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2015-08-10

2015年8月9日 內湖剪刀石山-忠勇山縱走 大型台風通過後の近郊ハイキング

大溝溪親水公園からの見る鯉魚山と左の忠勇山、碧山嚴も見える
8月7日晩から翌日にかけて、台湾を直撃した蘇迪勒台風は、非常に強い雨と大量の雨をもたらし、台湾各地でかなりの被害が発生した。台湾北部も烏來や三峽などで歴史的な雨量を記録し、過去何度か訪れている場所も被害が発生している。今現在では、道が崩落してしまったところもあり、再訪すらままならない。

内湖の山歩き、MRT西湖から時計回りに歩く
300m内外の山歩き
折れた枝が道を塞ぎ、避けて歩く
8日の午後、台北は雨風がおさまってきたので近くの公園を訪れてみた。樹木が倒れ枝が道を覆っているところが多々あった。山の上ではもっと状況が悪いだろう。そういう理由で、日本での登山後まだ一度も登っていない台湾の山は、近郊の山を歩くことにした。それでも、昨日今日のことなので、道には倒れた木の幹や枝が沢山あることは予想して出発した。もし、状態が悪ければそこで引き返したり、近くから下山することも考えていた。結果的には、朝雨がまだ残っており、午前11時の出発になったので、近場の金面山(剪刀石山)からそのまま忠勇山へ進み当初予定の大崙尾山などには行かなかった。下山は、覺圓寺親山步道を大溝溪沿いに大湖へ出た。地元住民がよく訪れる忠勇山などは、すでにボランティアが道を綺麗にしていたが、その他道は折れた枝や倒れた幹が道を防ぎ、歩くのに苦労する場面もあった。

登山口
今回は、他にZさん一人の二人の山歩きである。出発直前に決めたので、通常のFacebook上のクラブでの公開はしていない。もともとは、朝早くから出発するつもりであったが、まだ結構雨が降っているので、様子をみた。10時頃雨がやんできて天気も回復しそうなので、11時にMRT西湖駅で落ち合うことにする。駅から市場のわきを進み登山口へ向かう。100数十年前、台北の街は城壁で囲まれていたが、その城壁の石を切り出した場所が剪刀石山の山腹にある。今日の登山道はそのわきを通って行く、台北市親山歩道である。二年ほど前に下りにとった。街をあるいている時も、道路脇にはたくさん折れた枝が落ちていたが、登山口付近もたくさん落ちている。

白臼樹石地坪からの眺め
石切場跡
11時25分に登山口から登り始める。吹き飛ばされた葉がたくさんあるが、石段は綺麗だ。おそらくすでに誰かが片付けたように見える。10分たらずで白臼樹石地坪の展望台に来る。少し高度があがったので、内湖の街からその先101ビルや南港山が望める。蚊が多くて閉口する。虫除けスプレーを取り出し使う。引き続き石段を登る。石切跡に来る。更に数分登ると、あずま屋を左に見る。すぐ右に竹月寺への道を分ける。11時52分展望台へ着く。高度が更に上がったので、先ほどより遠くが望める。松山飛行場の滑走路が見える。遠くは二格山や烏來方向の山が見えるが、期待していたほどははっきりしない。

展望台からの眺め
大岩の上を登る
展望台の上から、大きな岩が現れる。岩の上を進む。樹木が無いので晴れていれば、照りつける日差しのもと、かなり暑くて大変だが今日は曇っており、更に風も吹いているので助かる。台北近郊の山でこうした岩が露出したところは多くなく、ここは特徴がある。12時15分、右に竹月寺への道を分ける。分岐の道標は強風であおられ、傾いてしまっている。更に5分で頂上直下の涼亭論劍亭に来る。涼亭の上に登り、右に少し行ってスタンプ台のある頂上へ着く。少し休憩し、写真を撮る。

頂上下の論劍亭
剪刀石山山頂からの眺め、左のピークは忠勇山
落ち葉で覆われた路面
12時37分、大崙尾山へ向かって進み始める。始め下るが、ここはまだ道の整理はされておらず折れた枝もたくさん落ち、地面は一面落ちた葉で覆われている。尾根沿いに登り下りするが、踏跡が落ち葉で覆われて、道がはっきりしないところもある。道いっぱいに幹が倒れているところなど、巻くのに苦労する。13時、歩道分岐の涼亭に着く。数名のパーティが休んでいる。今日のこうした道でもやはり自分たちを含めて登山者はいる。少し休憩する。先月登った日本の山に比べると気温が高いので、汗が吹き出て少しつらい。時間が経てば、また慣れるのだろうが。

産業道路も倒木が落ちている
大崙尾山步道も倒木が塞ぐ
大崙尾山歩道を進む。ここも倒木、折れた枝が道を塞ぐ。数分で産業道路をまたぐ。舗装路上にも倒木があるが、すでにのこぎりで切断されている。また石段歩道を進む。この付近の歩道は最近メンテが行われたようだ。以前なかった手すりが設けられている。土地公の祠自身は問題ないが、倒木が前に転がっている。普段は何も問題なく歩ける石段歩道も、倒木を避けてまたいだり潜ったりで、時間がかかる。13時36分、別の産業道路とう合流する。しばらく道なりに進む。左に大崙尾山へ山道が分岐していくが、そのまま進む。数分で忠勇山への分岐にくる。わきの移動トイレは倒れている。

移動トイレも倒れた忠勇山歩道入口
倒木を潜って進む
こちらの石段道も同じく折れた枝や幹が行く手を塞ぐ。小沢を超えるが、水量が多い。13時54分、墓地の中を進む。前方にまだ電線が引かれていない送電鉄塔とその奥に忠勇山の頂上が見える。頂上の蔣介石銅像も判別できる。蔣介石銅像は、引き倒されたところもあるが、ここはまだまだ健在だ。一度鞍部に下り、道なりに登り返す。左に山腹を巻いていく道を分け、14時16分忠勇山山頂(標高325m)に到着する。今日の登りはこれで終わりだ。三年ぶりの来訪だ。

送電鉄塔の向こうに忠勇山
ズボンにとまった蝶、なかなか逃げない
ここは付近住民の憩いの場所でもある。登り途中では、落ち葉を履いているボランティの人もいる。そこそこ広い頂上にはたくさん地元住民と思われる人が談笑している。今日は、もともと気張らないで登るつもりで来たので、コンロを取り出し湯を沸かしコーヒーをいれ、昼食をとる。冷凍した缶ビールを取り出す。ほぼすべて解けてちょうどよく冷えている。蝶が一匹やって来てズボンに止まる。花でもないのに、止まって逃げない。蝶はSさんにも止まって逃げない。そのうち、トカゲもやって来て仲間に加わる。

トカゲもやって来た
頂上に立つ蒋介石像
綺麗に葉がはかれた道
気づくと1時間ほど経った。15時過ぎ下山を始める。稜線沿いに下りる道を歩こうとしたが、工事中でふさがっている。そこで頂上のもう一つの端から別の道を下る。そのうち山腹をやってくる巻き道と合流する。左に二ヶ所白石湖吊橋への道を分け、下っていく。十数分で碧山嚴に着く。境内に入り本堂の展望台にでる。5年前に山登りを再開して間もない頃以来だ。コンクリ製の手すりの前に、ガラス製の柵が設けられている。すぐ下まで車やバスで来れるので、遊楽客や焼香の信者も多い。朝に比べて、空は曇り遠くははっきりしなくなっている。でも雨は降りそうでないのが幸いだ。

碧山嚴から台北方向を望む
実だけがのこったパパイア
左に道を下る。道脇のパパイヤは、葉がすべて吹き飛ばされ実だけのかわいそうな姿になっている。山門をくぐり更に下って親山歩道の案内板が立つ覺圓寺の入口に来る。入ってすぐ左に守衛スタンドがある。道を尋ねると直進するのではなく、すぐわきの石段を下るということで、下っていく。下りきったところで車道にでる。右に進み山門を出ると、そこは鯉魚山の登山口で歩く予定の覺圓寺步道とは違う。きた道をもどり、分岐からさらに進む。道を掃除しているところを通り過ぎ、覺圓寺が左に現れる。1924年開山のこのお寺は、内湖地区では初期に建てられた禅寺とのことだ。境内の端の階段を下ったところから、石畳の覺圓寺親山步道が続く。説明板のわきから覺圓尖への道が続いている。

覺圓寺
ここも倒木が道を塞ぐ
覺圓瀑布
道脇の石板に引っかかった枝
15時55分、歩道を下り始める。ここも折れた枝や倒木が道を塞いでいる。結構急な階段を10分ほど下り、覺圓瀑布が現れる。水量は多く、見応えがある。あずま屋で小休憩する。ここも蚊が多くて少し閉口する。道はすぐ沢沿いに進み、勾配も緩くなる。道脇にはこのあたりの地形などを説明する表示板がそこここに建てられている。枝が道脇の石板に引っかかている。おそらく台風の時に増水したのだろう。その時は道は水の中だったようだ。16時22分、右から鯉魚山からの道を合わせる。こちらも入ってすぐ上には折れた枝が道を塞いでいる。さらに少し進み、端をわたる。ここからは親水公園だ。

川底の道は水の中
碧山嚴のテラスからも見えていた、開けた場所である。沢は水量が多い。川底に平行して進む道は、最後の部分は水の中だ。そこでちょうどそこから上に上がれるので、沢を渡り平行して進む道に上がる。16時37分、公園入口をすぎ街中を通ってMRT大湖公園駅へ歩く。途中でビールを買い、祝杯をあげる。17時過駅に到着、帰途についた。

街の中も吹き飛ばされた枝でいっぱい
6時間ほどのハイキングであったが、やはり台風の影響は、街の近くのこの山も明らかであった。急ぐ必要もなく、くつろぎの山歩きである。歩行距離約9.3km、登攀累計530mだ。しばらく訪れることのなかった内湖の山だが、手軽で台風後も気軽に訪れることができる。夏は暑いが、大溝溪部分を加えればまた良いかもしれない。山道も体力要求もレベル2である。誰にでも薦められる。勿論台風直後は、道の状態が良くないので避けたほうが良いだろうが。

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