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2018-06-03

2018年6月2日 新竹縣油羅山 杉美林の負荷訓練山行

杉美林を下る
台湾の高山縦走は、3,4日以上かかるところが多い。今月半ば、また来月にも予定していいる高山縦走に備えて、縦走参加予定メンバーと一緒に負荷(筆者が学生の頃はボッカと呼んでいた)訓練をした。ボッカ訓練は、以前にも行っているが、台北付近の山であった。しかしこの時期は、台北付近の低山は暑くて訓練の前にバテてしまう。今回はそのため、標高の高い場所を選んだ。標高1764mの油羅山は、美しい人工杉林が多くあり道の状態もよい。登山口からの標高差は6~700mと少ないが、重量を担いでの初めての体験としては適している。

油羅山山頂の全メンバー
油羅山は、新竹県五峰鄉にあり、昔林業の集積地として栄え、今は観光地として復活している內灣の奥でもある。バスなど公共交通手段では登山口までいけない。今回は高山参加者のうちの二人がシェアカーを提供、それに便乗して登山口まで往復した。また、一人自分で運転し参加したメンバーも加え、都合11名での山登りである。

南側の第一登山口から反時計回りに歩く
後半は、平らな林道歩き
油羅山の位置
前方をマイクロバスが登山口に向けて行く
7時に台北の異なる二か所から出発した車二台は、竹東で合流し122号線を進む。この道は、昨年聖稜線縦走の出発点、觀霧への道と同じである。途中右に五指山への道を分け、やはり昔日の木材集積地上坪を過ぎる。上坪溪を渡り、竹62号県道を進む。花園集落を過ぎて、道は羅山林道北縣に入る。前方をマイクロバスが走っている。9時半前に第一登山口に到着する。バスは、嘟嘟登山隊のメンバーであった。彼らも同様に油羅山を登る。

第一登山口にて
雑木林の急坂を登る、犬が先導
支度をして、9時32分登り始める。今回、メンバーは15kg以上の荷物を担いで登る。多い人は18kgほど担いでいる。登り始めから杉林の中を行く。この付近の杉は枝落としがされておらず、材木としてはよくない。台湾の林業も、今はほとんどすたれてしまっている。メンバー一人が連れてきた犬が、前を行ったり戻ったりする。雑木林になった急坂を登る。20分ほどで大岩のわきを過ぎる。筆者も17kgほど担いでいるが、重さをヒシヒシと感じる。気温は20度代だが、汗が止めどなく流れる。10時3分、初回の休憩をとる。

杉林の坂道
炭焼窯跡
急坂を登る
道は尾根上を行くようになる。そのうちまた杉林の中を行く。坂がすこし緩くなり10時34分、左に炭焼窯の跡を見る。少し下って、11時7分、右からの道を合わせる。緩やかな坂がつづいたあと、最後の登りを行く。霧が濃くなってきた。11時35分、少し開けた場所で左に第二登山口への道を分ける。その先稜線を少し行き、11時42分油羅山山頂(標高1764m)に到着する。約2時間10分の登りであった。先に出発していった登山隊の大勢が、登頂写真を写している。荷物をおろし休憩する。もともと樹木に囲まれた山頂は展望がない。

頂上前の分岐
霧の中の山頂
今回は、短いルートなので急ぐ必要がない。荷重として水を持ってきたので、水もたくさんある。ストーブを取り出し、即席めんを作る。お茶も入れる。みんな思い思いに時間を過ごす。気温は22度で、じっとしているとさすがに肌寒い。ジャケットをつける。12時52分、1時間以上の休憩のあと下り始める。先ほどの広い分岐に戻り。右に第二登山口へ下り始める。

第一、第二登山口への分岐道標
杉林と竹林の下りを行く
急坂が続く。20分ほど下ると、杉林から竹林の中に入る。竹林が切れ少し登り返す。13時30分、1395峰を過ぎる。ピークといっても特に表示があるわけでもない。雑木林から杉林に換わる。前方を歩く嘟嘟登山隊を追い越し、さらに下る。坂が緩やかになってくる。杉林が美しい。14時第二登山口に着く。ここから舗装された林道を、車を駐車した第一登山口へ歩く。

杉林の下り道
林道を行く
2㎞強のほぼ平らな道を進む。山襞に沿った道も杉林の中を行く。二か所ほど水が流れる小沢脇を過ぎる。天気は回復気味で、朝は霧の中だった周囲の山が望める。14時30分、第一登山口に着く。休憩を入れてちょうど5時間の歩きだった。間もなく後方の登山隊がやってきた。スイカをおすそ分けしてもらいいただく。着替えなどを済ませ、15時前に帰路に就いた。

第一登山口に戻る
今回は、ボッカ訓練の登山であったが、山そのものは美しい杉林に囲まれたよい山である霧が発生しやすい場所でもあり、夏など避暑を兼ねて歩きも良いだろう。道の状態もよい。水平移動距離約7Km、登坂は累計約700mであった。困難度はクラス2、登山口までの足を確保できるのであれば、だれにでも薦められる。

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