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2016-06-12

2016年6月11日 慢集團@暖東峽谷 - 龍船朵 - 中窯尖 - 內西勢坑古道

慢集團@中窯尖
六月の台湾は、梅雨時である。今回は、先月登りにとった西勢坑溪にそって行く內西勢坑古道を下山ルートとする山行だ。梅雨のため、前日までの雨に加え沢は増水しをていたので、後半の数度渡渉する部分を避けるため、途中で予定コースを変更、東勢大崙の鞍部を越え、西勢坑溪渡渉をしないで下山した。西勢坑溪は、後半部分が美しくそれを見れずに通るのは残念だが、東勢大崙の鞍部への登り返し部分も、急な枝沢を詰めていくので、それはそれで面白い。メンバーも楽しんだようだ。

西勢坑溪を渡渉する
ちょうど端午節の四連休三日目、すでに予定を組んでいる人も多く、今回は全員18名で慢集團の活動としては、少し少なめの人数だ。しかし、そのため途中で待つことも少なく、スムースに行動できた。実際、30名を超えてしまうと体力のばらつきで、かなり待つこともある。

北側の暖東峽谷から時計回りに歩く
中窯尖のピークの後に、また一度鞍部へ登り返す
アーチ橋を超えたあと、左に進む
台北を7時10分の1062番バスでスタート、約30数分の乗車で暖江橋頭バス停に着き、すぐ近くの暖暖火車站バス停で603番バスを待つ。603番バスは待つこと約20分弱でやってきた。今日は大型のバスで、全員乗車はまったく問題ない。十数分で東安宮の終点に着く。以前は、暖東峽谷バス停が終点のため注意しなかったので、そのまま次のバス停まで行ってしまった。とは言っても、階段で下ればすぐなので実質問題はない。

遊歩道から暖東峽谷を見る

暖東峽谷の駐車場には、自家用車でやってきたメンバーが待っていた。今日のルートの説明をし、8時30分歩き始める。天候は曇り、終日このままの天気であれば最高だ。平静橋を渡り、またアーチ橋を渡ったところで、左に階段を登り始める。消墾嶺古道は右だ。この部分は暖東峽谷の遊歩道だ。コンクリ舗装の道を進む。岩壁に囲まれた暖東峽谷が展開する。十数分で遊歩道は赤く塗られた土地公の祠の場所で終了する。ここで沢を渡る。今日は長靴なので問題ないが、ロープが渡してあり飛び石も適当にあるので、沢幅があるが、沢越えは問題ない。

赤く塗られた土地公の祠
沢を越す
藍染料を作るための沈殿池
看板脇の階段が登山口
沢を渡り大菁農場へ向け登っていく。幅の広い道にでると左で新しい建物が建築中だ。その先少し、8時55分に大菁農場に着く。ここは大菁から藍の染料をとるための、沈殿池がある。今は荒廃しているが、以前は染料を造る体験などができたようだ。先ほどみた建築中建物は、別の新しい体験場なのかもしれない。龍船朵への山道は、大菁農場の看板脇の階段からスタートする。登り始めるとすぐ右下に、沈殿池が見える。谷状の道を進んでいく。思っていたより緩やかな道だ。小沢を超え、石の階段を過ぎる。9時20分過ぎ休憩をとる。

岩盤の上を登る
登りはじめしばらくすると、杉林を過ぎる。人工林のようだ。岩盤が露出した場所を過ぎ、折れて急な坂を行く。9時51分、大岩の場所で右に道が分岐する。この道を進めば直接中窯尖方向へ進む。我々はまず、龍船朵経由で行くので、左に急坂を行く。数分で、大岩を回り込み、少し窪んだ場所につく。この大岩が実は龍船朵だ。面白い名前である。この場所の標高は456m、稜線まではまだ少しある。この場所のすぐ近くには、小沢が流れ水場になっている。ただ、天気が良い日が続くと涸れてしまうだろう。

背後の木に隠れた大岩が龍船朵
水場の小沢脇を登る
主稜線分岐部
シダの葉が道に覆いかぶさる
急坂をさらに10分ほど登る。道が緩やかになると、まもなく左から望古山からの稜線道が合わさる。雨が少しパラつ着始めた。道はシダの葉が覆いかぶさり、道筋が良く見えない。降った雨のしずくでズボンが濡れる。そのまま進んだが、雨具のズボンを取り付けるべきだった。かなり長い間草の間を進み、ズボンはびっしょり濡れ、長靴の中まで浸透してしまった。道は山腹を進み始める。ところどころ、人工の石積を乗り越える。10時28分、先ほど龍船朵へ登る前に分岐した道を合わせる。ここから一気に登りが始まり、主稜線上にのって進む。最後に一登りして、11時、右に東勢大崙方向への分岐に来る。少し休憩をとる。

枯れ枝のように見える竹節虫
中窯尖山頂の昼食の様子
ここから、中窯尖は近い。ほんの数分で山頂(標高615m)につく。筆者はこれで四度目の登頂だ。時間は11時15分と、少し早いが昼食休憩にする。今日は人数が少ないので、結構スピーディに登頂できた。メンバーは頂上や、下の鞍部で思い思いに休憩し食事をとる。ちょっと長めの休憩をとり、12時に下山を開始する。帰路は、內西勢坑古道を通る予定だが、今後の天候の変化では取りやめて、消墾嶺古道経由で下る可能性もある。いずれにしても、天候の様子次第だ。

消墾嶺古道方向への分岐部
主稜線を姜子寮山方向に進む。12時17分、鞍部の分岐に着く。先月は4時間かけここへ內西勢坑古道経由で登ってきた。右に坂を下り始める。5分ほどで、分岐に着く。右にとれば消墾嶺古道へつながる。雨は降っておらず、もし天候が崩れ雨が降っても途中、沢から離れて下山できるので、內西勢坑古道をそのまま下ることにする。しばらく平らな道が山腹を進み、12時半ごろから坂が急になる。石が積まれて土止め壁になっている棚田状の場所を、通り過ぎていく。今は自然の力でまた木々が茂っているが、以前はここで農作が営まれていた。そのころは、この道は生活の道であった。

倒木を超えて下っていく
草に覆われた石積土止め壁の脇を行く
大岩のゴロゴロするセクションを進む
本流を渡渉する
東勢大崙の峠への分岐部
現れる小沢を何度か超え、13時48分、住居跡に来る。雨も降ってきた。ただ、大振りでないのが幸いだ。右下の沢が近づいてくる。三、四回沢を超える。14時14分、分岐に着く。右に行けば、東勢大崙下の鞍部へ登り返しそこから峠を越えて暖東峽谷へ下れる。そのまま西勢坑溪を下るのは、この水量では不可能ではないが、前回の登りで水深の深いところもあったことを思い出し、リスクを避けるため沢を離れ右に登ることにする。

枝沢を登っていく
鞍部峠に着く
沢を渡り、すぐに支流沿いに登り始める。道はしばらく小沢の中を行く。かなり急な場所だが、必要な場所にはロープが取り付けてあるので安心だ。十数分ほど急な沢の道を進み、山腹に取り付いて登る。霧も結構濃くなってきた。この道は、昨年八月に切り開かれたもので、まだ踏み跡もはっきりしない場所もある。15時6分、鞍部に着く。約40分ほどの登り返しである。休憩をとる。

小沢を越えていく、残りわずかだ


前回は、この鞍部十字路は稜線縦走で通りすぎたが、今回は峠越えだ。休憩後反対側に下り始める。道は結構急だが、西勢坑溪側に比べると道の状態はずっとよい。小沢をこえるようになると、高度はだいぶ落ちてきた。15時36分、東勢坑溪の本流を渡渉し、その少し前で消墾嶺古道と合流する。さらに進み、右に住居跡を超える。15時50分、暖東峽谷の遊歩道最終点を超える。下っていくと遊楽客と行違う。時々太陽も顔を出す。16時7分、暖東峽谷駐車場に戻ってきた。

暖東峽谷に戻ってきた、右の階段が朝進んだ道
帰京は、バスの便が少ないことや暖暖からの汽車が、連休のためなのか大幅に遅れたり、落ちがつくが、今回は休憩込み約7時間半の行動である。歩行距離は約9㎞、登り返しがあるので、累計で700mぐらいの登攀高度だ。昨年夏に整備されて以来、結構多くの登山者が歩いているので、道筋もはっきりし道標もまだ新しくしっかりしている。まったくの初心者を除いて、台北近郊の山を歩いた経験者であれば、問題のない道だ。天気が良ければ、內西勢坑古道は実によいルートである。

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