雪山東峰から望む武陵四秀のうちの三座(左から品田山、池有山、桃山。2016年4月撮影) |
桜の向こうに池有山(左)と桃山(2013年2月撮影) |
縦走路上の有名な一本鐵杉(ツガ)名木 |
西側の登山道で稜線に、桃山登山道で下山 |
三日の歩行高度表 |
雪山山脈の位置にになる武陵四秀 |
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第一日 10月26日(水曜日)
武陵山莊から稜線へ、池有山を往復し新達山屋へ |
稜線への登りと池有山への登攀 |
武陵山莊で出発前のメンバー全員 |
武陵山莊と背後の池有山(左)と桃山 |
コンクリ道脇で休憩をとる |
桃山瀑布 |
池有山登山口 |
松林の中を登る |
中央尖山を背後に登る |
二葉松の林の中を、ジグザグに道が登っていく。松葉が敷き詰められた道は、気持ちが良い。100m毎に現れるキロポストの数字が増えていくのが、20kg弱の重荷を担いでの登りには慰めだ。30分ぐらいおきに休憩をとり登る。9時8分、1㎞キロポストを過ぎる。9時27分、1.2km地点の開けた場所で休憩をとる。更に登り10時50分、2㎞キロポストを通過。松の木はまばらになり、一方玉山矢竹が現れる。背後に山々が見えるが、かなり登ってきたので、同じ高さに見える。10時52分、少し開けた場所で、早めの昼食休憩をとる。
右の品田山の左奥に雪山主稜線が見える |
左に桃山が近くなってくる、右には中央山脈 |
鐵杉原生林の中を登る |
池有山への分岐点 |
分岐を左に進む。ほんの数分で、石がゴロゴロする石流坂が現れ、池有山への分岐に来る。荷物をおろし、空身で池有山へ往復する。石流坂の脇を登り、左に横切ったあと、森に入る。すぐに右が切り立った崖の上に出る。稜線上を進む。14時5分、池有山頂上へ着く。分岐から約20分だ。今回の縦走中一番目のピークは、素晴らしい展望台だ。霧が発生してきているが、谷を挟んで大霸尖が見え隠れしている。反対側は、遠くに南湖大山が雲間に頭を出し、その南には中央尖山の三角ピークが顕著だ。更に南に稜線を追っていけば、6月訪れた奇萊北峰主峰も見える。谷間には武陵農場の畑や道が望める。稜線の西側は品田山で、その下の草原には今晩泊まる新達山屋が建っている。
池有山頂上から中央山脈を望む |
谷あいの武陵農場の向こうに中央山脈甘薯山,無明山などの山並み、一番右に奇萊北主峰が望める |
大霸尖 |
慎重に山腹をトラバースしていく |
新達山屋付近の池 |
新達山屋が見えた |
新達山屋内部 |
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第二日 10月27日(木曜日)
西へ品田山を往復しあと東へ桃山へ縦走 |
品田山の往復と右は桃山往復 |
空にはまだ三日月が掛かっている |
南湖大山の稜線に太陽が顔をだした |
小屋の前で品田山出発間のメンバー |
朝日を背に草原を登る、背後は池有山 |
品田山への途中、前方は池有山、桃山の稜線、桃山の左には喀拉業山 |
雪山主峰のカールを遠望、右のピークは北稜角 |
品田山前方から望む品田山、左に雪山の主稜線 |
前峰の岸壁を下る |
品田山頂上 |
西側には、その昔日本時代の台湾山岳会会長沼田鉄太郎が名づけたとされる聖稜線が、眼前に連なっている。雪山主峰から北峰を過ぎ、数座の高峰を連ねて大覇尖へと続く稜線である。途中には大きなキレットもある、難しい稜線だ。今年3月に訪れた馬那邦山とはちょうど反対から見ていることになる。来年は、ぜひ歩いてみたい。
聖稜線 |
大雪山(左)と西丘斯山、背後は北横公路周辺の中級山 |
遠くに陽明山山系が見える |
中央山脈を背景に集合写真 |
池有山、桃山、左に喀拉業山の武陵四秀稜線 |
品田山の下り |
新達山屋 |
原生林の道を行く |
三叉路分岐 |
桃山が近くなる |
岩場を下る |
原生林の中を登る |
桃山山屋 |
小屋内部の高圧酸素袋 |
桃山頂上へ進む |
北方向のパノラマ |
南方向のパノラマ |
雲海に浮かぶ南湖大山 |
桃山頂上での集合写真 |
夕闇迫る詩崙山から喀拉業山への山並 |
夕陽の中の大小霸尖山 |
雪山主稜線の夕暮れ |
桃山山屋へ戻る |
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第三日 10月28日(金曜日)
喀拉業山を往復した後下山 |
歩行高度プロファイル |
ヘッドライトを頼りに進む |
赤く山肌が照らされる、前方谷間は武陵農場 |
詩崙山山頂 |
草原を進む、前方に喀拉業山。右遠方は太平山 |
原生林の間を進む |
ススキの向こうに南湖大山 |
詩崙山は、喀拉業山への道のりのほぼ中間地点だ。道は下り気味に進む。草原が現れる。その右向こうは、宜蘭方向が霞の中だ。2.1㎞キロポストを過ぎ、前方に喀拉業山が見える。先に下っていく。鞍部近くからは、西側に品田山、そしてそのすぐ後ろに大霸尖へと続く長い聖稜線がこちらと平行に伸びているのが見える。登り返し7時38分、喀拉業山頂上(標高3133m)へ着く。二等三角点が埋められている頂上は、周囲が矢竹でに囲まれ展望はない。同じ四秀の他の峰に比べると、ずいぶんと性格が異なる。
喀拉業山への最後の登りから見る桃山から品田山の稜線と、雪山聖稜線(右) |
頂上での集合写真 |
南山村の谷間を見る、右は太平山 |
桃山への最後の登り道 |
桃山頂上へ戻る |
ほぼ360度のパノラマ |
桃山山頂から下り始める |
下りはじめの展望 |
せり出した部分 |
先ほどのせり出しピークを振り返る |
分離帯のジグザグ道を下る |
桃山登山口へ戻ってきた |
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吊橋から見る品田山 |
いかに体力を維持し、自分の望む山を登っていくか、筆者の課題だ。今回の登山で、登頂済み百岳のカウントは二桁となった。台湾の百岳をすべて登ることが最終目的ではない。しかし、より多くの高山を登って行きたいのは確かだ。体力が続く限り、さらに登りその記録をシェアして行きたいと思う。
品田山山頂下に咲く花 |
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