鹿窟尖近くから見る七兄弟山と窖寮山。右のピークは睏牛山(2013/12撮影) |
大溪站より稜線を歩き、宜一県道をもどる |
歩行高度プロファイル |
今回と前回太和山登山の軌跡 |
宜蘭一号県道入口、明山寺の山門 |
今回は、常連のZさんとLさんの同行で都合三名の登山である。この二人は、筆者と同じような年代だがともに健脚である。台北から4138番区間列車で大溪駅に向かう。8時17分に到着。今日は端午節の休日だが、思っていたほど登山客はいない。桃源谷に向かう様子の登山者が他に三名下車した。大溪駅はわきに山が迫っているが、上方に鶯石岩の岩が突き出ている。8時24分、濱海公路を北に向かう。道脇の店はサーファー用品店もある。本来は漁業の集落が、すこしづつ姿を変えている。
近道の山道を行く、月桃が満開だ |
大渓漁港が見える |
県道から望む睏牛山と大渓川の谷 |
明山寺 |
鶯石岩への幅広登山道 |
境内を抜け、車道を登る。紫陽花がさいている。寺の塀に鶯石岩や七兄弟山の説明板があるが古ぼけている。寺から数分で、鶯石岩登山口に来る。道標は鷹石岩となっている。山道は、広くて良い道だ。10分ほど山腹を緩い坂で登る。尾根を越えたところに、左から山道が合流する。標識が無いが、宜一県道ツヅラ折りの途中から登ってくる道だろう。右にとり進む。わずか二、三分で右に細い道が分かれていく。あとで我々が進む七兄弟山への道だ。そのまま進み9時54分、鶯石岩に来る。
崖から望む風景、すぐ下は大渓駅 |
七兄弟山の峰々を望む、これから歩いて行く場所だ |
崖に立つ筆者、指さしている先は亀山島 |
鶯石尖山頂 |
鶯石岩に着いた時にすでに二名、我々が15分ほど滞在している間に親子連れが来るなど、ここは観光地である。しかし、一旦七兄弟山の稜線道に入ると様子はガラリと変わる。分岐から程なく鶯石尖に着く。森のなかで、展望はない。尾根沿いに進み、送電鉄塔が現れる。先ほどの鶯石岩が望める。道は、小さなピークを越えていく。七兄弟山の一番最後の老七(七男の意)や老六のピークなのだろうが、何も印がないのでよく判別できない。そのうち道は、草深い中を進むようになる。10時42分、開けて基石のある小ピークにでた。これはどうやら老四あたりのようだが。七兄弟山という、小さな表示が樹木に付いている。その上には大きな板切れがある。もともとは文字が書いてあったのだろうが、すっかりかすれて判読できない。行く手には、まだまだ高い峰々が続いている。日差しの中、暑いのでそのまま進む。
草深い森の道、踏跡が見えない |
老四の山頂 |
老四から先を見る、まだ先の峰々が高い |
草原の急坂を登る、背後には歩いた峰々 |
ほんの僅かな区間だけ草が広く刈られている |
老大の山頂 |
草原から歩いた峰々を望む、左には睏牛山などが見える |
横山方向を望む、蝶が悠々と飛んでいる |
藪こぎの道が続く |
三角点基石の埋まる窖寮山山頂 |
頂上からのパノラマ、遠くに瑞芳の山々が見える |
下方に七兄弟山の峰々が連なっている |
窖寮山からの急坂を下る |
小沢を越える |
14時20分、出発する。頂上の下に登ってきたのとは別の道があるが、道標はない。先の分岐へもどる。そこから右に折れて進む。その先、分岐がある。こちらには標識があり、窖寮山を示している。頂上から直接この道を下ってきたほうが速かったようだ。急坂を下ると、小沢に降り立つ。顔を洗う。水は冷たい。道は、この沢を少し下ったとこから、また山腹を進む。下ると、また小沢に下りる。この辺りは水源に近い。
740峰を目指して進む |
道なき道を進む、古く切れた標識テープが灌木に残っている |
草の中の折り返し点 |
沢沿沿いに下る |
先ほどの分岐まで下る。左に折れて進む。下るに連れ、沢の水が流れ始める。道は、沢の中をゆく場所が多い。県道までの高度差は約200m、それほど大きくはないが、こちらもあまり歩かれていない道、標識のりボンも少ない。16時37分、開けた場所にでる。しばし休憩する。このさき沢は大きな滝がある。沢沿いの道は、滝が現れることが多い。踏跡は、滝を避けて急斜面を下っていく。しかし、途中で道筋がわからなくなった。急な斜面を進むが、道らしいものは見つからない。そこで折り返し、見失った場所へ戻る。沢沿いに下りると、どうやら踏み跡らしい物が見つかり、ほっとする。急斜面で苦労したので、沢沿いでまた休憩する。17時20分、日暮れまであと1時間ぐらいだ。宜一県道まで半分ぐらい降りてきた。
開けた場所で休憩する、このすぐ下には大滝 |
渡渉を繰り返す |
網にかかって死んだ野生の鹿 |
石棺材、奥には三分二山が見える |
県道から暮れゆく対岸の稜線を望む |
20時36分発の区間電車で帰途に着く |
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