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2017-02-14

2017年2月13日 金山阿里磅瀑布 - 竹里山 - 青山瀑布 陽明山系の二大滝を訪ねる

青山瀑布
昨年10月阿里磅瀑布 を訪れた。この時は、本来今回と同じように二つの滝を訪ねる予定だった。ところが、竹子山古道の登山口にたどり着くのに時間が掛かり、一方天気も悪くなってきたので後半は諦めて下山した。今回はこの時の予定を実行するのが目的だ。天候は曇りで、寒波の余波も残り少し寒い中での登山だった。しかし、雨には降られず足並みのそろった少人数であることもあり、予想より早く完歩した。

東の金山到照湖から歩きはじめ山を越して老梅の海岸へ
歩行高度プロファイル
今回は四名のパーティだ。前回と同様に7時20分に1068番バスで台電バス停から出発する。8時30分、金山区公所バス停で下車、すぐ近くに止まっていたタクシーで登山口の倒照湖の民家に向かう。今回の運ちゃん(日本語の単語が運將として台湾語になっている)は土地に詳しいようで、まったく問題なく約10数分で到着する。ここまで300元である。

到照湖の登山口から見る金山方向
矢竹の道を行く、前方に竹子山北峰
8時50分過ぎ、歩き始める。今回は竹子山古道ではなく、右に尾根を行く道をとる。こちらの方が、阿里磅瀑布へ近い。前回はこの道を下ってきた。もともとの果樹園には桜の木が植えてある。まだ桜は咲いていない。すぐに尾根に取り付き急坂を登る。途中衣服調整の休憩をとり、引き続き登る。9時40分ごろ森から抜けて矢竹の草原にでる。前回来た後も多くの登山者が歩いているようで、道の状態は良い。遠く海外線とその向こうに野柳も望める。

登りの途中で見る
滝見台から阿里磅瀑布を望む
更に稜線上の道を行く。ちょっとした登り下りを過ぎ、9時51分に竹子山古道からやってくる道の分岐に着く。直進の道は竹子山北峰に行く。右に折れて阿里磅瀑布へ向かう。一度少しくだりまた登り返すと滝見展望台に来る。前回のように霧はなくはっきり見える。さらに進んで左に滝の上部へと続く道を分ける。右に下って10時22分、滝の下部へ着く。水量は前回より少し少ないようだ。少し休憩する。

昨年10月より水量が少ない阿里磅瀑布
岩が転がる尾根の急坂を登る
去年10月はここで引き返したが、今日はさらに次の目標竹里山へ向かう。10時35分、沢を渡り対岸の急坂を登り始める。山腹を数分登り、尾根に取り付く。岩が多く露出し、ちょっと大変だ。足元に注意も必要だ。15分ほどで樹木がまばらな尾根を行く。電波反射板が目立つ竹子山北峰が見えてくる。10時57分、右に尾根を下る分岐に来る。今年1月のまだ真新しい藍天隊の道標が取り付けられている。

まだ新しい藍天隊の道標
左に尾根上を登っていく。10分ほど草原に出る。展望が開ける。東方向には金山の街や海岸線、南方向には竹子山北峰が高い。北峰の左肩には磺嘴山の大きな山塊がのぞいている。緩やかになった稜線道を進み11時13分、竹里山(標高785m)の頂上に着く。360度の展望ができる。天気は曇りで、基隆方向がボンヤリしてはっきり見えないのが残念だ。北方向には、今日の最終目的地老梅や、すぐ隣の富貴角の岬が見える。ここはよい展望台だ。

登りの途中で見るパノラマ、金山から右の竹子山北峰まで見える
竹里山頂上の筆者
竹里山山頂から老梅海岸方向を望む
矢竹が密生する尾根を下る
風が吹きぬけ、少し寒い。数分で頂上をあとにする。矢竹の間をくだり、11時25分に分岐に来る。ここからは、直進すれば尖山湖の歩道に降りて青山瀑布へいける。時間が早いので、すこし遠回りになる二坪頂古道と豬母屏山をへて向かうことにする。左に道をとる。人より高い矢竹の間の道は、よく歩かれている。正面に竹子山北峰が見え始め、11時32分、分岐にくる。左にとれば阿里磅瀑布の上部を経て、先ほどの道へ下っていく。右に二坪頂古道へ向かう。このセクションは、いままでの部分と比べると歩かれている程度が低い。草で道が埋もれている。

草に埋もれた山道の谷間
二坪頂古道の石階段を下る
下っていき小沢の脇を過ぎる。すでに分水嶺を越え、この沢は青山瀑布へ流れていく。歩みを止めると風もなく、静かな谷間である。山腹を進み、11時56分二坪頂古道に合流する。道はすぐ下りになる。石の階段が現れる。ここは明らかにその昔、人が往来していた古道だ。苔むした石段は滑りやすい。12時7分小沢を越える。さらに10分ほど山腹の古道を行き、別の沢にくる。こちらは結構幅があり、水量も多い。ここで昼食休憩をとる。晴れていれば気持ちの良い場所だ。

沢で昼食休憩をとる
振り返れば竹子山が高い
12時37分、20分ほどの休憩後古道をさらに進む。振り返れば、まばらな灌木の上の方に、軍事施設をいただいた竹子山がそびえている。12時45分、別の分岐に到着する。直進する道は二坪頂古道、右にとり豬母屏山へ向かう。風が吹き抜けていく幅の広い稜線を行く。10分ほどで急な坂を上り始める。白いマーカーリボンに、ひらがなで「おひさま」とある。美しい手書き文字だ。普通リボンには、取り付けた登山隊の名前が記してあるが、この場所でこのことば、このリボンの由来は不思議だ。13時3分、豬母屏山(標高759m)に着く。周囲は樹木で展望はない。この山名もちょっと風変わりだ。

日本語の書かれたマーカーリボン
豬母屏山山頂
急坂を下る
下り始めてまもなく、右遠くに竹里山が遠くに見えている。結構歩いてきたものだ。坂は勾配を増す。道脇には大石が目立つ。補助ロープの急坂が現れる。地面は湿っているので、滑りやすい。坂が緩やかになり、13時49分に分岐に着く。左は三芝冷泉へ続く。道標には急坂注意とある。右にとり、青山瀑布へ下る。こちらもかなりの急坂で、道の状態もそれほど良くない。14時10分、よい道が現れ降り立つ。青山瀑布から尖山湖へ続く歩道だ。左に急坂を下り、14時17分滝下部の展望台に着く。10メートルぐらいの高さから落ちる滝だ。滝壺は浅いようだ。休憩をとる。

尖山湖歩道に降り立つ
青山瀑布前のメンバー
沢沿いに下っていく
用水路にそって進む、谷の向こうに老梅が見える
約30分ほど休憩したあと、下山を開始する。道は沢沿いに進み、途中橋を渡って左岸から右岸、また左岸とすすむ。しばらく下りまた右岸に渡ったあと、すぐに沢は大きく右に曲がり、道は用水路沿いに進む。歩くにつれ、左の沢はかなり下方になっていく。数分行くと遠くに老梅が谷の向こうに見える。並行していた用水路から離れ大きくくだり、15時8分登山口に着く。滝から30分だ。ここは観光地なので、人も多い。休日だが店が開いている。

青山瀑布登山口
普通遊楽客はここまで車でやってくる。我々は歩きで老梅へ出ることにする。5㎞の車道歩きだ。ただ、下り道でほとんど車もやって来ない、この時期は暑くもないのでそれほど苦労ではない。ところどころで振り返れば、我々が歩いた山々が次第に遠くなっていく。メンバーと話をしているうちに、16時16分、濱海公路を渡って老梅に着く。約一時間の歩きであった。




振り返れば歩いた山々がすでに遠い、右の山は豬母屏山
老梅海岸
メンバーはまだ老梅の海岸を見たことがないようなので、集落を過ぎ海岸に出る。有名な海藻が岩に着いた海岸は、多くの遊楽客が訪れるようになったので、踏まれて緑の部分が少なくなってきている。見回りのボランティアと思われる人が、海藻の部分は歩かないように呼び掛けている。海岸から街中に戻り、海鮮料理で食事をとる。17時半食事を終えてバス停に行くと、まもなく892番バスがやってきた。淡水付近は新しい住宅が建てられ、どんどんベットタウン化していく。約一時間の乗車でMRT淡水駅に着く。暗くなった淡水からMRTで台北に戻った。

892番バスで淡水へ
事前に想像してたよりも、短い時間で歩き終えた。もし二坪頂や豬母屏山を経由しなかったら、さらに早く終了していただろう。今は稜線上の矢竹は、しっかり刈り取られ道筋がはっきりしている。藍天隊が入って間もないからだ。こうした状態がいつまで続くのか心配だ。竹里山からの展望はとてもよいので、また草に埋もれてしまうのは残念だ。今回は歩行距離約15㎞、所要時間休憩込みで約7時間半である。今の道の状態であれば、ルートは困難度3、体力もクラス3だ。

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