獅公髻尾山山頂 |
位置図(マウスクリックで拡大) |
南の南山寺から北へ平渓まで歩く |
皇帝殿山北峰から見る獅公雞尾山の山塊 |
茶畑の脇を登る |
獅公髻尾山登山口 |
支度を済ませ、舗装路を獅公髻尾山へ向かう。遮るものがないので、炎天下の舗装路の登りは結構つらい。早速汗が噴き出る。途中、南山寺のお坊さんがバイクでやって来た。お茶の畑を栽培しているようで、大きな急須のある角を曲り、立ち寄ってお茶を飲んで行けと、誘ってれた。ただ、そのような場所がなかったので、結局尋ねることはなかった。歩き始め15分で、獅公髻尾山への分岐についた。茶畑の脇を過ぎ、更に登ること15分で駐車場のある登山口についた。南山寺から約30分の道のりだ。ここで少し休憩する。脇に小屋があるが、その柱に原住民風の山刀が掛けてある。5分ほどの休憩後、砂利の敷いてある山道を登る。前回は気づかなかったが、100m毎に頂上までの標識が道端にある。頂上のすぐ近くで、鑽石峰方面への山道の分岐がある。9時20分過ぎ、頂上についた。南山寺から標高差約300m、約50分の登りであった。
頂上の案内版 |
台北方向を見る、皇帝殿山全容が見える、手前の尾根は南勢大尖 |
頂上から東方向を見る |
九芎坑山・伏獅山分岐 |
木々の間から見える中央尖、奥は五分山 |
シダの下草の中をゆく山道 |
水鴨腳秋海棠のピンクの花 |
雑木林の中を下る |
雑木林の中を更に下る。方向表示はないが、藤寮坑への分岐を左に分けると、道は稜線から外れ右側の山腹を行くようになる。補助ロープの急な下りなどを下りていき、山腹を横切っていく道は、途中土砂崩れで道がなくなっている。最近の大雨で流されたのだろう。注意深くその上を巻いていく。玉桂嶺への道が分岐を左にいく。ここまで来ると、大分高度が下がり上り下りも緩くなってきた。玉桂嶺山へ、道を右に取り進む。ここの部分は、それまでに増して登山者が少ないのか、程度が更に少し落ちる感じだ。竹林の中も進む。四匹の蜘蛛が同じ場所に、前後網をはっている。そのうちの一匹は大きく、他の三匹は小さく色も黄色で違う。大きな蜘蛛が母親でその他の三匹は成長中の子供なのだろうか。
道に張られた蜘蛛の巣 |
玉桂嶺山山頂 |
また急な下りを降り、岩の詰まった沢筋の道を少しいくと、産業道路に出た。12時35分、南山寺を出発して、約4時間の尾根道歩きであった。ここからは、産業道路を 東勢格方向へ歩く。道は平坦だ。道端には野薑花の真っ白な花がある。二、三十台のオートバイの若者が通りすぎていく。少し下りになり、右に道を分け橋をわたる。これを更に進む。約20分で東勢格越嶺古道の入口に着いた。地方行政の建てた案内板があるので、すぐわかる。道はすぐ人家の前を通り、そこから土の古道が始まる。
東勢格越嶺古道の入口 |
登りの途中の沢と草原、後ろの山は峰頭尖 |
峠直下から見る獅公髻尾山と伏獅山、右奥の山は人面山 |
古道の峠 |
土地公 |
高度プロファイル、前半は下り、古道の峠へまた登る |
平渓国中バス停でバスを待つ間、天灯が数個、空にあげられているのを見た。観光客が飛ばしているのだろう。東勢格古道脇などで、この天灯の残骸をしばしば見る。我々登山者は、自然を保護するためゴミは全て持ち帰るようにしている。天灯はどこへ飛んでいくかわからないので、難しい面はあるが、自然保護の観点からは、残骸は地元観光業界団体や地方行政が責任を以て対処すべきではないのだろうか。費用は、天灯販売時にそれに載せればよいと思う。
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