薯榔尖から見る峰頭尖の全容(2011年10月撮影) |
峰頭尖は平渓の谷の南側(マウスクリックで拡大) |
平渓国中の登山口から白石脚の登山口-菁桐まで歩く |
皇帝殿山東峰からみる峰頭尖、手前は皇帝殿山北峰 |
沢の堤防を行き、反対側に渡る |
今回の登山行程は、平渓国中から東勢格古道を少し歩き、沢に下って渡り、石燭尖にまず登る。その後この尾根を九龍山へ、そこから更に急な坂を登りつめ、峰頭尖の稜線にでる。稜線上のピークを数個越し、白石脚への分岐を過ぎ峰頭尖へ往復。分岐にもどり白石脚への沢沿い道を下って白石脚、そこから菁桐へ出た。道はそれなりに歩かれているが、安全対策がこれでもかと施された、付近の他の山道に比べると、最低限の補助ロープなどだけでずっと自然に近い山道だ。
コケに覆われた長い石段の道 |
石燭尖の大岩への登り |
道標の分岐にもどり、階段の道を登る。この道は三月に臭頭山から下ってきた東勢格古道へ続く。もし、石燭尖への道の入口がわからなければ、峰頭尖東峰経由の道もあるので、東勢格古道を進む。数分歩くと、慈母峰と平渓国中を記している道標がある。石燭尖という表示は無いが、道標の脇から道が沢に降りている。これを進んでみると、右側から道が合流した。この道が、もともと民家の近くから続いている道だろう。どこで迷ったのだろうか。何れにしても、石燭尖への道とおもわれる山道なので、それを取り進む。道は沢に降り、小堤防を越える。この道で間違いないようだ。堤防の内側の水は深くないが、小魚が泳いでいるのがわかる。
沢の対岸の道を登る。右に登っていく道がある。少し行ってみるが、これではないようだ。戻って左の沢沿いの道を行くと、果たして緑のコケに覆われた石段が長く登っていく。登りつめると巨石が控えている。その下には洞窟があるが、中は何もない。石に刻まれた階段を登り、急な坂が始まる。手袋を取り出し、手足を使った登りに備える。細い露出したい岩に刻まれた石段を登る。補助ロープがあるので助かる。左に下りていく道があるが、そのまま進むと露出した大岩の上についた。時刻は9時。切り立った大岩の向こうには、石燭尖がスクっと立っている。まさに石のローソクのようだ。遮るものがないので、周囲展望できる。標高は320mでまだ高くないが、中央尖、これから歩く尾根や峰頭尖東峰が見える。西側には、峰頭尖稜線からくだる枝尾根の向こうに薯榔尖も望める。
石燭尖と周囲の山々 |
少し戻り、先の左側の道を下り、大岩の付け根を巻いて登っていく。露出した岩尾根も現れる。岩についたコケは非常に滑りやすい。補助ロープを利用して慎重に進む。天燈の残骸が道端に二、三残っている。尾根の幅が広がり、九時半に平坦な場所に出た。ここで休憩する。もともと九龍山かと思ったが、九龍山はその先比較的平な道を数分進んだところであった。今までの登りで、全身汗だくだ。
九龍山頂上 |
稜線への登りの途中から見る中央尖、左奥の遠い山は東北角九份の山々 |
稜線の分岐 |
稜線上の分岐から峰頭尖の頂上ピークまで、ざっと数えて七つの小ピークがある。そのうち三つ目は、他に比べて顕著な三角形で高い。このピーク前で基隆河側が開けて展望ができる。対岸の真正面の山は薯榔尖だ。ピークを越え下ると、852峰への道を分岐する。これは東勢格へ下る道だ。時刻は11時40分、ここで尾根道全体の約半分を過ぎた。少し休憩を取る。
尾根上の道、登り下りが多い |
稜線上から平渓の谷方向を望む、右のピークは峰頭山稜線上中間の比較的大きな無名ピーク |
稜線上の道、コケに覆われた岩を登る |
今日の目的地、峰頭尖頂上 |
岩がゴロゴロした涸沢の下り道 |
下り道の小堤防と釣人 |
白石脚から見る薯榔尖、平渓富士 |
高度プロファイル |
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