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2016-04-17

2016年4月16日 石門溪州山連峰縱走

竹篙厝近くから溪州山の山並みを見る
@頭寮山
桃園市の石門水庫(ダム)は、台湾北部の主要河川漢口溪をせき止めた人造湖である。昨年は長く続いた日照りで、水位が大幅に下がり湖底に埋もれた学校の建物や土地公の祠なども現れた。今は、水位も上がりそうしたものはまた水底に帰った。今回は、その石門水庫脇の山や古道を歩くものである。

西側の石門ダムから右周りに歩いた
高度プロファイル、右の谷の部分は不正確
台灣好行バスに替わり石門水庫行きバスに乗車
今回の目的地の一部は、以前歩いたことがある。その時は、石門山を先に登り、石門ダム堤防を渡った後、溪州山に登った。今回は、石門ダム脇からスタート、溪州山をへて大九芎古道の峠へ下り、更に稜線を林高壽山や內湳溝山を超えて頭寮山へ歩いた。その後、内湳溝へ下り台7号線(北横公路)を二層坪古道へ目指した。ところが、この山道の入口が不明で、引き返し湳子溝歩道を歩き、もともと通過予定の大九芎古道を経て竹篙厝へ下った。ここから5097番バスで帰る予定であったが、ネット上の時刻表が古かったようで正しくなく、台7号線の頭寮バス停まで歩いた。歩いたコースは、ちょうどUの字を一ひねりしたような軌跡である。予定のバスは乗れなかったが、頭寮バス停に着くとまもなく別のバスがやってきた。さらに大溪バスターミナルでも待つことなく台北行のバスに乗り換えられたので、運がなかったわけではないようだ。

@石門水庫バス停
廃棄ホテルからダムを望む
今回は、中壢バスターミナル集合である。多くのメンバーは、台北から区間電車で向かう。7時36分、中壢駅に到着。一部のそのあとの急行列車でやってくるメンバーと一緒に中壢バスターミナルへ向かう。二、三名はそこで待っていて合流する。もともとは、慈湖線台灣好行バスで向かう予定だが、このバスは回遊券しかないという。我々はバスの通過地をいろいろと見て回るわけではないので、これは不合理だ。台灣好行は、台湾各地にあり平溪や東北角などでも乗車しているが、このような回遊券専用ではない。バス会社によって違うのだろうが、同じ台灣好行を名のるのに、そのポリシーが違うのは、実に不便だ。これは、台湾の観光当局に十分考慮してもらいたい。外国人観光客を招くのであれば、なおさらのことだ。

右の土の道を新溪州山へ向かう
別のバスターミナルへ向かう。そこでほぼ数分違いで、石門ダム行のバスが発車するのに間に合った。今日は初めから、ちょっと困惑だ。8時5分に発車し、約1時間の乗車で9時過ぎに石門水庫バス停に到着。今日は、メンバーがとても多く20名近い。9時21分、ダムにそって少し進み、鎖でふさがれている左の道を登る。ここは廃棄されたホテルだ。ホテルの敷地を通り過ぎ、新溪州山へ向かう。20分ほどで、右に土の道が分岐する。左の石畳道は溪州公園へ下る。我々は、右に稜線道を進む。登りの途中で、樹木間からダム湖水が望める。しかし、コースの大部分は森の樹木で湖は見えない。10時、新溪州山山頂(標高475m)に到着する。脇の木の幹に取り付けてある寒暖計は20度を示している。

湖面が見える
急坂を登り切ったところからの展望、左に新溪洲山が見える
溪洲山へ緩い坂を行く
道は下り、10時9分愚公公園を通り過ぎる。ここは広場になっており、人家付近の山に多くみられるように、ブランコや運動道具がたくさんある。道は、幅が広く歩きやすい。上り下りが現れ、一つ一つ越していく。10時33分、塩ビパイプで作られた簡易ベンチのある広場で休憩する。北側の展望ができる。一度下り、急坂を登り返す。登り返したところは、ベンチがあり龍潭方向の展望ができる。全員が登ってきたところで、さらに緩やかな登り坂を進む。11時13分、まだ鉄塔が敷設されていない高圧電鉄塔の台座脇を過ぎる。3年前に来たときは、まだなかった。先に溪州山三角補点を見て、11時19分溪州山山頂(標高577m)に到着する。今日の最高点だ。時間は少し早いが、昼食休憩をとる。

溪州山三角點





11時43分、溪州山を下り始める。しばらく行くと、坂が急になる。左に下っていく道を分け、12時に送電鉄塔の工事現場脇を行く。さらに5分ほど下り、溪石亭にくる。今日は地元山岳団体の懇親活動があるようで、大勢のひとが食事などの準備をしている。トイレ休憩をとり、さらに大九芎古道の峠へ下り、12時13分に着く。峠鞍部は、後ほど右側から登ってきて再度通り過ぎる予定だ。

大九芎古道の峠鞍部
道脇に残る三井の基石
稜線をそのまま追っていく。緩い登りが続き、高度を上げていく。12時23分、ベンチのある場所で小休憩する。少しの登り下りを行き、12時31分、林槀壽山に着く。三井の文字がきざまれた基石は、反対側に林槀壽山の文字が刻まれてる。この付近は日本統治時代三井の土地だったところなのだろう。去年金平山を登った時にも三井の基石を見たが、それとは形状が少道は、方向を変え進む、数分後に道脇に三井の基石を見る。稜線沿いに登り下りの後、廃棄された歩哨小屋を過ぎる。そのすぐ上が頭寮山(標高480m)だ。時刻は12時52分、溪州山の峰々はこれで歩き終えた。約3時間半の縦走である。実は、この後もまだ歩きがあること、竹篙厝からのバス時刻までの時間もあまり余裕がないため、ここまで少し速めに歩いてきた。

頭寮山山頂
メンテされていない枕木階段
天気が良ければ慈湖が望めるはずだが、今日はボンヤリしてかろうじて湖が判別できるだけだ。約20分の休憩後、13時12分過ぎ下り始める。けっこう急な坂を降り、13時24分、總督府古道との分岐を過ぎる。ここは右に湳仔溝古道と記されている山腹道をとる。数分で、右に道が分岐する。これが内湳溝へ直接下る道だ。枕木道は、長い間メンテされていないようで、かなり傷んでいる。竹林を通り過ぎ、13時40分、車道に降り立つ。近くには客家麺の有名なお店があるので、多くの車が周辺に止めてある。時間があれば、食べていってもよいが、そのまま車道を北横公路方向へ進む。

湳仔溝を行く、前方に龍行橋、川を挟んで歩道が見える
この近くから二層坪古道へ続く山道があるはずだ
赤く塗られた龍行橋を渡る。道を進んでいくと湳仔溝登山口と記された休憩所があるが、道らしいものは見当たらない。これは何なのだろうか。その先北横公路に合流、しばらく進む。湳仔溝二橋から、沢沿いの道を進んでいく。舞蝶橋の少し先、地図では右に山道が入っていくはずだ。しかしマーカーリボンも何もない。それらしい道に入ってみるが、どうも踏み跡もはっきりしない。時刻は14時、状態の悪い道を進んでバスに間に合わないと行けないので、二層坪古道は今回あきらめて、湳子溝歩道経由でいくことにする。北横公路を戻る。左に湳子溝歩道へ進むところで、数名がそこからバスで帰るということで、離れる。

湳仔溝步道
残りのメンバーは先ほど通り過ぎた、龍行橋から左岸を行く湳子溝歩道を歩き始める。欄干が取り付けられ、一部はコンクリ板が敷かれた歩道は、とてもよい状態だ。ハイキングに来るには良いだろう。14時50分、バスの時刻とこの後の路程を考えて余裕があるので、日陰に入ったところで休憩する。時々風が吹き、助かる。持ってきたビールを取り出し、みんなで飲む。メンバーは、少々疲れ気味だ。

吊橋を渡る、駐車場の向こうから大九芎古道が始まる
昔ながらの古道
沢沿いに数分進み、右に吊橋を渡る。対岸は大九芎古道登山口だ。15時8分、古道を登り始める。ところどころ、新しい階段が設けられているが、それ以外は昔ながらの峠越え道だ。10分ほどで、山神廟を見る。ここはまだ焼香が行われている。15時26分、昼に通り過ぎた峠に登りつく。標高差100m強なので、約20分ほどの登りだ。

これから下山だ。反対側は、けっこう急坂だ。苔むした石段のわきには、木板階段も取り付けれている。数分で右に慈湖方向へ道を分ける。更に少し進むと、舗装された産業道路に降りる。ここからは、車道を歩いていく。15時53分、新福圳の池に降りてくる。二つに分かれた池の間を進む。振り返れば、歩いた稜線が左右に長く続いている。16時3分、竹篙厝バス停に到着。

@大九芎古道の峠
新福圳の中央に土地公がある
バス停の時刻表を確認すると15時30分、その次は17時20分となっている。ネット上の情報では16時40分なので、明らかに異なる。この時間に合わせるために、頑張ってきたのに拍子抜けだ。次のバスまでは、時間が多すぎる。そこで、北横公路まででて様子を見ることにする。車道を十数分歩き、北横公路の頭寮バス停に来る。時刻を確認している間に、16時25分にバスがやってきた。乗車するが、他に乗客はなく、我々の貸切のようだ。16時38分、大溪バスターミナルに到着すると、まもなく出発する台北行の9103バスが待っていた。

石門水庫は台北からそれほど遠いわけではないが、公共交通機関でいく場合はかなり時間を要する。直通の手段がないからだ。もう少し時間に余裕があれば、遠回りして二層坪高度をあることもできた(竹篙厝17時20分発のバスがあることを知っていればそうしたが)。歩けなかったところは、また行けばいい。今回は約15㎞の道のりだった。休憩込み7時間の歩行時間だ。困難度はルート、体力ともレベル3だ。

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