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2017-11-14

2017年11月11日 三峽溪南尖山 - 王公坑山縱走 霧雨の台北近郊低山

溪南尖山山頂にてメンバー全員、古い道標が残る
今年の11月、台北を含む台湾北部は天気がよくない。冬は大陸方面からの寒い東北風が湿った気候をもたらすが、秋のこの時期の悪天は残念だ。先月末の五泊六日能高安東軍縦走から帰った後、予定していた台北近郊の山行は中止か雨の中の歩きとなった。今回の山行も、もともとは岩壁登攀もある東北角への予定は、雨で滑りやすく危険度も高まるので、変更し台北の南に位置する三峽への山行に変更した。

東側の横渓からスタートし、時計周りに歩く
左のピークが溪南尖山
天気予報では、降雨率が台北北側よりも少し低かったが、霧雨も降るはっきりしない天気のもとの歩きとなった。目的地そのものは、三峽の奥の山々へ行く際に、第三高速道路からみていずれは行こうと考えていた場所である。白雞山の山塊の前にある、標高300mの溪南尖山だ。ただ、この山だけだとすくないので、稜線でつながっている王公坑山へ縦走した。溪南尖山は、そこそこ歩かれていて道も良いが、ひとたび離れると歩かれている程度はぐっと落ちる。幸い今年二月に藍天隊が道の手入れをしていたので、草を刈って進むようなことは必要がなかった。

天南寺山門の向こうに溪南尖山
8時半にMRT板南線の終点頂埔駅に集合、指定した出口には思っていたより多くの仲間が待っていた。今日は自分含めて14人だ。バスで登山口近くの橫溪へ向かう。十数分で到着。三峽行の705番バスで行ったが、台三線のバスは結構多いので便利だ。橋を渡る。左に溪南尖山が見える。橋を渡りすぐ左に路地を入る。またすぐ左の道を行く。天南寺の山門をくぐる。山門の向こうに見える溪南尖山は、どうみても尖の名がつくような尖った山ではない。どうしてこの名付けなのか。

結構よい道だ
少し上がり気味になった車道の左に登山口が見える。時刻は9時10分。藍天隊の道標は約40分で山頂とある。すぐに右に曲がり、登っていく。道は思っていたよりはるかによい。木製の桟道もある。そのうち勾配がきつくなり、尾根にとりつく。9時25分、広い平らな場所で休憩をとる。今日は、偶然に登山楽のグループもこの山の山行があり、そのメンバーと出会う。

補助ロープのある急坂
溪南尖山頂上
一線天、岩の間を行く
補助ロープの急坂を登る。9時58分、溪南尖山頂上に到着する。標高301mの頂上には、三角点が二つある。樹木の切れ目から、登山口方向が少し見えるが、その先は霧でかすんでいる。小休憩後下る。少し行くと、天幕がかかり椅子や机が置いてある。地元の人がもってきておいてあるのだろう。道は下りはじめ、まもなく姑娘廟への道を分ける。登山楽グループは、こちらを下っていったようだ。直進し、大岩の間を行く。ここは一線天と呼ばれているところだ。山腹を巻いていき、10時29分別の分岐に来る。直進すれば、天南寺に戻る。ここは左に折れ、王公坑山へ向かう。

倒木はやっかいだ
道の状態は、すぐに悪くなる。それまでの道に比べると明らかに、歩かれていない。しかし、マーカーリボンもしっかりしているし、稜線を追っていけばいいので迷うことはない。雑木林や桂竹の間を行く。幸い茅の草むらは多くない。しかし、濡れているのでズボンはたちまち濡れる。雨具をつけたほうがよかったが、いまさらはいても仕方がない。気温も高いし、問題はない。ところどころ現れる倒木や、倒れた竹は厄介だ。基本は下りだが、小さいの登り下りを過ぎていく。11時18分、左に産業道路への道を分ける。そこが最低鞍部で、登り返しが始まる。数十メートル登り返し、11時41分、王公坑山への稜線へ着く。少し休憩し、腹を満たす。

王公坑山の稜線へ向け登る、背後は溪南尖山
稜線の分岐
雑木林の稜線を進む
急坂を登る
分岐から左に進めば、すぐに稜線と並行して進む車道に降りられる。12時、王公坑山へ向け稜線を行く。稜線上の道も、程度は先ほどと同じように不人気コースの道だ。先に下っていく。補助ロープのついた急坂もある。そのあと、登り返し、小さな登り下りを過ぎていく。狭い尾根の部分もあるが、大部分は緩やかな尾根だ。雨は霧雨程度で、ほとんど問題ないが、シダの下草は濡れていて、ズボンを伝って水が長靴の中に入る。尾根の左は、白雞山だが、霧のなかで見えない。

展望点から望む、左に三峽の町と背後に鳶山、遠くは桃園
王公坑山頂上で休憩
最後に急坂を登ると、展望がきく小ピークに出る。三峽方向がよく見える。街の奥は、鳶山だ。更に数分尾根を進み、13時52分、王公坑山(標高176m)につく。尾根上の分岐から約2時間、直線距離は3キロもないが、そこそこ時間を要した。草原の頂上で休憩する。

手入れのよい保線路
竹の沢沿いを下る
車道を下る
14時22分、下山を始める。尾根を進み、保線路に出る。右にとり、手入れのよい保線路を下る。すぐに前方に送電鉄塔が現れる。右にまた、山道が始まる。下ると、すぐに小沢にそっていく。その後、登り返しが始まる。14時52分、私有地なので入るなという看板をみて、左に折れて登っていく。すぐに良い道に出る。それを下ると、大同路87巷の車道についた。

廣福寺わきを下る
道端の井戸水で汚れた長靴を洗い、車道を下り始める。途中、右に用水池を見る。少し登り返し、廣福寺を右に見ると、まもなく住宅街に着く。15時29分、大同路に出て右に曲がるとすぐ、バス停がある。そのうちバスがやってきた。往路と同じ頂埔駅から台北に帰った。

霧雨がときどき降る、濡れた山道であった。景色もほとんどないが、こうした山登りもまたありだ。一人ではつまらないが、仲間と歩くのもまた楽しいものだ。約8㎞の歩き、6時間半の行動時間だった。溪南尖山だけについていえば、クラスは2である。それ以外の部分は、踏あとがはっきりしていないので、経験者向けだ。体力的にはクラス3というところだ。

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