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南湖山屋から見る朝陽を浴びる南湖大山主峰 |
[2024/3更新] 此趟登山活動有紀錄影片。網站為:
山與溪谷官方片(山と溪谷channel)
登山網紅とよさん紀錄片主角自己的影片(とよの山遊び)
我錄製的官方影片錄製過程之紀錄片:====================================
山與溪谷公司(山と溪谷社)係擁有九十多年歷史的報導登山戶外活動之專業媒體。曾在日治時代報導過台灣登山的紀錄,穿越幾十年的時光他們再來台灣採訪台灣登山的現場,將在明年三月發售台灣特輯月刊。該公司也有
自己網站和
You Tube上的專頁,
九月來台採訪台北附近的
七星山和台灣最高峰
玉山的紀錄介紹影片已公開於世。此篇記錄是11月再訪台灣攀登南湖大山的採訪過程。
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@南湖大山山頂 |
我們此次六天山行當中的天氣方面既不如九月採訪的那麼好天氣,又巧遇季風因而天候不怎麼穩定,迫使我們多花時間才拍到景。幸虧兩次的採訪活動都獲得中華山岳協會和政府相關單位例如國家公園,林務局等的全面協助合作,最後順利完成原來目的。為讓日本山友了解山與溪谷公司採訪小組的活動以促進日本登山界認識台灣登山情形,我將用日文描寫。
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山中六日間の軌跡 |
日本の登山関連メディア山と溪谷社が
9月半ばに台湾に訪れ、台北郊外の七星山と台湾最高峰の玉山を登り、その取材を行った。それから二カ月、今度は台湾中央山脈北部の南湖大山を訪れ、その登山過程の取材を行った。9月来訪時と同様に、筆者は南湖大山行も同行した。この記事は、その山行や取材の過程を記録したものである。今回も中華民國山岳協會の全面協力があった。(台湾には1912年に前政権大清帝国から合法的に引き継いだ、独立主権国家中華民国が存在する。中国共産党一党独裁の中華人民共和国政府は台湾を統治したことが一日たりとてなく、また国連で中国を代表するのは中華人民共和国であるという国連第2758号決議は、台湾の帰属について決議がない。中国共産党が主張する台湾は中華人民共和国の一部という主張は、事実に反する虚偽であり詭弁である。)
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11/18 中華民国山岳協会にて |
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南湖大山東峰山頂の夜明け |
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11月12日 日曜日 台北→羅東
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松山空港到着の五十嵐編集長ととよさん、右端出口に栗城さん |
午後のフライトで台北松山空港に到着した取材班四名、五十嵐編集長、登山ユーチューバーとよさん、カメラ担当根本さん、ビデオ担当栗城さん、はまず中華民国山岳協会を訪れ、最終打ち合わせを行った。その後、ガス缶購入とその取材で台北駅近くの登山用品店を訪れた。台北轉運站(バスターミナル)より噶瑪蘭客運バスで羅東へ行き、駅前のホテルで投宿した。夜はかなりの雨が降り、東北季節風が吹きだしてそれまで長く良かった天気が悪化しているのを感じた。
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登山用品店でガス缶を購入 |
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バス乗車券購入 |
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羅東に到着 |
11月13日 月曜日 羅東→有勝登山口→勝光山→710林道勝光山分岐→多加屯山→雲稜山屋
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小雨の中の羅東バスターミナル |
小雨の降る中、羅東轉運站へ向かう。7時発の梨山行國光客運バスで出発する。バスは雨のそぼ降る山道を進み、8時52分南山村で小休憩停車する。外は相変わらず雨だ。バスは更につづら折れ道を登り、思源埡口 (日本時代のピアナン峠、標高1948m)を通り過ぎる。すると、雲が少し薄くなり、そのうち薄日も差し込む。9時40分、有勝で下車する。それまで曇り気味なメンバーの表情は晴れる。筆者は今までの体験で、埡口を越すと台中などの中部気候地域になり、雨の多い宜蘭とは異なることを知っていた。今回もその通りであった。
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國光客運梨山行バスに乗る |
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有勝でバスを降りる、青空が広がり始めた |
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寒單協助所 |
バスを降り、先に寒單上下協助所に立ち寄る。ここで、機材などを背負ってくれる協作ポーターに渡す。筆者も一部を持ってもらい、ザックは10㎏ぐらいになり助かる。中華民國山岳協會から派遣の二人のガイドとポーター一名が加わり、都合8人のパーティである。国道沿いのここから勿論自分の足で登ることもできるが、取材撮影には時間がかかるため、少しでも時間を有効に使うため果樹園上部にある勝光山登山口まで小型四駆トラックで向かう。凸凹道なので、トラックは大揺れに揺れ、10時48分に登山口に到着する。
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軽トラックに荷物を積み込む |
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荷台から見る谷間は霧が晴れていく |
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登山口近くで収録 |
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収録の様子 |
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アカマツ林の中で撮影 |
登山口周辺での収録を終え、11時8分歩き始める。すぐ左に廃棄された灌漑用貯水池を見る。穴をほりシートを敷いた簡易なものだが、この付近一帯の果樹園などが林務局の指導で禁止されたため、廃棄されたようだ。道は急な坂で、アカマツ林の中を登っていく。途中、適宜収録をしていく。道は前の二日間の雨で、結構水たまりがある。11時53分、勝光山(標高2258m)に到着する。
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坂道での取材 |
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ぬかるみが多い |
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勝光山山頂 |
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710林道合流点 |
山頂で小休憩や取材後下ること数分、710林道4.4K地点の分岐に降りる。本来7甲号国道から分岐する710林道が登山経路だったが、崩落が多くなり、今は勝光山を越えて林道に合流するルートがメインになっている。林道を10分ちょっと行くと、林道の左に巻き道が始まる。
筆者は6年ぶりの再訪だが、この6年間に以前の林道わき6.8K登山口との間で大きな崩落が発生し、この高巻きルートが開かれた。
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林道を行く |
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巻き道はのっけから急登 |
巻き道は、松風嶺から西へ伸びる稜線上を行く。平坦な710林道にくらべ、稜線上には起伏もあり時間を要する。しかし崩壊して通行できない今では、止むをえない。急登して尾根上に上がる。尾根上でも急坂がある。道端に落ちている華山松(標高2000~3000mにはえる)の大きな松ぼっくりは、取材メンバーには珍しいようだ。13時半、遅めの昼食休憩をとる。
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稜線上もけっこう急坂 |
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大きな華山松の松ぼっくり |
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取材をしていく |
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尾根上の急登 |
途中さらに収録を行い、14時30分以前の林道6.8K登山口から上がってくる松風嶺(路程8.1K)につく。その名の示すように松林の中で、710林道 から急登で上がってきて、稜線上の風を感じほっと一息つく場所である。旧道は、縄で入口が塞がれている。松林の緩やかな道が切れると、草原の登りを行く。高度が上がると展望が開ける。背後には雪山山脈が連なっている。みな天気が良いのを喜ぶ。
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とよさん、ご機嫌 |
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松風嶺 |
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草原の道になる |
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平岩山分岐で休憩、遠方に雪山山脈 |
15時過ぎ平岩山への分岐で休憩をとり、左に多加屯山へと進む。15時23分、多加屯山前峰(標高2722m)に着き、下って登り返す。台湾ツガが現れ始めた森で、左が切れたところから見ると、朝通り過ぎた蘭陽溪の谷間は雲でびっしりと埋まっている。雲下はまだ雨なのか。15時55分,多加屯山(標高2793m)への分岐につく。取材メンバーはヤタケを漕いで山頂を往復する。
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多加屯山前鋒 |
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太い台湾ツガの幹 |
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雲海がビッシリ谷を埋める |
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多加屯山山頂入口 |
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急な下り坂 |
今日の目的地雲稜山屋へはあと2.5㎞ほどだが、300mほど下ってその後また登り返しが必要だ。急な坂を下り、一部比較的平らな部分を行く。この辺りの道もかなりぬかっている。あたりが少し暗くなってきた17時、木杆鞍部に着く。ここは、右に中央尖への道が分岐する。ヘッドランプを点け、厄介な高度差約100mの登り返しを登り、17時34分雲稜山屋(11.7K、標高2595m)に到着した。今日は途中収録作業があったので、都合6時間半ほどを要した。
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草が覆いかぶさる小池 |
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ぬかるみ脇を行く |
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木杆鞍部 |
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雲稜山屋に到着 |
11月14日 火曜日 雲稜山屋→審馬陣山→審馬陣山山屋→南湖北山分岐→五岩連峰→南湖大山北峰→南湖山屋
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雲稜山屋を出発 |
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道はすぐに下る、12K地点 |
朝起きて小屋の外にでると、昨日の晴れとは打って変わって風が吹きすさぶ曇り空である。小屋の背後は霧で真っ白だ。気温は6度、そこそこ寒い。6時13分出発する。道はすぐ下りである。10分ほどで、右に水場への道を分岐する。雲稜山屋の水は、雨水をためて利用している。さらに下り鞍部で服の調整をする。これから長い登りである。
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長い登りの始まり |
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急坂を登る |
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松林の平地で休憩 |
霧は濃いが、幸い雨は降っていない。7時54分、13.5K付近のアカマツ林の中で休憩する。さらに20分ほど行き、13.9Kを過ぎるあたりから、尾根の幅が狭まり林相も台湾ツガが主になってくる。標高は3000mを越える。9時11分、14.7Kを過ぎるあたりから道は少し緩やかになり、以前の南山村から奇烈亭をへて登る登山道の分岐を過ぎる。今ではほとんど歩かれていないので、道筋は良くない。日本統治時代は、このルートが使われていた。
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台湾ツガの急登セクションで撮影 |
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急登が続く |
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太い根をまたいで前進 |
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旧道分岐 |
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草原が現れ始める |
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審馬陣山山頂の取材チーム |
10時4分、15.8Kの審馬陣山分岐へ着き、荷物を置いて空身で山頂(標高3141m)を往復する。今回の取材中台湾百岳の第一座だ。天気が良ければ、ここから先は草原で、右に南湖大山の雄姿を見ながら登る道だが、この霧では全く望めない。10時44分、16.4K分岐で右に審馬陣山屋へと進む。10分ほどで到着し、長めの休憩と収録を行う。奇しくも筆者が6年前に訪れたときも、天候がすぐれず馬陣山屋へたちより休憩した。
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濃霧で遠景はない |
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審馬陣小屋への分岐 |
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審馬陣小屋で撮影 |
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休憩の様子撮影 |
11時54分、小屋から急な坂を登りつめ登山道へと戻る。濃霧の中をひたすら登り、13時10分、19Kの南湖北山分岐で風を避けて休憩する。北山へは下山時に立ち寄ることにし、五岩峰へと進む。本来かなり切り立った岩場の五岩峰だが、霧で全く見えないので高度感はない。足元に注意して歩を進める。
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霧の中での撮影 |
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南湖北山分岐前のひと登り |
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分岐にて休憩 |
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五岩峰の岩場 |
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岩場が続く |
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濃霧の中の五岩連峰 |
14時半、南湖大山北峰を通過し、最後の長い下りを行く。道端には、ニイタカマツムシソウがまだ花をつけ風に揺られている。阿里山龍膽もまだある。ザレの坂道を下ること約半時間、15時21K地点の南湖山屋(標高3384m)についた。周囲はすべて霧である。これでは収録活動もできず、小屋で午後を過ごす。今日は途中での収録作業も含め、約8時間45分の活動であった。
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南湖大山北峰から下る |
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道端のニイタカマツムシソウを撮影 |
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霧の中の南湖山屋 |
11月15日 水曜日 南湖山屋→南湖大山主峰→南湖山屋
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朝陽を浴びる南湖大山 |
天気予報ではあまり期待できない予想であったが、小屋の外に出ると霧ははれて南湖大山がテント場の向こうに聳えている。6時20分、天気の良い間に南湖大山主峰の取材をすべく、出発する。朝陽が当たりだし赤く染まる主峰の山頂は、霧が去来している。また、その右遠くには、雪山主峰も朝陽を浴びている。
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軽装で南湖大山を目指す |
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テント場の向こうに朝陽を浴びる雪山主峰 |
カールの底を行く道は、緩やかに高度を上げていく。途中収録をしながら進み、7時37分、カール最上部にある東峰分岐へと着く。反対側から上がってくる霧で、ここは霧の中だ。分岐を右にとり、高度を上げていく。8時15分、22.5K地点の主峰と南峰への分岐に着く。幸い霧が薄くなり、周囲の景色も見えてくる。期待が膨らむ。
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昨日濃霧の中だった北峰を背景に撮影 |
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稜線に近づくにつれ霧が濃くなる |
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東峰分岐 |
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また霧の中を登る、22.3K地点 |
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南峰分岐 |
山が見えれば、俄然収録も進む。主峰に向けて登っていく。途中ドローン撮影を含め何度も収録を行なう。右下に南湖山屋があるカール、その上の北峰、また昨日は霧で全く視界がきかなかった五岩連峰がくっきり見える。視線を南へ向ければ。ガスが谷底からどんどん上がってくる中央尖が左半分に霧をまとって立っている。東は東峰が上層カールの上に尖っている。10時24分、主峰(標高3742m)に到着する。3776mの富士山より30mちょっと低いだけだ。
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霧が薄れ始めた |
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中央尖が姿を現す |
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青空にドローンを飛ばす |
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中央尖を背後に登る |
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ガスが去来する尾根で撮影 |
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小岩場を通過 |
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カール底の南湖山屋、北峰とそれから左に伸びる五岩連峰 |
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東峰と我々の協作さん |
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南湖大山山頂にて撮影 |
山頂よりドローンでの撮影を行うべく1時間以上待機したが、山頂に到着して間もなく上がってきた霧のためできず、11時42分下山を始める。我々訪問の一週間前は、ずっと好天だったようだが、この天気では取材ができない。真っ白な景色では、取材にはならない。12時3分、南峰への分岐を過ぎる。予定では南峰への取材も考慮したが、この状況では行っても真っ白なだけなので、下山することにする。
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ガスってしまった山頂にて待機 |
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高度を下げると視界が開けた |
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東峰分岐からさらに下る |
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小屋へ戻ってきた |
12時15分、主峰東峰の分岐を過ぎ、さらに下る。12時47分、南湖山屋へ戻りつく。主峰はまた姿を現す。そこで、休憩後テント場の収録をおこなう。一時間ほど時間をかけ、15時には完了する。16時半早めの夕食をとる。日暮れ後外にでると、空には星空が広がっている。明日は大丈夫だろうか。今日は6時間半の活動時間であった。
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テント場で収録 |
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山小屋で早めの夕食 |
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小屋の外は星空 |
11月16日 木曜日 南湖山屋→南湖大山東峰→南湖山屋→主峰東峰分岐→南湖山屋
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4:40に山小屋を出発 |
東峰でのご来光をあがめるべく、四時過ぎに朝食をとる。4時40分、ヘッドランプを点け、東峰へ向けて暗い中を歩き始める。小屋の脇から沢沿いに登り、上層カールへと進む。東峰は、途中から分岐して直接山頂へと進む道と、右へいったん稜線上に上がりそこから山頂を目指す二つの道がある。日の出までの時間も多くなく、ガイドは左の直登の道を選び進む。上部はかなり急で、岩場もあるが、5時54分山頂(標高3639m)に着く。
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東峰山頂下の急坂を登る |
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夜明け前の南湖大山主峰 |
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山頂直下の岩場 |
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山頂に到着 |
東の空がだんだん白みはじめ、花蓮太魯閣の山々がそのスカイラインをあらわにする。風が吹き抜ける山頂は寒く、手袋下の指がかじかむ。6時11分、雲間より赤い光線が差し込み、スレート状の山頂を赤く染める。取材班は収録に忙しい。馬比杉山へと向かうパーティが山頂を去り、我々も6時45分山頂を後にする。
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山頂で撮影 |
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太陽上昇の瞬間をキャッチ |
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寒さに震えた山頂 |
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東峰山頂を後にする |
昨日の主峰取材の際に、思うようにドローン撮影ができなかったので、主峰方向に稜線を進み、そのチャンスをうかがう。だが、なかなか思うようなチャンスがない。主峰東峰分岐近くの山蔭で少し風を避けて待つ。ガスは思うように晴れない。8時半過ぎ、取材班二人とガイド及び協作の四人で主峰へと登り返し、チャンスをうかがう。ほかのメンバーは、それぞれ思いのところを歩き、南湖山屋へと帰る。主峰へ行ったメンバーも12時過ぎには、戻ってきた。
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山頂から下る |
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主峰方向へ前進 |
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尾根上を進む |
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山蔭でチャンスを待つ |
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太陽が昇りガスの去来が激しい |
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霧が流れる主峰下の分岐 |
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かつて氷河があったことを示す氷河が削った岩 |
今日の活動は、短いが収録ができないので、仕方がない。天候に左右されるので、取材には時間的余裕を目論んで計画している。午後みんなが集まったところで、筆者が取材グループメンバーに日本統治時代からの登山史について、話をした。夕方、小屋に泊っている二つの台湾の大学(東華大學と中央大學)山岳部パーティにインタビュー取材をした。最近は、コロナで海外旅行もままならなかったため、国内の山登りが人気を集め山岳部に入部する学生が増えている、ということだ。多くの若い人が山登りをするのは、大いに歓迎だ。
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東華大学山岳部メンバーの取材 |
11月17日 金曜日 南湖山屋→南湖大山北峰→南湖北山→雲稜山屋
いよいよ下山開始である。4時に朝食をとったものの、外は濃霧である。天気予報では、今日から天気が回復するはずだが、その兆候はまだ見えない。8時半、山小屋で食事を提供している協作会社のコック兼管理人の阿鴻さんにインタビューをする。半時間ほどの取材後、彼の常駐テントから出ると、霧が晴れている。青空も顔を出し始めた。天気は、回復していたのだ!
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協作阿鴻さんのテント |
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テント内でインタビュー |
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記念撮影 |
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アイルランド人協作ポーターさん |
青空が広がると、気力100倍である。2年前から仕事としてボッカ(協作ポーター)をしているというアイルランド人が戻っていくのを見送り、我々も11時40分往路を戻り始める。最初はザレの坂道を南湖北峰へ登り返す。約40分ほどで登り返し、北峰付近で取材する。往路では、濃霧で全く視界がなかったので、しっかり取材する。
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三泊した南湖山屋を後にする |
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北峰へ登り返す |
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南湖大山カールも見納めだ |
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北峰山頂下で収録 |
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ちょうど行き会った野樵旅行社の登山団を撮影 |
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快晴のもと五岩峰の岩場を下る |
週末が近づき、次々と登ってくるパーティとすれ違う。五岩連峰では、岩場通過の撮影も適宜行う。往路では霧で全く見えなかった稜線東側は壮絶な絶壁だ。西側の雪山山脈の聖稜線をはじめ、台湾の深い山谷が360度にわたり展開している。筆者の6年前訪問時も、同じく帰路ではよい天気に恵まれた。14時10分、南湖北山分岐に荷物をデポし、空身で山頂をめざす。緩い坂を登ること数分で山頂(標高3534m)に着く。この山も百岳の一座で、今回の第四座目となる。振り返れば、南湖大山や中央尖はすでに遠い。去るのは寂しい気持がする。
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ビャクシンがはえる五岩連峰を進む |
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五岩連峰東側は鳥も通わぬ絶壁 |
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岩場シーンの撮影 |
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五岩連峰も終わりに近づいた、南湖大山はすでに遠い、遠くに雪山山脈 |
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草原での撮影も忙しい |
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引き続き撮影 |
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ドローン撮影終了を待つ |
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16時を回り陽は傾き始める |
草原での取材やドローン撮影を終え、傾いていく西陽と競争で下っていく。16時31分、審馬陣山への分岐を通過、そのすぐ下の草原で南湖大山の最後の見納めをする。台湾ツガ森の急坂を下り、いよいよ日暮れが近づく。へッとランプを点灯し、暗くなってきた道を進む。最後の登り返しを過ぎ、18時半雲稜山屋についた。今日は、約7時間の行動時間だ。週末を控え、今日は小屋内部は勿論、小屋周辺のテント場もほぼ満杯だ。
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草原から次第に高くなる南湖大山をふりかえる |
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収録も続く |
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遠く白姑大山を背景に |
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雲海に埋まる谷間 |
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沈み行く夕陽と競争だ |
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夕陽が森に差し込んでくる |
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ヘッドランプを点けて下る |
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雲稜山屋に到着 |
11月18日 雲稜山屋→多加屯山→710林道→勝光山→登山口→羅東→台北
5時に朝食を取り、外に出ると満天の星である。下山の時に晴天とは、ちょっと残念だが。山は常に良い天気ではないわけで、霧をまとった山の景色を伝えることも必要である。この6日間、濃霧であったが雨具をつけるような冷雨にあわなかったのは、幸いというべきだ。
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未明の空には満天の星が広がる |
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みんなでテント撤収に忙しい |
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7時、いよいよ最終日の出発だ |
今日は、登山口まで下り14時ごろにやってくる羅東行バスに乗る予定で、急ぐ必要はない。7時に出発する。下って7時18分、木杆鞍部に着く。ここから多加屯山へ長い登りが始まる。登っていく途中振り返ると、南湖大山のシルエットが青空に浮かぶ。右の谷間は、雲も晴れている。3,4日雨が降らなかったので、道は乾き始めている。8時40分、多加屯山入口を通過。ちょっどやってきた昨日のアイルランド人協作とすれ違う。
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往路では暗かった道を下る |
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木杆鞍部 |
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長い多加屯山への登り返し |
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右の谷間も晴れている |
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台湾ツガ巨木の脇を進む |
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多加屯山直下の急坂 |
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アイルランド人協作ポーターとまた出会う |
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露出した岩を下る |
一度下り、多加屯山前峰へと登り返す。右の谷間には、南山村が見える。9時過ぎ、前峰に着く。ちょうど70㎏を担いでいる協作とすれ違う。この週末は多くの登山者が入って来るので、物資の供給も多い。さらに進むこと約10分、平岩山分岐を過ぎ、開けた斜面にでる。優しい陽光のもと、草原で40分ほど休む。眼前には雪山山脈がその姿を展開している。何と幸せなひと時か!
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谷間の南山村も見える |
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70㎏を担いで登る協作ポーター |
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平岩山分岐 |
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幸せなひと時、左は無人天候観測機器 |
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松風嶺を通過 |
休んでいる間にも、登山者が次々と登ってっ来る。さらに下ること約15分、松風嶺を通過、尾根上のコブを登り返す。急坂を下り、11時23分林道に降り立つ。林道を進むこと数分で210林道4.4K分岐を過ぎ、勝光山へ登り返す。下って、12時4分登山口に到着。今日は、廃棄果樹園の間の道を徒歩で下っていく。12時35分、7甲号国道にでる。寒單協助所へ立ち寄る。ビールが待っていた。今日は5時間半の活動時間であった。
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入山してくる登山グループとすれ違う |
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また協作ポーターとすれ違う |
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林道に降り立つ |
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勝光山山頂を通過 |
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畑の間の道を7甲号国道へ下る |
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寒單協作所に着いた |
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ビールで乾杯!! |
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羅東行バスがやってきた |
寒單協助所にはシャワーがあり、みな入浴し一週間の汚れを洗い流す。14時過ぎ、国道まででてバスを待つ。14時16分にやってきたバスに乗車、羅東へと戻る。往路では雨だった車窓は、今日は良い天気、周囲の山谷も望める。羅東に17時到着、同じバスターミナルから17時10分発の台北圓山行バスに乗り継ぐ。
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羅東で台北行に乗り継ぐ |
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台北に到着 |
18時58分、圓山バス停に到着。昼間は暖かったが、下車すると寒波が来ていることを身をもって感じる。徒歩で中華民國山岳協會が用意してくれている下山祝賀の宴へ向かう。高粱酒をはじめ、みな大いに飲み、愉快な2時間はあっという間に終了した。その後近くの協会事務所へ行き、記念写真などを写し、取材班はホテルへ、そして筆者は自宅へと帰った。
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台北での祝賀宴席(山岳協会黄氏提供) |
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筆者二度目の審馬陣山 |
二回の取材同行を通じ、登山を取材をするというのは単なる山登りではなく、また別の要素が、特に天候に大きく左右されることを知った。幸いに、時間的余裕があり目的の取材はできた。来年の山と溪谷台湾特集号の発刊が待ち遠しい。
取材を行った五十嵐編集長のみらなず、取材チーム全員が台湾山岳に対し興味を感じ、また訪れたい、と感想を述べている。筆者個人としてはとても嬉しいし、大歓迎である。それは、台湾山岳の魅力が伝わったことの一つの証でもあるからだ。
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