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2017-12-31

2017年12月31日 陽明山系小觀音山清風嶺-五腳松古道 雨の年末登山

菜頭崙上のメンバー
筆者の台北の住まい近くの大通りから北を望むと、晴れの日は通りの向こうに小觀音山が望める。頭に航空用通信施設やその他放送通信関係のアンテナをいただくこの山は、台北市最高峰の七星山と大きな山容の大屯山主峰の間に挟まれて、ちょっと存在が薄い。さらに、七星山や大屯山は、陽明山国家公園が維持管理する立派な石畳登山道があるが、小觀音山はそうした立派な登山道は全くない。数年前までは、矢竹に覆われた稜線は、歩くのも大変だった。云わば、物好きな登山者だけの秘境だった。しかし、台湾の登山人口増加に伴い、ボランティアがそうした矢竹を刈り取り、或いは新しい道を切り開き、今ではかなりの登山が行われている。

南から北へと山を越える
一度谷に下り、また登り返す
新しく切り開かれた道に、今月初めに訪れた保羅尖と同じく、故ポール・リーさんのグループが開いたものがある。小觀音山から三板橋方向に下る北西北稜線の中ほどから、枝尾根を伝って大屯溪古道へ直接下る道である。この枝尾根は清風嶺と名付けられている。今回のルートは、小觀音山西峰を登り、北西北稜線をたどって清風嶺経由で大屯溪の谷間に下る。その後少し登り返して竿尾崙の稜線へ登り、小觀音山西北峰を往復し小觀音山北北峰から菜頭崙へ、そこから五腳松古道をずっと下って五腳松咖啡の登り口へ、さらに産業道路を後店バス停へ歩いた。天気予報では午後から少し回復の様子だが、一日中霧雨が降る天気で、稜線ではかなり強い寒い風に曝され、休みもあまりとることなく歩き終えた。

鞍部バス停は雨の中
MRT劍潭駅わきの紅五番バス停に集合し、7時半ごろのバスで陽明山バスターミナルに向かう。乗り込んだときは雨は降っていないかったが、高度を上げるにつれ雨が降り出す。陽明山バスターミナルにつくと、108番バスが発車するところだ。ここで待っていたメンバーと合流し、百拉卡公路の鞍部バス停に向かう。気象台がある鞍部は、まさに大屯山と小觀音山との鞍部にある。

雨具をつけて出発だ、背後の家屋は取り壊され平地になっている
きれいに刈られた矢竹の道
8時18分、雨のそぼ降る鞍部で降りる。もともと脇にあった家は一軒を除いて取り壊され、更地になっている。違法建築だったのだろうか。相変わらず野良犬は多い。上下の雨具を取り付け、8時35分に出発する。舗装路を数分登る。左に山道の入り口がある。初めて訪れた4年前にはなかった新しい道である。入ってすぐに、左から山の家遺跡(日本時代に建てた山小屋、今は煙突と土台だけが残っている)を合わせる。右にとり坂を上っていく。間もなく、この山の特徴である矢竹の中を行く。矢竹はしっかり刈られて、良い道だ。9時4分、右からやってくる道(以前はこの道しかなかった)と合流、左にとり進む。濃霧に包まれた稜線上の矢竹がない場所は、右側から強い風が吹きつける。ちょっとした岩場を過ぎ、9時20分西峰(標高1048m)に着く。

小觀音山西峰
強風の吹きすさぶ稜線
更に10分ほど稜線を進む。右に大屯溪古道へ下る道を分け、岩の北竹子山頂上(標高1056m、以前は1056m峰と呼ばれている)を通り過ぎる。その先わずかで北西北稜線の分岐が現れる。急な坂道を下り始める。三年前は藪漕ぎしながら下った道は、しっかり矢竹が刈られて広くよい道になっている。9時57分、右へ清風嶺の分岐がある。こちらも急な坂道だ。冷たい風が、矢竹を揺さぶりながら稜線を吹き抜ける。10時9分、清風崙と思われる場所(矢竹に取り付けられた標識は文字が消えてしまっている)を過ぎる。

急坂を下る
先の急坂にましてさらに急な、それこそ70度はあるのではないかと思われる長い急坂が始まる。矢竹をつかみ、取り付けらた補助ロープを頼りに下る。天気がよくて下のほうが見えると、かなり怖いかもしれないが、霧の中で見える範囲が限られそうした感じはわかない。それよりも濡れたロープをつかむと、袖の中に水が入ってくるほうが嫌だ。一度、右にトラバースし、更に下る。10時42分、坂の緩やかな場所になる

矢竹に取り付けられたペナント








更に矢竹の稜線道を下り、10時52分神雁關と記されたペナントを見る。その先少しで、矢竹は終わり森の中に入る。坂は相変わらず急だ。沢音が大きくなり、11時12分大屯溪古道の分岐に降りる。右に古道を歩き始める。ここからは、上りが始まる。すぐに沢を越え、右岸を登っていく。右岸から左岸、また右岸へと進む。11時22分、大きな滑滝の前を横切り、少し登った開けた場所で食事休憩をとる。霧雨は引き続き降っている。その中で食事をとる。

矢竹の間の尾根道
大屯溪古道の滑滝を上に見て沢をこえる
雨の中で昼食休憩
霧の中の小觀音山西北峰
休んでいると寒い。11時50分、古道を歩き始める。沢底が右下低くなる。11時57分、左に竿尾崙の稜線へ直接登る道の分岐に来る。左にとり急坂を登り始める。踏み跡は古道に比べると細く、歩く登山者があまり多くないことがわかる。山腹から、小尾根にとりつく。12時31分、左に竿尾崙への道を分ける。さらに少し登り、もう一つの分岐に来る。左に取り少し行く、小觀音山西北峰への分岐を見て、少しの急坂を登り12時42分西北峰に着く。晴れていれば、障害のない頂上から対岸に先ほど下った清風嶺などが見えるはずだが、真っ白な濃霧の中、風に吹かれて写真を撮り、早々に往路を戻る。

小觀音山北北峰
先ほどの分岐から、尾根上の道を登る。標高差はあと100mほどだ。登るにつれ、矢竹が現れる。13時12分、小觀音山北北峰(標高1040m)がある分岐に来る。主稜線を左に少し進み、菜頭崙(標高1037m)を過ぎる。ここから後はずっと下りだ。矢竹の急坂をまた下る。13時23分、大石のわきを過ぎる。天気が良ければここも広い展望があるが、残念だ。13時50分、矢竹から森の中に入りその少し先で、分岐に来る。右は五腳松古道,左は茄冬坑古道だ。

霧の中の大石展望台
紅葉瀑布への分岐点
茄冬坑古道は谷を、五腳松古道は尾根を平行に進む道である。分岐から少し登り始める。また矢竹が長く続くが、こちらはあまり刈られていないので、濡れた葉の中を泳いでいかなければならない。暫くして下りはじめ、まだかまだかと思う頃、矢竹から出て14時12分右に紅葉瀑布へと続く道を分け、少し下っていくと金孔平に着く。1930年台に金鉱を探すため、ここで採掘作業が行われていた。金の竪穴があるので、金孔平の名前である。尾根上にある比較的平らな場所だ。以前は作業小屋などもあったのだろう。

金孔平にて
厚葉衛矛樹に取り付けられた道標
金孔平から尾根をちょっと登り返す途中、右に深い竪穴がある。落ちてしまうと大変だ。前回訪れた時はここに犬が誤って落ちており、後日この犬の救出が有志によって行われた。矢竹の間の820峰を過ぎ、また下り始める。14時30分、厚葉衛矛樹の分岐を過ぎる。ここから先は、筆者にとって初めて歩くセクションだ。矢竹はまだしばらく続く。14時45分、矢竹の道は終わり雑木林の森に入る。坂も緩やかになり、下草の生える雑木林の道は、雨さえ降っていなければ実に快適だ。またちょっと急坂を下り、15時32分幅の広い土の道を横切る。最後に桂竹の間を下り15時39分、青山街の五腳松咖啡のわきに降り立つ。これで山道は終わりだ。

広い道を横切る
五腳松咖啡わきの登山口
帰りは、F132のバスが近くを通るが、17時頃にならないと来ない。更に雨を防ぐ場所もない。そこで後店バス停に行き877番バスで淡水に戻ることにする。車道を行き、分岐を左に取って下る。下り切ったところで左に折れて後店に16時半過ぎに到着する。コンクリ製あずま屋のバス停で、雨具をとり着替える。じっとしていると寒い。877番バスは17時22分、10数分遅れてやってきた。

877番バスがやってきた

今回は、終日雨の活動だった。寒い雨のそぼ降る中で、一日かけて山を越えたわけだ。景色もなく、矢竹でぬれて歩くのは、山が好きでなければやらないだろう。山が好きであっても、こうした山行は好き好んでやっているわけでもない。午後からの天気回復を期待していたが、実現しなかった。水平移動距離9㎞、累計の登坂800m、下降1370m、行動時間8時間だ。一度下って登り返すというルートだが、全体としては下りの多い歩きだ。清風嶺の道は、かなり急な道なので経験者向きだ。その他はクラス3だ。

2017-12-27

2017年12月23日 石碇蚯蚓坑山-皇帝殿山-湳窟山 未踏の道経由で登下山

縦走を終えて登山口で集合写真
台北からそう遠くない新北市石碇區にある皇帝殿山は、露出岩の尾根が続く面白い山だ。台湾北部の山の多くは、砂岩でできている。この山も砂岩が露出し、風化して岩尾根を構成している。地方政府による登山道整備で、主稜線の岩尾根にはしっかりした手すりや鎖、梯子などが取り付けられ、ハイキングコースとなっている。

皇帝殿山東峰からこれから歩く西峰(中央)や湳窟山(右の低い峰)を望む
皇帝殿山西峰から東峰(右)から歩いてきた稜線を望む
岩尾根にとりつくアプローチの道は、主要なものは花崗岩の石階段もできている。しかし、実はそれ以外にも草深い自然に近い道もある。皇帝殿山には、いままで数回訪れているが、まだ歩いてないそうした道がある。今回は、落穂ひろい的に歩いていない道を歩く目的で企画し、Taipei Hiker Clubにその予定を載せた。台湾北部は、二、三か月ほど週末になると天気が良くなかったが、今回は久しぶりの晴天だ。そうしたこともあって、今回は筆者も入れて28人と、多くの仲間が参加した。普段は多くても10数名のパーティだが、今回は約2倍であった。

東側から西へ縦走
歩行高度
大溪墘バス停からスタート
石碇や平溪方面へのアプローチは、いつもMRT木柵駅近くから795番バスで行く。天燈で一躍有名になった平溪へ往復する795番バスは、台灣好行バスとして週末や休日は30分に一本の頻度で運行されている。数年前に初めて訪れたころに比べると、随分と便利になったものだ。木柵7:30発のバスは、40分前にやってくる。今日は天気がよいので、登山客が多い。車内は満員となる。

草深い道を登る


40分ほどで大溪墘バス停に到着、多くの乗客が下車する。もともと参加をフェースブック上で表示していた人数は11名、ほかの乗客は別のパーティだとおもっていたところ、実は二名を除いて全部参加メンバーであった。初めて筆者の活動に参加する人も多い。簡単な行程の説明をし、8時20分に出発する。バス停わきの階段を登り、天鳳宮の前を通り過ぎる。細い道を少し行くと、右に道が分かれていく。直進して山道に入る。ここからは、草深い土の道が続く。

小沢を越す




ここ三、四日天気が良いが陽がほとんど当たらない谷間は、じめじめしている。草が道を覆い隠すが、幸いに草葉は濡れていない。しばらく緩い坂が続いたあと、急坂を登り始める。谷の右岸から左岸に移り、8時50分ロープのつけられた岩場を越える。水が流れる小沢を過ぎる。振り返れば、谷の向こうの山がだいぶ低くなっている。岩に階段が彫られている。特に古道というわけではないが、周囲には大菁(藍染料の原料)の花が多く咲いているので、これを採取するために地元の人が歩き、そのために彫られたのかもしれない。

蚯蚓坑山頂上
前方に小霸尖
9時8分、分岐が現れる。左は蚯蚓坑山へ続く。こちらを進む。坂はさらに急になり、大岩の下を行く。稜線に上がると右にアルミ梯子が岩に取り付けれらている。ここから直接石霸尖(皇帝殿北峰)へ続く道だ。左に少しくだり9時21分、圖根點基石のある蚯蚓坑山(標高447m)に着く。頂上という感じはなく、ここに基石があるだけだ。もちろん展望もない。往路を下り、先ほどの分岐へ戻る。

一面の大菁の花の間を登る
小霸尖から東峰と玉京山、右遠方は台北
主稜線を東峰へ向かう
全員がそろったところで、小霸尖へ向かう。さらに急坂を登り、右へ山腹を少し進む。前方には独立した小霸尖が大きくそびえている。主稜線と小霸尖との鞍部へ,大菁が一面に咲く間を登る。鞍部から右にロープの取り付けられた急坂を登る。10時5分、狭い小霸尖頂上(標高520m)につく。頂上から上がった道の左側は、樹木がなく皇帝殿東と玉京山が谷を挟んでそびえ、その右奥には台北の街が遠くに見える。人数が多いので入れ替わり、先に鞍部へ下って待つ。稜線へ急坂を登り、10時18分救助連絡用の5番札のところで休憩をとる。倒れた道標があるが、そこに記されている蚯蚓坑山への距離は正しくない。

東峰から東方向を望む
東峰から西方向を望む
前方に天王峰を見て鎖場を下る
ここでメンバー一人が、先に行きパーティを離れる。ここからは、多くの登山者に歩かれている道で、状態もずっとよい。20分ほどの休憩後、東峰へ向かう。稜線上の道は先に下り、登り返す。11時4分、大きな岩が露出した東峰に着く。後続のメンバーも次々と着くが、岩の頂上は狭いので交代で岩に上がる。軽装のハイカーたちも反対方向からやってくる。展望の利く頂上からは、平溪,坪林の山々はもちろん、插天山脈やさらにその向こうに拉拉山や塔曼山なども見えている。晴上った青空のもと、冬の陽ざしは優しく、微風の頂上は実に気持ちがよい。

ビールがうまい





11時22分、東峰から下り始める。10分ほどで左に山麓駐車場への石段道を分ける。11時44分、天王峰への途中の岩場を越える。新しい鎖が取り付けれている。一度くだり天王峰へ登り返したあと、すぐ下の休憩場で食事休憩をとる。11時54分、ちょうど昼時だ。冬なので自分は持ってこなかったが、ほかのメンバーはビールを持ってきていて、分けてもらい飲む。今日は天気もよく、ビールはうまい。

岩尾根を行く
鉄はしごを登る
12時37分西峰へ向かう。下ってすぐまた左に道を分ける。ここから西峰は途中に裸岩の尾根が現れる皇帝殿山歩きのハイライトセクションだ。岩の先端は平らに削られ、手すりもつけられているので、危険はない。こうした整備がされる前は、結構スリルがあっただろう。一枚岩を降り、左に下山道を分けたあと、下っていく。途中二か所鉄はしごの長い急坂を登り、13時15分西峰(標高579m)につく。狭い頂上からは、やってきた東峰からの稜線が望める。

分岐で集合写真

下りも途中、鉄はしごの岩場を二か所通り、13時51分分岐に来る。左は石碇の街に降りる道だ。直進すれば、この後の予定の湳窟山の方向だ。ここで七名が石碇に下り、残り20名が石段道を串空湖山、湳窟山へむけて下っていく。途中二か所の涼亭を過ぎ、かなり下っていく。14時12分、石段道を下り切り車道に降りる。全員揃ったところで、左に車道を少し少し進む。ほどなく右に串空湖山への登山口が現れる。湳窟山へ20分という道標がある。草に覆われた土の道を三分ほど登り、樹木のなかの串空湖山(標高351m)につく。三角点は新しいが、そのわきの樹木に取り付けられた古い山名プレートは、成長した樹木に取り込まれてしまっている。

道端に台湾では珍しい紅葉
湳窟山への登山口
草深い稜線道
判読できない石碑
湳窟山への道は、あまり歩かれていない。更に草深く、倒木も多い。数分歩くと、右下に土地公の石祠がある。祠のなかは神像はなく、香炉には最近焼香されたような様子も見えない。しかし、どうしてこの場所に土地公祠なのか、ちょっとわからない。幅のひろい稜線を登って行く。14時46分送電鉄塔の下をくぐり、保線路を下る。14時49分、ぽっかり広場に出る。右に文字の判読できない石碑がある。左下は天池と記された牌樓が幅の広い石段の下にある。ここにはお寺があったようで、石碑の左はしには僧侶の名前がある。少し休憩をとる。

草の中の湳窟山山頂
外石崁山山頂
広場から少し登ると、土の広い道にでる。左に登っていく。最高部には小屋が建っている。そのすぐ上の草原に湳窟山の頂上(標高397m)がある。時刻は15時6分、途中で休憩をとっているものの、先ほどの道標で20分という表示はちょっと短すぎる。頂上から西に送電鉄塔のほうに行く。その下からまた森の中の道が始まる。入口にある道標は、403峰をこえて雙溪口まで60,70分とある。また草深い道が続く。15時47分、法濟寺後山への分岐を過ぎる。更に10分ほど歩き、本日縦走最後のピーク外石崁山(標高345m)に到着。樹木の中で展望がないが、ゆるい頂上で休憩をとる。

まだ青い切られた刺藤


外石崁山からは急坂が続く。あまり歩かれていないが、それでも最近歩いた形跡はあり、まだ青い切られた刺藤がある。この刺だらけの草は、このように切られていなければ通り越すのは厄介だ。尾根を下ってくる道は、右に山腹をロープの取り付けれた急坂で尾根を離れ、16時44分農園の上に出て車道に降りる。山道はこれで終わりだ。全員が下りるのを待ち、車道を下り水道局文山営運所のわきから106号線にでる。左に少し下り、17時雙溪口に着く。ここは平溪と石碇への分岐で、666番バスと795番バスの両方がある。スマホのバス運行アプリで見ると795番が早くやってくる。そこで、795番バス亭に向かう。17時16分、満員のバスがやってきた。

急坂を下る
休憩込み活動時間約8時間半、水平移動距離は8㎞強である。人数が多かったこと、また後半湳窟山の道が、それほど良くなかったことで、思ったより時間がかかった。途中で離れたメンバーがいたが、28人とはTaipei Hiker Clubの活動では一番多い。やはり、長く不順な天気で、思うように山登りができなかったことが、関係していると思う。皇帝殿山の西峰、東峰などの主要なピークは、しっかりした登山道があるのでクラスは2だが、その他の部分は草深い道を歩いた経験が必要なクラス4だ。蚯蚓坑山の道は、思ったよりは簡単だった。体力的にはクラス3である。
満員の795番バスがやってきた