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2026-01-19

2026年1月3日 南港大豐山~土庫岳~深按頭山~十三份山~白匏湖縱走

茶葉製造示範場遊歩道から見る山並み、最奥の南港山、手前の土庫岳そして灰窯山
新年初回の登山は、地元台北の山である。台北は四方を山に囲まれた盆地だ。東京などと比べると、わずかの時間と費用で山に触れることができる。筆者はすでにリタイアしているから、山の近くのどこかへでも移住できそうだが、台北は山登りをするために移住する必要はない。もちろん、台北近郊の山は1000m以下の山がほとんどであるし、夏は暑くて大変ではある。だから、暑い時期は高い山に行けばよい。冬の天気が良い日が、台北郊外の山を登るには最適だ。

西南側舊莊からコの字型に縦走
今回のルートは、その大部分は以前に歩いている。土庫山から深按頭山の間は2016年に、また深按頭山から白匏湖へは2021年に訪れた。特に前者は、道の状態がよくなくルート探しなどに難儀したことで、記憶につよく残っている。今回の再訪は、この区間をボランティアが苦労して整備してくれたことが、その動機である。延べで120人をかけて整備した道は、果たして広くよい道であり、10年前の労力に比べると雲泥の差であった。また、そうであったからこそ今回17㎞ほどになるルートを、9時間で完走できたわけだ。彼らには感謝する。一方、深按頭山の下にある、茶葉製造示範場周辺の道や休憩施設などがすっかり新しくされていた。
土庫岳山頂のメンバー
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舊庄二站バス停
今は昼間時間が最も短い時期である。6時40分ごろに日の出、そして17時を回ると日没である。台北近郊の山とはいえ、日暮れ後に歩くのは避けたい。そこでMRT昆陽駅7時半発の小5番バスで出発する。台北市内なので、自宅からもそう早く出発しなくてもよいのは助かる。20分ほどで、出発点の舊庄二站バス停に着いた。別のバスでやってくるメンバーを待ち、18名で8時に歩き始める。

手前の橋を渡って南港聖母宮に入る
右に坂を登る
滑りやすい急坂を登る

土庫岳へ直接登る直接の道は、舊莊街二段舗装路をそのまま進むが、今回は大豐山経由で登るので、反対方向に進みすぐに左に折れて沢沿いに進む。そのうち沢を渡って南港聖母宮に上がる。トイレ脇から階段を登っていくと左に山道が始まる。これが大豐山への登山口だ。すぐに登りはじめ、開けた場所からこれから登る山が見える。そのうち急坂になる。台北はそれまでまで雨が多かったので、路面は滑りやすい。取り付けられたロープが助かる。8時29分、草が刈られきれいな大豐山山頂(標高158m)に着いた。

大豐山山頂
更寮腳山山頂
ここから稜線を追っていく。少し下り、登り返す。15分ほどで更寮腳山(標高180m)につく。ここも森の中で展望はない。少し進むと、また基石が埋まっているほぼ平らな場所で、更寮角山との表示もある。手持ちのオフライン地図上では、こちらが山頂の表示となっている。檳榔樹林を右に見て登っていく。9時5分、ひょっこり舗装路にでる。檳榔樹の間に101ビルが見える。左に進んでいくと、九天宮の前を通り過ぎる。そのさらに先に更寮古道が続く。

檳榔樹林の脇を登る
遠くに101ビルを見る
九天宮山門
更寮古道
椿萓農場表示の分岐
石段の更寮古道を登る。椿萓農場の表示のある分岐で右にとり進む。9時27分、椿萓農場の一角に着いた。十数年前にはまだ営業していたが、今はもう廃業のようだ。おそらく後継者がいないのだろう。途中には包種茶園という表示もあったが、茶木は雑草に囲まれ廃棄されたかのようだった。農場建物わきからは、南港をはじめとする台北市が望める。古道をさらに登る。道しるべは古いが、石段はしっかりしている。9時47分、すぐわきに涼亭がある稜線に上がる。

古道を登る
廃業した椿萓農場
台北方向の展望、左の屋根は九天宮
稜線上の涼亭
土庫岳へ向かう前に、涼亭から奥に進み山豬窟尖(標高356m)へ往復する。送電鉄塔のすぐ下の山頂も展望はない。涼亭へ戻り、稜線上の道を進む。9時55分、深坑側へ下る道との分岐に着き、左にとって登り、また右へ土庫岳山頂(標高389m)へ登る。ここへは一年ぶりだ。周りの樹木は、去年と同じように、切られた後それほど伸びていないので、そこそこ展望ができる。遠く坪林などの山も見える。

送電鉄塔下の山豬窟尖
土庫岳山頂
土庫岳から第五号高速どうろとその向こうの坪林の山
土庫岳東峰への分岐
土庫岳東峰山頂
20分ほど山頂で過ごし、10時20分に下って土庫岳東峰を目指す。下ること3分ほどで、石段道から右へ土の稜線道に入る。そこそこ急な坂を登り下りして、入口から5分ほどで狭い東峰山頂(標高368m)に着いた。かなり急な坂を下り、歩を進める。10年前は苦労して歩いた稜線道は、快適な山道になっている。ほぼ廃棄された墓地の近くを行き、急坂上の分岐から左に登って灰窯山を往復する。この山頂は、墓の上の基石がある地点だ。周りも墓だ。分岐へ戻り、稜線を進む。送電鉄塔の下をくぐり、11時23分峠を越えていく舗装路(北32線)の鞍部に着く。ここには、三層崎と命名された基石と、新北市石碇區の大きな区界石碑がある。

急坂を下る

広く刈られた稜線道
三層崎基石(手前)と区界石碑(奥)
土地公祠の前庭を借りて昼食休憩
舗装路を渡り少し登って丘を越すと、土地公がある。廟の前は石のテーブル椅子など開けているので、ここで昼食休憩をとる。30分ほどの休憩後、次の目標深按頭山へと向かう。しばらくは登り返しである。12時20分、深按頭山西峰を通過。基石に置かれているプレートは、文字が消えて判別できない。途中分岐を二か所通過し、最後に登り返して12時44分、深按頭山山頂(標高422m)についた。数年前に訪れた時は、篠竹に囲まれた狭く薄暗い山頂だったが、今は広く刈り取られとても明るい。
土地公(後方の赤い点)をあとに縦走を続ける
二つ目の分岐部、左に進む
深按頭山山頂、左枠内は5年前の同じ山頂
稜線から左遠くに平溪の山が見える
山頂から稜線は方向を北に換え、12時57分新たに整備された茶葉製造示範場周辺の風景区に出た。以前の木造の涼亭はなく、新しいモニュメントや遊歩道がが設けられている。下っていくと、左の開けたところから我々が歩いてきた山並みが望める。下りきって遊歩道入口から対面の駐車場に入り、その端から畚箕湖山(標高350m)を往復する。駐車場に戻り、舊庄街二段を歩く。左に十三份山へと続く山並みが見えるあたりで、新北市汐止區との境界を過ぎる。その先右上に鹿窟事件紀念碑を見て、右に碇南路二段へ曲がる。そのすぐ先でまた石碇區区界石碑を見る。さらに少し行き、左の石段を登りつめる。13時32分、光明寺の山門に着き、休憩をとる。この地点で今日の予定行程の約半分だ。
茶葉製造示範場遊歩道の最高部、左枠は5年前の同一地点
歩いた土庫岳などの山並み
更新された遊歩道入口
畚箕湖山山頂
十三份山(左の峰)の山並みを見る
窟事件紀念碑の脇を行く
碇南路の区界石碑
光明寺への石段を登る、山門はすぐ上
石像がたくさん安置された山門
光明寺バス停の脇を行く
10分ほどの休憩後、小5バス停の前を通り勤進路登る。左の登山口から山道に取り付く。ここからしばらく緩い上り下りの稜線が続く。20分ほどで、下って青山一號橋と名付けられた丸木二本の橋を越す。急坂を登り返すと、細い桂竹などの明るい稜線を進む。14時20分、十三份山山頂(標高438m)に登りついた。この山頂も広く刈られて、明るい。ここが今日最後のピークである。

緩く上下する尾根を進む
大きく下って二本丸木橋を渡る
桂竹林の稜線
十三份山山頂
南港方面が見える坂を下る
14時38分、下り始める。前下方に南港方面の街並みが見えると、道はロープが取り付けられた急坂になり下っていく。14時48分、左に道を分け右に白雲寺へと下る。寺の裏口前を過ぎてさらに下り、白雲路を下る。汐止の街を見下ろすベンチのある三叉路分岐わきからまた山道を下る。急坂が続き、赤土の道は滑りやすい。下って、汐碇路(北33線)へと出る。左に進み、二つ目の山道からまた下る。


新しいロープの急坂

この分岐は右へ白雲寺へ下る

白雲寺裏口
ベンチのある三叉路
また山道を下る
滑りやすい急坂
溝状の道を下る
汐碇路を行く
また山道を白匏湖へ下る
白匏湖が現れた
15時50分、下りきると左に白匏湖が現れた。人造湖であるこの湖の付近は、以前は軍用地であったため、昔はオフリミットであったが、最近は風景区として見直されているようだ。山道を進むと、フェンスがある。管理地区だという新北市の公告がある。フェンス内にはいり、湖の岸辺道を進み、16時6分舗装路にでる。

白匏湖
舗装路を下る
残りはMRT南港展覧館駅まで2キロ強の舗装路歩きである。以前の軍事施設などの脇を通り、橋の脇で汚れた長靴を洗う。太陽はだいぶ傾いてきた。16時半、高速道路の下をくぐると、それまでほとんど車が通らなかった道は、広くなりまた交通量が増える。さらに10分ほで市街地に入り、16時52分南港展覧館駅についた。
道端で長靴を洗う
高速道路下をくぐると交通量が増えた
夕暮れ迫る南港展覧館駅についた
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約17㎞の道のりで累計900mほどの登りであった。休憩はそれほどとっていないが、休憩時間込みで約9時間だ。コース定数は31、久しぶりの長距離行程であった。この時期の台北郊外歩きは、天気に恵まれれば気温も最適で、とても楽しいものだ。

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