙の山名が中に入っていたのだが、それがなくなり雨水がはいったようだ。稜線道を下っていく。少し下ったところで、左に分岐がある。メンバーの二名はここで離れ下っていく。さらに進む。もう一つの左の分岐が我々の道だが、気づかず通り過ぎ、少し戻る。分岐には印がないので気づかなったようだ。

分岐で二人が分かれて先に下る
垂直の部分を下る
道は垂直の下りで始まる。補助ロープで下り、稜線を追っていく。この部分は、今までの道に比べると歩かれている頻度が落ちるようだ。下り切った後、今度は急登が続く。補助ロープのある坂を過ぎると、左にゆるやかに進む。12時46分、火燒坪山山頂(標高460m)が道の右に現れる。すぐ後ろには送電鉄塔が立っている。下り始め、左に道を分ける。送電鉄塔の下をくぐり、少し登り返して汐萬路に出る。休憩をとる。

送電鉄塔の下をくぐる、火燒坪山山頂はすぐ右上
最終セクションは、道路わきの梯子登りから
黒犬はここでも先導
10分ちょっと休憩をとり、13時10分に今日最後の登りに取り掛かる。五指山軍人公墓まで落差約200mの登りである。道は、対面の梯子から始まる。急な坂を登りきり、山腹の雑木林を行く。このセクションは、今日の中ではもっとも道筋がはっきりしない。マーカーテープもあまりない。10数分登り、右に車坪寮山への道をとる。少し登り気味の道は、途中で切れてしまう。そこで戻る。すると右に平らな道がある。これを追っていき、13時40分車坪寮山の基石を見る。ここは山頂でも何でもない、林の中。道を戻りさらに登っていく。坂が緩やかになり、カヤの間を行く。幸い踏み跡はあり、藪漕ぎもなく進む。14時8分、墓地の一部に飛び出る。

軍人墓地の一角に出る、遠くに基隆山が見える
軍人墓地のゲート
軍人墓地は、いままで三、四回通り過ぎているが、このセクションは初めてだ。入口に近い。眼前には広い展望が開ける。遠く基隆山や基隆嶼が、すこしかすんではいるが判明できる。少し休憩し、墓地のゲートを抜け五指山森林公園バス停に向かう。一緒に登ってきた黒犬は、そのうち見えなくなった。おそらく自分の家へ戻っていったのだろう。14時30分、バス停に到着。休みの今日は多くのバイクライダーが来ている。14時40分、F910新巴士(バス)がやってくる。自分の足で下るという一人を除き、みなF910バスに乗車する。15時15分、汐止駅に到着し、今日の活動は終了だ。

F910新巴士で下山
休憩を含んで約6時間の歩きだった。天気が良いので楽しい一日で終わった。景色もそれなりに見れた。登りメインだが、さらに2,3時間歩けばふもとに行くことができる。8.1km、累計900mの登りだ。最後のセクションは、道筋がもう一つはっきりしないので、ちょっと経験が必要だ。他は問題ない。クラス3というところだ。
一緒に歩いたクロ