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2013-03-11

2013年3月9日 陽明山七星山 凱達格蘭遺跡、金露天宮経由、天母古道を下る

七星山主峰山頂
しばらくぶりの七星山登山に行った。去年九月以来だ。今回は、陽明山バスセンターから苗圃登山道を経て、主峰の南側にある凱達格蘭遺跡に立ち寄ったあと主峰に登った。下りは、小油坑への道の途中から金露天宮へ下る非正規山路を歩いた。陽明書局から陽明公園へ下り、その後さらに天母古道を経て天母まで歩いた。今回の山行は、友人二人と都合三人の登山である。そのうちの一人KSさんは、筆者のブログを見て連絡があり、今回一緒に登った。ブログを通じて登山同行できたことは、筆者として嬉しい。もう一人のKKさんは、これで数回の同行だ。彼はもともとスポーツマンだが、山が好きになったようだ。

中心の陽明山バスセンターから出発、七星山下山後天母古道を下る
一本調子の登りの後は長い下り
最後は天母まで
今回の山登りは、実のところキツイ山行に属する。登りは累計で1000m弱だが、長い階段の登りが続き体力が要求され、また下りも長い道のりで健脚向けの行程だ。KSさんは登山経験が少なく、この山行は大変だったと思うが、しっかり完走した。普段から歩くことが多いとのことで、それが助けになっている。天気のよい春の七星山は、夏のアルプス銀座よろしく、登山客がとても多い。一般登山道は、老若男女、さまざまなハイカーが歩く。一歩非正規山道にはいると、様子はガラッと変わる。ほとんど誰にも合わない、静かな山歩きができる。

ビジターセンタ近くから見る七星山
苗圃登山口
花の時期の陽明山は、遊楽客がとても多い。交通規制もあるが、同時に山中では観光スポットとの間を結ぶ臨時シャトルバスなども運行され、普段より忙しい。そうした混雑を避けるため、早め7時半にMRT劍潭駅で落ち合い、紅5番バスで陽明山バスセンターに向かう。土曜日だが文化大学で多くの学生が下車する。8時10分過ぎにバスセンターに到着。支度を済ませ、陽明山公園の方角へ歩く。人車分離道の入口に十匹の野良犬がたむろしている。入口からトンネルをくぐり階段をのぼる。分離道を登ること10分ほどで、8時37分にビジターセンターに着く。ビジターセンターに立ち寄り、展示物を10分ぐらい見て回る。ビジターセンターの前からは、これから登る七星山が道脇の桜の向こう高い。

大分登ってきた、紗帽山が下方に
更に人車分離道を進み、苗圃登山道入口に着く。ここから七星山登山開始だ。今日は登山道を行くハイカーがとても多い。若い人がかなりのハイペースで登っていく。登山口から20分ほど石段道を登ってくると、左に道標はないが土の道が分岐していく。金露天宮へ続く山腹道だ。更に10分登り、9時25分に七星公園に続く分岐点に着く。ここのあずま屋で休憩する。新しい時計がかかっている。寒暖計は17度を示しているが、汗をかいた体にはその感覚がない。数分の休憩後急な石段道を登りはじめる。十数分の登りの後、樹木がきれて展望がきく。朝陽の中に、紗帽山が下方に大分低く見える。9時54分、あずま屋から約20分ほどで凱達格蘭遺跡へ続く山道の入口に着いた。苗圃登山口から1.7kmの路程ポストの少し上だ。ここはもちろん道標などはない。

凱達格蘭遺跡への道
非常によい陽明山の登山道に比べれば落差があるが、この山道は他の台北近郊の山道に比べたら良い方だ。少しこの道を進むと標識リボンなども現れる。はじめは平な道が続くが、そのまま進む道から右に登っていく道が分岐する。平な道は、金露天宮への道へつながる。樹の間を登って行くと、草原に出て展望ができる。さらに進むと、前方に一面笹やぶの中に凱達格蘭山がちょこんと座っている。周りは背丈の高い笹やぶだが、道の部分はしっかり草刈りされている。岩を乗り越え進み、10時15分に凱達格蘭山に着いた。前方には主峰、左側には南峰、そして右奥は東峰が座っている。反対方向は、びっしり茂る笹やぶの先は遠く紗帽山などが見える。ここは南、主、そして東峰に囲まれたテラス状の地形で、その中央に凱達格蘭山が立っている。狭い頂上で休憩する。二人登山者が登ってきた。下方の藪がガサガサ動いている。だれか別の登山者が歩いていのだろう。

凱達格蘭山、左は七星山主峰、遠く右奥は東峰
凱達格蘭山頂上から見る、左から南峰、主峰、東峰
凱達格蘭山頂上から南方向を見る、笹ヤブの中に道が続く
積み上げられように見える巨石
凱達格蘭山を下り、主峰方向に進む。開けた場所に出た。遺跡の祭壇と言われている部分だろう。ここに立って周囲を眺めると、中心に凱達格蘭山のピラミッドが座っている。この開けたところから少しのぼると巨石がある。この巨石は石を積み上げてできているように見える。繋ぎ目があるのだ。世界中には巨石の文化があるが、ここもそれと同様に歴史前の原住民が何らかの方法で造ったのか。そこから数分登り、藪をかき分け進むと、ひょっこり石畳登山道に飛び出た。何の標識もない笹薮から我々が飛びでてきて、ちょうどそこを歩いていた登山者が、少し驚いている。登山道を進み、11時に主峰に到着した。頂上には大勢の人が、思い思いに写真と撮ったり休憩したりしている。このような天気のよい日は、多くの人が登ってくる。われわれも記念写真を写す。

金露天宮への山道入口、奥に展望台
登ってきた道を下り、さらに南峰への分岐を経て展望台へ進む。その少し前、左に笹薮のなかへ土の道が下がっていく。これが金露天宮へ下る道だ。降る前に展望台へいく。ここも登山者でいっぱいだ。分岐へ戻り、山道を下りはじめる。ちょうど親子連れがそばを通り、道標もない山道に入っていく我々を、訝しげな表情で見ている。背が高い笹薮をかき分けて進むと、前方に紗帽山が見える。木々のある部分にくると、赤のプラスッチク製椅子が二つ置いてある。誰かが持ってきたのだろうが、大分年月が経っているようだ。坂道が急になり補助ロープも現れる。笹が次第に少なくなり、林の中を下るようになる。分岐から20数分くだってくると、少し開けた場所に降り立つ。左から小道が合流する。これは凱達格蘭遺跡から山腹を横切ってくる道だ。南峰からもここへ降ってこれるようだ。少し登り返し、また急坂の下りが続く。12時5分、山道が終わり金露天宮が現れた。約30分の下りだ。

金露天宮への下り道
金露天宮の前で休憩する。辺りは我々三人だけで、七星山主峰などの賑わいが嘘のようだ。登山日和の七星山でも場所やルートのとり方で、静かな山歩きができる。30分近くゆっくり休憩した後、舗装路を下る。十数分下ると、小油坑から下りてくる人車分離道と交わる。ここは一昨年九月に歩いた以来だ。左に曲り、こけがびっしり生えた石畳の道を歩く。数分で竹子湖の警察局裏に着く。陽金公路を渡り、対面に続く人車分離道へ進む。このセクションは、よく歩かれている。道の石畳に苔もあまり着いていない。実際、何人ものハイカーとすれ違う。先程竹子湖までは全く出会わなかった。

金露天宮前で休憩する
中興路で右に曲り、車道を下る。サクラや椿の花が咲いている。正面に大屯山が高い。陽明書局を過ぎ、さらに下る。ここも遊楽客が多く道を行く。13時40分、陽明公園に着いた。金露天宮から約1時間の道のりだ。公園内は大勢の人出で賑わっている。家族連れやカップルなど、老若男女さまざまな人がくつろいでいる。我々も少し休憩し、果物を食べる。

陽明公園は花が満開
黒犬がついてくる
公園からバスセンター方向へ歩く。入園してくる遊楽客がひっきりなしだ。路上には屋台も出ており、お祭りのようだ。山登りの我々は少し場違いの感じだ。14時20分、バスセンターに戻ってきた。帰りには時間が少し早いのか、バスを待つ行列は予想に反しとても短い。バスで帰ることもできるが、更に天母古道を下ることにする。紗帽路を下り、左に河へ下がっていく人車分離道を歩く。ここは昨年九月訪問時は、一部分補修中で通れなかった道だ。道は河沿いを進む。温泉から流れる水のせいで、硫黄の臭がする。橋をわたると黒犬がいる。我々について歩いてくる。愛富三路を登り14時50分天母古道入口に着く。犬が少し遅れて、登ってくる。我々がまだいるのをみて、嬉しそうだ。

天母古道から見る大屯山(左)、小観音山(中)、紗帽山(右)
天母古道も歩く人が多い。石畳の道をおりきり、道脇のベンチで少し休憩する。砂利の敷いてある平な山腹の道を20分ほどで歩き終わり、階段道を下る。15時40分、中山北路終点の登山口に着いた。愛富三路入口から50分の歩きだ。中山北路ロータリーまで更に下り、近くのバス停からそれぞれ帰宅した。

今回の行程、歩行距離は16kmある。最近の山行では一番長い。所要時間は7時間半、登攀累計は972mである。舗装路やAクラスの登山道部分が多いが、一方かなり急な土の山道もあり、ハードな行程である。初めてのKSさんもよく歩いたと思う。

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