天上山から望む獅仔頭山-熊空山の山並み(2012/5撮影) |
天上山系の南にある縦走の山並み(マウスクリックで拡大) |
北の獅子頭山から南へ歩く |
出発点獅仔頭山登山口 |
最近の三回は友人との登山であったが、今回は単独行だ。新店区公所から6時40分発の獅仔頭山線無料バスに乗る。乗客は三名だけだ。登山客は自分以外に一人、去年11月の時に比べて少ない。この次の8時20分発のバスは乗客が多いと、運転手が言っていた。先月の集中豪雨で流され修復工事中の道を過ぎる。ここからは、浄水場の向こうに直潭山とその右に大桶山が見える。バスは、新店渓を離れ谷あいを登り、ジグザクの登りを繰り返すと登山口に着いた。新店区公所から約30分だ。去年11月も同じバスでやって来た。その時は、まだ太陽もそれほど上がっておらず、台北101ビルが雲の上に頭を出していて感動した。夏は光線も異なり、もうひとつだ。
觀獅坪からみる獅仔頭山、梯子が見える |
防番古碑わきの道標、縦走開始点 |
一つ目の鹿母潭への分岐点 |
杉林の中の道 |
尾根脇の杉 |
鞍部から少し道を登ると、歩き始めて2時間、9時20分に右に鹿母潭へ左に平廣へ下りていく分岐についた。特に平廣への道は広い。ここから竹坑山北峰までは、20分とあるのでそのまま進み竹坑山北峰を目指す。それまでの縦走路に比べると、ここはまた広く良い道だ。登りの途中で木々が切れ、送電線塔の下をくぐる。道がよいのはこの送電線塔の保線路だからだろうか。木々の切れ目から、観音山が見える。また雑木林に入り、登って行くと分岐がある。直進すると竹坑山、右に取ると竹坑山北峰である。右の道を行き少し登ると9時41分、北峰頂上(標高803m)に着いた。
竹坑山北峰への登り |
竹坑山北峰頂上 |
北峰から見る台北の街、手前には天上山系 |
獅子頭山とそれから続く尾根 |
竹坑山頂上 |
熊空山へ岩壁の登り |
杉林の中を登る |
右に紅龜面山への道を分ける。直進するとすぐ自動車が通れる、広い道にでる。もう麓に着いたか、の感覚だが、熊空の集落まではまだ600mぐらいの標高差がある。この幅広道を進むと、果樹園の上にでる。ここは木々がなく、眼前に熊空の山々が見える。谷を西側に見ていくと、先月登った五寮尖がある。台北付近の山に比べると、懐が深い。ここからは一つ上のクラスの山が始まる。道なりに果樹園を下って行くと、作業小屋がある。犬が二匹勢いよく吠え出した。犬の主人がなだめるが、いうことを聞かず吠え掛かる。そのうちの一匹は、後をつけてきて更に吠える。もし、果物泥棒などがくれば、この犬はよい忠犬として活躍するだろうが、ただ通過するだけの登山客にとっては迷惑千万だ。
熊空山頂上 |
熊空の山々、谷のつきあたりに五寮尖が見える、その右側は桃園 |
果樹園からの下り |
山猴洞 |
コケ岩の下り道 |
下草がびっしり茂る登山道 |
猴洞橋 |
熊空バス停 |
今回の行程は、距離13.7km、休憩を含む所要時間7時間、登攀高度合計620mだ。最後の2kmぐらいは舗装路なので、山道は11kmぐらいだ。距離としては、耳空龜山の時と同じぐらいだ。一部わかりにくいところもあるが、リボンもたくさん付けられているので、それを忠実に追っていけば迷うことは無い。道そのものも、山猴洞の沢筋道以外は、歩きやすいよい道だ。
高度プロファイル |
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