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2016-11-27

2016年11月26日 慢集團@貢寮大嶺古道 - 五酒桶山

参加メンバー@大嶺古道登山口
山男よく聞けよ ♪~娘心はよ 山の天気よ♪ 、いきなり歌詞で恐縮だが、この山男の歌、ご存じだろうか。今の時代にはすでに、時代遅れになってしまった。三、四十年前以前は、山はほとんど男だけの世界だった。今は山ガールも含め、女性登山者がほぼ半分を占めるのではないかと思うほど、女性の参入が多い。

草に埋もれた五酒桶山山頂
娘さんの心が変わりやすいかどうかはわからないが、山の天気が変わりやすいのは今でも同じだ。それは高山でも低山でも、水分の多い日本や台湾の山では、天気は変わりやすい。今回の山歩きは、実は10月に一度予定、その際は雨天で今回に延期、ところが今回も前日の天気予報では降雨確率70%、ほぼ雨に間違いないということ。そこで予定を変更し、もともとの計画の後半だけを歩くことにした。しかし、天気はわからない。当日朝貢寮駅に着くと、桃源谷の山は雲の中だが天気が良い。歩きはじめ、五酒桶山を登って下るころには、晴天となった。このまま桃源谷へいけないかとのメンバーの提案もあった。後ろ髪をひかれる気持ちがあったが、はやり下山した。そして電車で帰途に着くころ、雨が降り出した。

貢寮駅から反時計回りに回遊
歩行高度プロファイル
今回のルートはもともとの予定では、年初2月に数名のメンバーで歩いたコースを反対に行くものだ。大里駅から直接灣坑頭山に登る吾居吾墅步道は、登りにとるときつい。上部は矢竹だけで大雨が降ると滑りやすい。そんなことで、後半だけにした。雨でも大嶺古道は問題ない。貢寮駅から大嶺古道を歩き、五酒桶山を登ったあと、産業道路をへて貢寮駅へもどる回遊コースだ。
今回のコースの位置関係
貢寮駅を出発
今回は、かなり早い区間電車で出発だ。筆者は6時24分に台北駅で乗車する。時間が早いのでまだ座ることができる。遅い電車だと、週末はかなり混む。7時49分に貢寮に到着。今日は天気が悪いと思っていたが、雲が多いものの陽が照っている。最近行われたダイヤ改正で、我々が乗った区間電車は台北前の板橋駅などの出発時間が早まり、乗り遅れたメンバーが次の電車でやってくるので、それを待つ。8時28分、全員がそろったところで、駅から歩き始める。
赤いアーチ橋の左旧橋を渡る

福隆方向に少し歩き、地下道で線路の反対側に渡る。今日は18名だ。もともと参加を表明した数よりずっと少ない。ルートが変更になったことや、天気予報がよくないためだろう。地下道をでて右に進む。赤く塗ったアーチ橋がある。この橋の脇の狭い旧橋を渡る。橋の下の川は水量が多く、川幅いっぱいに水が流れていく。渡ったところは、貢寮老街だ。台湾各地の古い町並みは、この十数年古い街並みを残したまた観光地化した場所が多い。いわゆる老街だが、ここは他に比べると寂れており、店舗などもほとんどない。地の利が悪いのだろう。
スマホAPPのある古道






老街を抜けて、濱海公路に出る。左に進み、龍崗方向への道をとる。すぐ左は貢寮國中(中学校)だ。産業道路を進む。根帝宮の脇を過ぎ、濱海公路から約10分ほどで分岐を右にとる。川を橋で渡り、今度は左に分岐をとって登る。道路の道標には五酒桶山の山名が記していあるので、間違うことはない。坂を上がってすぐに左に分かれる細い道を進む。9時3分、開けた場所につく。大嶺古道の登山口だ。龍崗社區の登山口案内板にはスマートフォンの古道説明APPが記してある。時代も進歩している。
石板の階段道






今年2月に歩いているので、勝手はわかる。石板をしいた坂道が続く。本来の古道であったころは、こんなに立派な石板はなかったはずだ。緩い坂道を進み9時半展望台に来る。今日も見晴らしがよい。下方に貢寮駅付近の赤いアーチ橋が見える。第四原子力発電所の白く高い煙突が、目立つ。前回はあまり注意しなかったが、隆隆山方向の山並みも見える。福隆へと広がっていく、谷がそこにある。

展望台からのパノラマ
大嶺古道の字
展望台から進むとすぐに産業道路にでる。脇の畑はコーヒーの樹だ。台湾は最近数年、コーヒーがすっかり定着した。土地公を過ぎる。道はまた土の道となる。道端の大石に、文字や動物の絵が刻んであるのは前回と変わらない。これも、もちろん本来の古道にはないものだ。整備されて時間が過ぎているので、布製の地図は倒れ文字も薄れている。幅の広いよい古道を進んで10時26分、龍の飾り文字が刻まれた大石のある終点に到着する。古道歩きはこれで終点だ。

石に刻まれた平日天天快樂日,晴時便是登山時の文字
シラサギ(?)が刻まれた石
龍の飾り文字
稜線へ向けて草深い道を登る
休憩後、五酒桶山へ登り始める。登山口を過ぎ進む。前回はここから登ったはずだが、道筋がはっきりしない。一度戻り、はやり間違いがないので、藪漕ぎをして少し進むと、道筋がはっきりした。この山も不人気山なので、ひと夏を過ぎると草に埋もれてしまう。ジグザグの道を進み、10分ほどで稜線に出る。風が強く吹き抜けていく。今日は、風も吹いて暑くなく、登山には最適だ。右に稜線をさらに登っていく。ここも草深い。10時57分、五酒桶山頂上(標高386m)に到着。草に埋もれている。今日の行程中、最高点だ。数分の滞在の後、往路を引き返す。

草に埋もれた稜線道
十数数人が歩くと、さすがに道筋ははっきりする。道は人が歩いて初めて道だ。鞍部からは同じく往路を下る。11時27分、大嶺古道終点に戻る。灣坑頭山のほうは雲が掛かっているが、雨が降りそうな気配はない。この終点近くは公共墓地である。その中を行く舗装路を下っていく。11時36分、産業道路と合流する。ここで食事をとる。前方に見える山々は、雲が晴れてきている。メンバーの一人が、このままさらに灣坑頭山に行かないかと、たずねてくる。実に悩ましい。食事をとったあと、結局このまま産業道路を、灣坑頭山へ下ることにする。

ここで昼食、前方は灣坑頭山方向の稜線
産業道路を下る
12時10分、下り始める。産業道路は、急坂でつづら折りを下る。舗装路なので、歩きはまったく問題ない。30分ほど下り、沢の脇から左に朝登った古道のある尾根筋が高い。その先谷が広くなると、真正面遠くに草山燦光寮山が望める。13時2分、朝左に折れていった分岐部に戻る。ここから先は、朝と同じ道を駅へ戻る。分岐の少し先、根帝宮で最後の休憩をとる。泥のついた長靴などを洗う。13時半過ぎ、貢寮駅にに戻りつく。これで今日の歩きは終わりだ。14時にやってきた区間電車で台北に戻る。時間がまだ早いので、車内はすいている。台北に向かって走り始めてまもなく、車窓の外は雨が降り出した。

区間電車で帰京、乗車後まもなく雨が降り出した
歩行距離10㎞、登攀累計340m、行動時間5時間だ。気楽な歩きである。五酒桶山は、今は草深いので地図を見て道を追えることが必要だ。古道のほうは、整備されているので問題ない。半日で終わる誰でもおすすめの道だ。福隆の海岸などと合わせて一日で行くのも良いかもしれない。体力はクラス2、ルートも大嶺古道だけであればクラス2である。

2016-11-22

2016年11月20日 台中頭嵙山 丸太桟道の小百岳

第四歩道から見る頭嵙山山頂(左の通信塔のあるピーク)
二つ三角点のある頂上
昨日の台中市太平区にある三汀山を登ったあと、引き続き台中の小百岳、頭嵙山を登った。この山の特徴は、山道の多くの部分が手すりのある丸太階段になっていることだ。稜線を行く道だけでなく、支稜も同様に急な登り下りがあり、この階段道が比較的安全な登山を実現している。木製階段のある場所は多いが、丸太原木を使用しなおかつこれほど長い距離になっているところは、おそらくここだけではないだろうか。

標高859mの山頂には一等三角点が設けられている。山頂には涼亭が設けられて視界はさえぎられるが、遠くまで見渡せるこの場所に一等三角点が設けられているのはうなずける。登山道は1号から5号まで番号がつけられている。北側から1号~4号の主稜線に向かう登山道があり、稜線上の道は5号となる。今回の山行は、第三号登山道を登り、主稜線上の第五号登山道を進んで頭嵙山山頂へ登り、第四号登山道を下った。ここも台中市街から多くの路線が大坑地区の入口になる大坑圓環へ走っており、さらに大坑圓環からは66番バスが第1号~4号歩道のそれぞれ登山口まで行くのでアクセスがよい。

第三歩道から登り、第四歩道を下る
歩行高度
台中市街の北東大坑區にある
第三歩道入口、左に66番ガスが去っていく
朝9時過ぎにホテルを出発、近くのバス停でちょうどやってきた51番バスに乗る。約40分の乗車で大坑圓環に到着。サークルの中心が廟になっている円環のちょうど反対位置にこれから乗る66番のバス停がある。10時少し過ぎ66番バスがやってくる。慈濟醫院が起点の66番バスは、大坑圓環から右回りと左回りの双方になりぐるっと回っていく。我々のは右回りで第4号歩道登山口になる中正露營區から3号、2号と進む。左回りだとその逆だ。10時22分、第3号歩道登山口で下車する。

第三歩道は木製階段で始まる
丸太の桟道道
今日も青空が広がりとても良い天気だ。昨日と同じく風があるので助かる。バス停から道標に従い右に下る道を進む。そこからさらに右に曲がり登り始める。10分ほどで舗装路が終わり、山道が始まる。入口には注意書きがあるが、その一つに蚊出沒Mosquito crossingという表示がある。蚊が多いというのはわかるが、英文はちょっと、と思う。おそらくDeer crossingなどという、英語圏の国で見る鹿が道を横切ることの注意書をまねたのだろうが、おかしな表現だ。

小さい子には少し幅が広いようだ

10時42分、山道を歩き始める。山道は、いきなり木製階段で始まる。上から大勢登山者が降りてくる。早くから登っているようだ。10分ほどの登りでここの特徴の丸木階段道になる。丸木の階段は、見た目より歩きやすい。ただ間が中空なので踏み外さないように注意は必要だ。丸木の間隔は狭いところ、少し広いところなど一定ではないが、大人の歩幅では問題ない。ただ小学生など小さい体だと少し大変だ。ちょうど下ってきた小学生ぐらいの子がちょっと難儀している。結構勾配がきついところもあるが、手すりもあるのでそれほど難儀とは感じない。同じ勾配でも、土の道だとまた違うだろう。

壊れた桟道
快晴の空で快適だ
丸太階段は、メンテされている。古い部分もあれば、新しい木材の場所もある。11時5分、古い丸木桟道は、がけ崩れのところで途切れ、その左に崩れた部分を迂回した新しい桟道が伸びている。11時23分右に道を分岐する。その先で、また崩れた場所を迂回する新しい桟道がある。樹木も途切れ、遠くが望める。部分的に丸木桟道が途切れ土の道がところどころ現れる。11時32分、平らな土の道になり、ベンチの休憩所も現れる。少しさらに登っていき、11時42分、土の平らな道の部分で休憩する。丸太桟道では、人がやっとすれ違うだけの幅しかないので、休憩ができない。

土の道の部分も現れる
稜線上の桟道道
松の大木脇をゆく
休憩後さらに登っていく。二人の子供づれの夫婦が下ってくる。二人の子供は小学生のようだが、先ほどの子に比べると足取りが早い。夫婦の服装や装備を見ても普段から登山をしている家族のようだ。12時ちょうど、稜線にたどり着き脇のキロポストが示す1.275㎞の第三号歩道が終わる。右に稜線を進む。ここからは第五号歩道となる。土の道は、ほどなく丸太桟道になる。登ってすぐ、右に立派な松の大木がある。主稜線はかなり凸凹があり、直線的に進む桟道は上り下りが続く。稜線からは、麓のゴルフ場の向こうに台中市街が望める。最後に急な坂を上り切り12時11分、頭嵙山山頂に到着する。休日の山頂は大勢の人であふれている。二つある三角点基石は、小さいほうが二等三角点、大きいほうが一等三角点となっている。三角点脇に並べられた空いている椅子で休憩する。

第5号歩道から台中市街方向を見る、手前にゴルフ場が見える
頂上から北東方向を見る
頂上から台中方向を望む
頂上の筆者
三角点の脇からは、東方向に新社のさらに遠くのほうには、高い山々が見える。おそらく大雪山公園付近の山だ。少し雲をかぶっている。尖ったピークは東卯山か。麓の新社は赤、黄色、橙色のパッチがみえる。新社のお花畑のようだ。12時39分、頂上の涼亭脇から1.81㎞の第四歩道を下り始める。ここからは台中市街が一望だ。一度下って登り返し、振り返れば通信塔を頭に付けた頭嵙山山頂がすぐそこに同じ高さに見える。頂上からついてきた犬が前後して丸太桟道を歩いていく。13時2分、稜線上の涼亭に到着。ここは他には誰もいないので、静かだ。少し休憩する。犬もそこで立ち止まる。柱に取り付けられた寒暖計は25度を示している。

主稜線上から頂上方向を振り返る
犬が一緒に桟道を歩く
涼亭からは、対岸にこれから下る第四号歩道がゆく枝尾根が見える。13時20分、別の涼亭に来る。ここは少し広い山頂でいくつかの涼亭があり、登山者が休憩している。第四号歩道を登ってくると、ここがよい休憩場所なのだ。ここは通過しさらに下っていく。下ってすぐにまた休憩所がある。左に土の道が分岐していく。第四号歩道は右に丸太桟道で少し登る。そこから長い下りが始まる。ところどころ土の部分が現れるが、丸太桟道も長い。登りにとった第三号歩道に比べると、勾配は緩い。13時47分、涼亭脇を通過。二か所ほどベンチを通り過ぎ、14時14分、丸太桟道が終わる。石段を下り、長春吊橋を渡る。

涼亭で休憩
展望台
第四歩道の桟道を下る
第四歩道の土の歩道部分
第四歩道の桟道開始部分、右に起点のマイルポスト
ここから産業道路を歩く。登山口にはまた注意書がある。今度は猴出沒Monkey crossingとある。これもちょっと変だ。Beware of monkeysといったようなほうが良いと思うが。産業道路は一度登り、中正露營區の入口を過ぎる。ここから下り道だ。66番バスの時刻表を見ると、まもなく下のバス停に来る。ちょうど後方からやってきた自家用車に便乗して下ったが、すでに通過後。十数分待ち、14時46分右回りの66番バスに乗車、朝下車した第三号登山口を通りすぎ、15時10分過ぎ大坑圓環へ戻る。そこから276番バスでホテルの近くへ戻った。

青春吊橋
約4時間(休憩込み)で約5.4㎞の山道を歩いた。累計で560mの登りである。この山も半日で十分歩ける。丸太桟道の続く、とても特徴のある山道を有し、展望もよい。小百岳に選ばれる由縁だ。台湾中部に住んでいるのなら、一度は登ってみる価値がある山だ。家族づれでも行ける。困難度はルートはレベル2、体力もレベル2だ。

2016年11月19日 台中三汀山 台中市街一望の小百岳

一江橋から望む三汀山
台中は、台北と同じように周囲が山で囲まれている盆地である。行政区画でいうと、現在の台中市は、今年4月に登った台湾第二の高峰雪山や昨年から今年に数度訪れ登った谷關七雄の中級山クラスの山々なども、すべて台中市区画内、あるいは境界上にある。今回訪れたのは、こうした高い人里遠い山ではなく、市街地から簡単にアクセスできる盆地のへりを構成する山だ。この峰々のうち市街の東側に、いわゆる小百岳に選ばれている山が三座ある。高度からいうと頭嵙山(標高859m),三汀山(480m)そして南觀音山(318m)となる。今回の訪問では、前者二座を登った。

第二歩道を登り第一歩道を下る

歩行高度
台中市街の東側にある三汀山
台中で用事があるので、その機会を利用し今回の登山となった。同じような機会を利用して訪れた高雄の壽山大崗山と同じような山行である。台北を台湾高鉄(新幹線)で早朝に出発し、午前中に三汀山に登頂、午後は市街に戻るというスケジュールだ。三汀山の登山口である、一江橋へは台中市街中心からバスも結構通っており、こうした登山が十分可能である。

東平路二巷の道標と背後に三汀山
台北から台中の宿泊予定のホテルに8時半に到着。ここは台鉄台中駅から遠くなく、バスも含めた交通の便がよい。登山に不要な荷物をホテルに預け、9時に75番バスに乗る。市民の足のバスは終点の一江橋へは、途中かなり様々な場所を回っていくのでそれなりに時間がかかる。9時54分、一江橋に到着する。台中は、悠遊卡などのプリペイドカードを使用すると、10㎞以内は無料だ。カードがない場合は、一律20元となる。橋のすぐ近くにある7/11で昼食を仕入れる。

歩道の表示、前方に山の清掃についての垂れ幕がある
おとなしそうな柴犬
10時3分、バスでやってきた東平路を渡り、対面の路地の東平路2巷を進む。角に咬人狗坑主步道という道標がある。ちなみに咬人狗とは人をかむ犬という意味だが、昔はどうか知らないが今は別に獰猛な犬がいるわけではない。空は晴れ、きょうは天気がとても良い。少し暑いが幸い風がある。右奥に今日の目的地三汀山が見える。三分ほど歩くと、道は左に大きく曲がりその先から登り始める。緩い坂を上っていくと、右にまるまる太った柴犬が寝転がっている。おとなしくおよそ人に咬みつくような気配はない。明日20日は、山の清掃活動が予定されているようで、垂れ幕がところどころに掛かっている。

第一涼亭
第一涼亭から望む下方の池と市街地
11時16分、カラオケの音が響く集会場所に来る。ここから右に第一歩道が始まる。とても急なセメント道を登り、道が左に大きく曲がるところで階段が始まる。枕木を使用した土の道だ。10時20分、涼亭のある分岐に来る。涼亭のはしからは、下方に池が見える。ここには立派なトイレもある。右には第一歩道が続く。左からは、先ほど曲がっていったコンクリ道が登ってくる。正面は階段で第二歩道が始まる。

第二歩道の階段を行く
第二歩道を進む
階段の第二歩道を登る。少し登ったところで、また右へ階段を続いて登る。斜面の木々が伐採され、左に台中の街が望める。緩やかな土の道を行き、10時35分に第二涼亭に着く。右へ行けば第一歩道に続く。ここは左にとって山腹を行く。10時42分、送電鉄塔の下で右から道を合わせる。左に少し行くと、産業道路と合わさる。道路下方には車が二、三台停めてある、おそらく登山者の車だろう。右に進んでいくと、430階梯と記された急な階段道入口がある。この階段を登っていく。本当に430段なのかは、数えなかったので不明だが、10分ほどで登り切ると、10時54分開けた休憩場所に来る。ベンチが三か所ほど設けられている。端のほうには、台北近郊の山がそうであるように、地元登山者たちが利用すると思われる器具設備がある。少し休憩する。

430階段途中からの展望
階段を登り切ったところの休憩所
石段を頂上へ登る
数分の休憩後、28度を示す寒暖計が取り付けられている道標を右に曲がり、舗装路を進む。すぐに右側から第一歩道が合流する。道の右側は開けて、遠景が望める。だいぶ高度が上がってきたのがわかる。11時10分、舗装路が終わり階段の山道が始まる。三汀山への最後の登りだ。上からすでに登頂した登山者が下ってきてすれ違う。10時17分、登山道は大きく右に曲がり頂上へあと一息だ。曲がったところから、左に舗装路が下っていく。登山道脇には、台湾の登山用品店歐都納の全民同登小百岳の垂れ幕が、数か所取り付けられている。明日の清掃活動と関係があるのだろう。最後の坂道を登り、11時20分広い山頂に着く。歩き始めて1時間20分だ。

広い三汀山山頂、右に展望台
展望台からのパノラマ
建物が盆地を覆いつくしている
山頂の筆者
頂上には、展望台がある。地元の登山者たちがくつろいでいる。三汀山は別名望高寮とも呼ばれるように、とてもよい展望がある。眼下の景色は、広い盆地が建物で覆い尽くされている。右(北東)側遠くには、おそらく大雪山山系の鳶嘴山ではないかと思われる尖ったピークが望める。展望台から下り、稜線を少し進む。ほんの二、三分で三角点があったと思われる頂上(埤頭山)にくる。こちらは、木々に囲まれ展望は全くない。もと来た道を展望台に戻り、少し休憩する。

埤頭山
並木の第一歩道
11時41分、往路を下り始める。分岐を左に階段を下っていく。コンクリ道を少し進み、左に好漢坡(男坂の意味)を下る。コンクリ舗装の道はとても急だ。下りきり、右に進む。その先から美しい並木の続く、幅の広い道が始まる。登りでは普通の郊外の山と同じような特徴のない登山道で、景色がいいだけの山だと思っていたが、この並木道をみてこの山が小百岳に選定されたのがわかるような気がする。12時2分、幅広の並木道が終わり、石段の山道となる。また緩やかになった幅広道を行く。右に第二涼亭への道を分け、12時10分、登りの際に通過した第一涼亭に戻る。食事休憩をとる。

第一涼亭近くから別の道で下山
地元住民が犬を連れて散歩
12時30分、涼亭の下にある別の小屋の脇から始まる別の土の登山道を下り始める。この道は、主要歩道ではないので注意するようにという看板がある。緩やかに下る道は、よく歩かれているので、注意とあるがまったく問題ない。小沢には立派な橋も架かっている。12時41分、登山口に来る。ここは、川岸で登りにとった道とは並行して東平路へ続く。12時50分に一江橋のたもとに来る。バス停で数分待つと41番バスがやってきた。来た時とは別のバスだが、同じく台中市街にいく。13時40分、台中市のホテル近くのバス停で下車した。

41番バスがやってきた





とても展望の良い山である。第一歩道の並木道は、とても気持ちのよい道だ。台中駅から直接行けば約6㎞ととても近い。バスなどの公共交通機関も、時間は車で直接行くよりは時間がかかるが、十分便利だ。今回は休みを含んだ行動時間2時間40分、約6.2㎞の距離だ。だれでも簡単に登れる小百岳である。台中を訪れた際、半日で登ることができる。