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2023-03-14

2023年3月11日 Woking Horsell Common森林 Fairorks飛行場を巡る

公衆歩道がFairorks飛行場の敷地を突っ切る、遠くに建物や飛行機が見える
イギリスでの滞在も残り少なくなってきた。先週はスペインセビリア旅行で不在であったが、戻ってきてすぐ天気が良いのでまだ訪れていないウォーキング(Woking)北部、Basingstoke運河の北にある、Horsell Comonnの森を抜けそこに広がる小飛行場をぐるっと巡った。3月になり、日中時間も長くなり花々も咲き始めて春の訪れが遠くないことを伝えている。

イギリスにはCommon landという土地権利形態がある。単独或いは複数の所有者が有する土地に、Commonerという地元住人が入り、その家畜の放牧や薪などを取得することができる土地である。この権利は古くから存在し、近代でも法律の規定もある。日本の里山など薪や枯草堆肥などを得るために、昔から入会地と呼ばれる土地に村民が入る権利を有するのと類似しているようだ。今回歩いたHorsell CommonもそのCommon Landであるが、住宅地に近接し今では本来の農業牧畜には供されていない。近くの住人の散歩や憩いの場所的な性格になっている。

Basingstoke運河わきの梅花
筆者の滞在地は、ウォーキング市街の南にある。滞在当初はその近くを歩き始めた。北側は、市街住宅地を抜けていくので、いままで残っていた感じだ。今回は、その住宅地を抜けて鉄道とBasingstoke運河を渡り、Horsell Commonを抜け、その北にあるMacLaren公園を通りFairoaks飛行場へと歩いた。飛行場の北側を回り、その西側を追ってまたHorsell Commonの森に入った。最後は住宅地を抜け、また運河をこえて帰宅した。

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逆時計回りに回遊
満開のウォーキング公園梅花
午前中に天気が良くなってきた。昼近くには青空が広がった。そこで急遽ハイキングに出かけるように準備し、昼食を携えて12時ちょっと前に出発する。ウォーキング公園を抜けてさらに北へ進む。この辺りは丘になっていて道は丘の上の大型住宅の並ぶ通りを行く。住宅の庭先には、山茶花などを含む赤や黄色の花やが咲いている。風はまだちょっと寒いが、春はもうすぐそこだ。

住宅街の花も満開
前方の鉄道橋をくぐる、その先はHorsell Commonの森
Basingstoke運河を渡る
Maybury Hillの道を下り、左に大型スーパーマーケットをみて進む。鉄道橋を下をくぐり、道は少し登ってBasingstoke運河を橋で越す。ここは、先月運河沿いを歩いてきて通り過ぎた場所だ。橋を渡って間もなく、右に異国風の塀で囲まれた場所がある。通りを離れそちらに少し行くと、回教徒の墓地であった。説明の掲示板もある。さらに森の中を行き、Horsell Commonの一部に入る。考古学の発掘発見で、4000年前にすでにこの地に住人がいた、ということだ。

回教徒墓地
松と広葉樹の混合林
森は松と広葉樹の混合林だ。A245車道にでて、渡ったところには、All Saints Churchがある。教会庭先の水仙は満開だ。教会脇の道を進むと、間もなくまたレストラン脇でA320車道にでる。こちらは交通量が多く対面にわたるのは大変だ。渡ってさらに森をいく。こちら側は木々はまばらだ。13時16分、歩き始めて1時間強、腹が減ってきた。ちょうど腰掛けるのによい倒木があるので、そこで休憩し昼食をとる。

All Angles教会
倒木で休憩
十数分の休憩後、また北を目指して歩きだす。今日は土曜日なので、森の中を散歩する人が少なくない。左にエニシダの黄色い花が咲く草原が広がる。そちらの道ははっきりしているが、これからの部分は森の中を進む。13時40分、民家脇にでその家の右の歩道を進む。そのうちにMacLaren公園入口の表示が現れる。

エニシダの咲く草地
MacLaren公園入口
公園の池とベンチ
公園は、緩やかな丘状の広い草原だ。進んでいくと池があり、そのわきには数本の灌木とベンチがある。だだっ広い、というべきだろう。道の右側には、そこからは一般公開でなはない、という看板が一定間隔にある。右側奥の建物は、私有施設のようで、看板から奥の土地は公園ではない、ということだ。道は円弧状にまがり、その先左に曲がって橋を越える。

広い公園内を進む
橋を渡り公衆歩道を進む
泥濘の道
数人のグループが橋を渡ってすれ違う。橋の先からはまた公衆歩道だ。この道は結構ぬかっている。先週旅行中に、結構雨が降ったようだ。14時、森から出て眼前に滑走路が広がる。ここからしばらく飛行場の中を横切っていく。すぐ左に滑走路の端部が終わる。空から軽飛行機が降りてくる。警告板にはこれから先90ヤードは、立ち止まらずに速やかに通り過ぎるように、と表示してある。

飛行場敷地内に入る
遠くに飛行機や建物

前方の土の車道もぬかっている
左遠くに飛行場の建物や飛行機が数機止まっている。大きな黒い倉庫状の建物は、映画の撮影場として使われ、英米の有名な映画がここで撮影されているということだ。5,6分で草地を横切り、また森の中に入る。ここも道は結構ぬかっていて、やっかいだ。数分で右に練馬場が現れ、土の車道を行く。この道もドロドロだ。14時15分、飛行場の北端を行くA319車道Cherstey Roadに合流する。

Fairoaks飛行場正門
飛行場西口の表示を左に曲がる
Cherstey Roadは左に曲がり、飛行場に沿って西に進む。飛行場正門前を通り過ぎ、飛行場西門という表示のある角で左に取る。建物が立ち並ぶ道を進み、左に駐車場がある入口を過ぎると、歩道になる。飛行場の反対側は牧場で、馬がたたずんでいる。飛行場の建物も終わり、左側は広々とした飛行場敷地で、その上に青空が広がる。

飛行場西端から見る
犬と遊ぶ川際の散歩者
飛行場敷地が終わったところで、小川を渡り進んで、また別の木製橋でBoume川を渡る。犬を連れた人、二人連れのカップル、騎馬者など様々な人が行きかう。広くなった土の道を進み、14時48分、右に細い道をとる。この辺りは、Horsell Commoの森だ。A3014車道にでて少し右に行き、その先左に折れる。進んでしばらく、また左折して住宅地に入る。

住宅地に入る
高い塀の間の公衆歩道
住宅地の間を縫っていく細い公衆歩道を進む。道の両側は高い塀で、見えないが気配を感じた犬が吠える。しばらく登り気味地進んだ道は、そのうち下っていき、Kettlewell Houseという表示のケアハウスを左にみて車道に出る。さらに住宅地の間を地図を確認しながら進み、15時23分、Basingstoke運河歩道6.5K地点にでる。

ケアハウス脇で車道に出る
梅花満開のBasingstoke運河
西方向に運河沿いを行く。2か月前初めて歩いたときに比べ、今は梅の花が満開で季節の移り変わりを感じる。水面や歩道路面には、梅の花びらが散っている。7K地点の橋を渡り、南へと住宅地の中を抜ける。鉄道橋を渡り16時18分帰宅した。

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今回は、あまり登攀はない。記録では累計で180mとある。距離は14.5㎞、所要時間は休憩などを入れて4時間15分あまりだ。泥濘があったが、水たまりに入らずにすみ、ハイキングシューズは汚れたが、大丈夫だった。長靴に比べて足の疲労は少なく感じる。そろそろイギリスでのハイキングも終わりだ。台湾に戻り、また山々を歩く日も遠くない

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