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2013-03-18

2013年3月17日 陽明山瑪礁古道-北五指山-瑪蕃山 晴天休日の静かな山歩き

北五指山頂上から:なだらかな山容の山並み、中央の七星山に左は竹篙山
陽明山公園の東側はゆったりした山容だ。ここに点在する草原を、晴天下涼しい風に吹かれながら歩くのは、とても気持ちが良い。同じ思いのハイカーは多く、公園管理下の正規登山道は休日になると、とても賑やかになる。昨年秋歩いた、平等里の奥內雙溪支流流域の古道群は、道標なども殆ど無く、わかっている登山者しか入らないので、そうした雑踏に比べると静かな山歩きができる。単に山頂を目指す道だけでなく、過去人々の生活に使われていた道、歴史的な色合いの道など、それぞれの谷と尾根に存在し、ここ周辺は興味が尽きない。

內雙溪古道:沢を越える
今回は、內寮から始まる三本の古道のうち、瑪礁古道から擎天崗へ登った。竹篙山を登ったあと內雙溪古道から北五指山へ、その後東へ歩いて頂山へ向かう。頂山からは瑪蕃山を経て至善路370巷へ下り、更に內雙溪を渡って至善路の小18バス停へ歩いた。一部は石畳の正規歩道を歩いたが、大部分は土の山道である。雑木林から草原に飛び出る瑪礁古道、沢沿いに進み渡渉もある內雙溪古道など、それぞれ特徴がある。好天の日曜日だが、ここで出会った登山者は忘れた頃に出会うぐらいだった。一方わずかの距離であった正規歩道は、頻繁にハイカーとすれ違った。

內寮から北へ歩き、その後南へ(内寮から初期軌跡未記録)
出発点が高いパターン
過去に歩いた内双渓流域の山道群
平菁街93巷の突き当り、左の階段を登る、カイが先導する
今日の山行は同行者二人、都合三人である。MRT劍潭駅でWさんと落ち合い7時20分発の小19バスで終点內寮へ向かう。このバスは途中內曆を経由して行く。昨年このバス停から新圳頭山へ登った。8時に終点內寮に着く。もう一人の同行者Yさんはここまでバイクでやって来た。彼の愛犬カイも一緒だ。身支度を済ませ8時15分に出発する。バス停から平菁街93巷を一番奥まで進み階段をのぼる。土の登山道の始まりだ。すぐ右に涸沢をこえて道が登っていく。これを取る。直進する道は沢沿いに擎天崗へ登る内寮古道だ。出発から十分足らずで尾根にたどり着くと、右から新圳頭山を超えてくる道と合流する。Yさんの愛犬カイはまだ生後五ヶ月の子犬だが、ハツラツと我々の前を進んで行き、時々立ち止まって我々を待っている。

瑪礁古道、ペンキ書きの路程
分岐から進むとすぐ、右に內雙溪古道へ続く道が下っていく。今回は直進し尾根上の瑪礁古道を登る。幅広の尾根上を行く古道は、ゆっくりした登り坂だ。道ばたには100m毎に、劉さんの手書きペンキ路程が苔で緑色の石に書いてある。分岐から20数分登ると左に内寮古道への道が分岐する。朝陽の中の雑木林の道は、落ち葉が敷き詰められ、とても気持ちのよい道だ。更に登ると、道は凸凹が多くなる。放し飼いの牛が歩いているようだ。大分擎天崗が近づいてきた。9時10分に森が切れ草原に出た。背の高い芒草の向こうには、七星山、その左には第一目的地の竹篙山が見える。道は草の間にしっかり続き、迷うことはない。さらに数分進むと、左から内寮古道が合流する。ここからは、昨年九月に歩いた道だ。

草の道を進む、正面に七星山


草の間の道を更に進む。9時20分に擎天崗から登ってくる石畳の歩道に合流する。左にとり、竹篙山へ向かう。この道を行くハイカー数組とすれ違う。時間が早いせいもあるが、瑪礁古道では一人も出会わなかった。9時半、竹篙山頂上(標高830m)に着いた。今日の行程中最高点だ。内寮から1時間15分である。晴天で見晴らしがよく、目の前に七星山が大きい。南方向には大崙尾山の向こうに台北101ビルが霞の上に頭を出している。紗帽山と面天山中正山の間には、八里觀音山も霞の上に浮かんでいる。腰を下ろして休憩する。

左に竹篙山、瑪礁古道ももうすぐ終わりだ
竹篙山から見る、正面の七星山、左の紗帽山の右に微かに観音山が霞に浮かぶ
大崙尾山の向こうに台北101ビルの頭が霞に浮かぶ
內雙溪古道:礁坑溪を右に見て歩く
十五分ぐらいの休憩後、登ってきた道を戻る。瑪礁古道への分岐を過ぎ、トーチカのある分岐で右に擎天崗回遊路を下る。子供連れのハイカーも多い。まだ小さいカイだが、突然現れた犬に驚いている女の子もいる。回遊路を下りきり、小橋を越えると右に土の道が分岐する。內雙溪古道の入口だ。小沢にそって進む山道は、左から別の沢が流れ込みところで、渡渉する。さらに10分ほど進むと別の沢が合流し、もう一度渡渉する。この沢に沿って稜線上の擎風(擎天崗-風櫃嘴)歩道への道が登っていく。右に流れる礁坑溪は下るにつれ、次第に幅が広く深くなる。內雙溪古道を下ること約20分、10時25分に左へ北五指山への道の分岐点にやって来た。ここでは数名のパーティーが休んでいる。

北五指山への登り
ここから道は登り始める。まもなく右に石壁だけの廃屋を通り過ぎる。稜線からの枝尾根の峠を越え、少しくだると北五指山の登り口に来る。左に擎風歩道への道を分けた後、道は南に向かい山腹を登り始める。数分林の中を登ると、草原の道になる。背後に石梯嶺を見て登る。11時に北五指山頂上(標高790m)に着いた。一人登山者が休んでいる。向かいの擎風歩道には、大勢のハイカーが歩いているのが見える。これで四度目の北五指山になるが、いつ来ても広々とした草原はとても気持ちがよい。吹いていく風が心地よい。食事をとり、ゆっくり休憩する。

ツツジの咲く草原道
20分ほどの休みのあと、頂山に向けて進む。今回は杏林山へは向かわず、直進してツツジ(金毛杜鵑)説明看板のある場所で擎風歩道に合流する山道を取る。高頂山から来る道を過ぎ、草原の道を進む。低い灌木の間の道を数分下って行くと、手前に大きな草原が現れた。このあたりの芝生部分はもともと踏み跡がはっきりしないので、そのまま草原を下っていく。草原のヘリに来ると、それを囲む灌木には山道が見当たらない。それらしいものもあるが、牛の踏跡だ。牛の踏み跡は深く掘られていたり、牛は人間より背が低いので低い枝でもくぐっていくので、違いがわかる。擎風歩道を歩くハイカーの話し声が、東側から聞こえてくる。そう遠く無いはずだ。草原を登り返し途中ぐらいの場所で、強引に踏み跡の一つを追って見る。刺のある枝もあり、歩きにくい。しばらく進むが、やはり様子がおかしい。そこで引き返し更に草原を登り返す。すると、草原の上部に右に折れて行く踏み跡がある。どうやらこれが山道だ。草原を出た時点で左折する形なので、見逃したようだ。この道を数分下ると、果たして擎風歩道に出た。

擎風步道への山道から間違って下ったところの大草原、山道はこの上で左に折れ曲がる
瑪蕃山山頂
頂山へは、石畳の擎風歩道を進む。僅かな距離だが、多くのハイカーとすれ違う。12時10分すぎから数分間、頂山で休憩した後、瑪蕃山への道を下る。これも非正規山道だ。入口は、頂山山頂の奥まったところなので目立たない。この道は、朝歩いた古道に比べると、あまり歩かれていないようだ。森を抜けた後、草の頂山西南峰へ登り返す。また、森の中の下りと登りの後、幅広の草の中の頂上に12時47分に着いた。瑪蕃山(標高702m)の頂上だ。基石が埋まっている。カイは子犬なので疲れてきたようで、座って休んでいる。Yさんの話によると、疲れてくるとこうするそうだ。

瑪蕃山からの下り道
下りはじめるとすぐ森の中を進む。土の道は、ところどころ滑りやすところもある。頂上から30分ほど下ってくると、石を積み上げた低い壁がある。これを乗り越しさらに下る。さらに10分くだると、大勢の人の声が下から聞こえる。どうやら我々の先に同じ道を下ってきたパーティのようだ。竹林のわきを下り、13時10分に至善路370巷最奥にある風動草休閒農場わきの登山口に着いた。土の山道歩きはこれで終わりだ。至善路370巷を下り、引き続き坪頂古圳親山步道を田仔尾橋へ下る。途中、Yさんはバイクを置いてある內寮へ戻るため、清風亭への分岐で右に下っていく。Wさんとは、分岐を左にとり田仔尾橋を渡った後、至善路を下り、13時52分小18番バス停に着いた。十数分待つとバスがやって来た。

今回の行程は、距離約11kmである。休憩込みの所要時間は約5時間半、登攀高度累計約620mだ。出発点内寮が標高約520mとそこそこ高いので、登り部分は比較的少ない。歩行速度は、自分の普段とあまり変わらない。YさんもWさんも山慣れてきて、しっかりついて来ている。內雙溪流域の古道は、これで大分カバーできたがまだ全部ではない。內雙溪古道を田仔尾橋からずっと沢沿いに歩くなど、暑い時期にはよいルートなので、いずれは行ってみたい。

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