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| 茶葉製造示範場遊歩道から見る山並み、最奥の南港山、手前の土庫岳そして灰窯山 |
新年初回の登山は、地元台北の山である。台北は四方を山に囲まれた盆地だ。東京などと比べると、わずかの時間と費用で山に触れることができる。筆者はすでにリタイアしているから、山の近くのどこかへでも移住できそうだが、台北は山登りをするために移住する必要はない。もちろん、台北近郊の山は1000m以下の山がほとんどであるし、夏は暑くて大変ではある。だから、暑い時期は高い山に行けばよい。冬の天気が良い日が、台北郊外の山を登るには最適だ。
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| 西南側舊莊からコの字型に縦走 |
今回のルートは、その大部分は以前に歩いている。
土庫山から深按頭山の間は2016年に、また
深按頭山から白匏湖へは2021年に訪れた。特に前者は、道の状態がよくなくルート探しなどに難儀したことで、記憶につよく残っている。今回の再訪は、この区間をボランティアが苦労して整備してくれたことが、その動機である。延べで120人をかけて整備した道は、果たして広くよい道であり、10年前の労力に比べると雲泥の差であった。また、そうであったからこそ今回17㎞ほどになるルートを、9時間で完走できたわけだ。彼らには感謝する。一方、深按頭山の下にある、茶葉製造示範場周辺の道や休憩施設などがすっかり新しくされていた。
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| 土庫岳山頂のメンバー |
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| 舊庄二站バス停 |
今は昼間時間が最も短い時期である。6時40分ごろに日の出、そして17時を回ると日没である。台北近郊の山とはいえ、日暮れ後に歩くのは避けたい。そこでMRT昆陽駅7時半発の小5番バスで出発する。台北市内なので、自宅からもそう早く出発しなくてもよいのは助かる。20分ほどで、出発点の舊庄二站バス停に着いた。別のバスでやってくるメンバーを待ち、18名で8時に歩き始める。
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| 手前の橋を渡って南港聖母宮に入る |
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| 右に坂を登る |
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| 滑りやすい急坂を登る |
土庫岳へ直接登る直接の道は、舊莊街二段舗装路をそのまま進むが、今回は大豐山経由で登るので、反対方向に進みすぐに左に折れて沢沿いに進む。そのうち沢を渡って南港聖母宮に上がる。トイレ脇から階段を登っていくと左に山道が始まる。これが大豐山への登山口だ。すぐに登りはじめ、開けた場所からこれから登る山が見える。そのうち急坂になる。台北はそれまでまで雨が多かったので、路面は滑りやすい。取り付けられたロープが助かる。8時29分、草が刈られきれいな大豐山山頂(標高158m)に着いた。
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| 大豐山山頂 |
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| 更寮腳山山頂 |
ここから稜線を追っていく。少し下り、登り返す。15分ほどで更寮腳山(標高180m)につく。ここも森の中で展望はない。少し進むと、また基石が埋まっているほぼ平らな場所で、更寮角山との表示もある。手持ちのオフライン地図上では、こちらが山頂の表示となっている。檳榔樹林を右に見て登っていく。9時5分、ひょっこり舗装路にでる。檳榔樹の間に101ビルが見える。左に進んでいくと、九天宮の前を通り過ぎる。そのさらに先に
更寮古道が続く。
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| 稜線から左遠くに平溪の山が見える |
山頂から稜線は方向を北に換え、12時57分新たに整備された茶葉製造示範場周辺の風景区に出た。以前の木造の涼亭はなく、新しいモニュメントや遊歩道がが設けられている。下っていくと、左の開けたところから我々が歩いてきた山並みが望める。下りきって遊歩道入口から対面の駐車場に入り、その端から畚箕湖山(標高350m)を往復する。駐車場に戻り、舊庄街二段を歩く。左に十三份山へと続く山並みが見えるあたりで、新北市汐止區との境界を過ぎる。その先右上に鹿窟事件紀念碑を見て、右に碇南路二段へ曲がる。そのすぐ先でまた石碇區区界石碑を見る。さらに少し行き、左の石段を登りつめる。13時32分、光明寺の山門に着き、休憩をとる。この地点で今日の予定行程の約半分だ。
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| 新しいロープの急坂 |
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| この分岐は右へ白雲寺へ下る |
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| 白雲寺裏口 |
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| ベンチのある三叉路 |
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| また山道を下る |
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| 滑りやすい急坂 |
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| 溝状の道を下る |
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| 汐碇路を行く |
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| また山道を白匏湖へ下る |
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| 白匏湖が現れた |
15時50分、下りきると左に白匏湖が現れた。人造湖であるこの湖の付近は、以前は軍用地であったため、昔はオフリミットであったが、最近は風景区として見直されているようだ。山道を進むと、フェンスがある。管理地区だという新北市の公告がある。フェンス内にはいり、湖の岸辺道を進み、16時6分舗装路にでる。
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| 白匏湖 |
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| 舗装路を下る |
残りはMRT南港展覧館駅まで2キロ強の舗装路歩きである。以前の軍事施設などの脇を通り、橋の脇で汚れた長靴を洗う。太陽はだいぶ傾いてきた。16時半、高速道路の下をくぐると、それまでほとんど車が通らなかった道は、広くなりまた交通量が増える。さらに10分ほで市街地に入り、16時52分南港展覧館駅についた。
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| 道端で長靴を洗う |
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| 高速道路下をくぐると交通量が増えた |
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| 夕暮れ迫る南港展覧館駅についた |
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約17㎞の道のりで累計900mほどの登りであった。休憩はそれほどとっていないが、休憩時間込みで約9時間だ。コース定数は31、久しぶりの長距離行程であった。この時期の台北郊外歩きは、天気に恵まれれば気温も最適で、とても楽しいものだ。