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2015-05-18

2015年5月17日 慢集團@南港山岩壁ルート 夜間ピクニック

象山涼亭から見る夜景
涼亭での集合写真(Wさん撮影)
南港山の岩壁ルートは、今までに数回登っている。今回、以前と異なるのは約20名の慢集團メンバーでの山行である。そして、このルートを歩き終えた後、象山頂上近くの涼亭ですぐ近くに見える101ビルと夜景を楽しみながら、お酒をまじえ食事をした。夜間に山を登るのは普通は避けるが、街に近い南港山であると、石段道でなおかつ部分的には街灯があるので、困難ではない。勿論ヘッドライトなど、照明器具を用意するのは前提であるが。

永春高中から歩き始め、岩壁ルートを巡ったあと象山へ
歩行高度表、前半は岩壁ルートをめぐる部分
新しく道標の付けられた、萬壽園への分岐
ルートとしては、1月に五名で訪れた時と同じく永春高中からスタートし、萬壽園靜之亭へ登る。そこから岩壁ルートアクセス山腹道を進んで第三ルートを登り第四ルートを下る。またアクセス道を第二ルートへ、登り切った後は第一ルートから山腹道に戻り、萬壽園を経由して象山へ行った。食事を終えた後、少しほろ酔い気分だが象山登山道を吳興街登山口へ下り、MRT象山駅へ歩いた。第二ルートはかなり急でなおかつ高度も高い。一人だけ避けたメンバーを除いて全員が問題なく登り切った。正直当初は心配したが無事完了し、各自それなりの経験と自信を得たようで、今後の山歩きにも役にたつと思う。

萬壽山へ階段道を登る
静之亭の柱に付けられた岩壁ルート手書き地図
夜景を見るので岩壁ルートの活動が終了し象山に日が暮れるころに着くため、午後二時に永春高中バス停に集合する。全員の集合を待ち、14時20分に出発する。周りの四獸山を見て進む。天寶宮脇の登山道を登る。いつもどおりだ。稜線上の南港山縦走路に上がり、15時萬壽園への分岐に着く。以前はなかった道標が設けられている。ボランティアによるもののようだ。ここからは、急登の階段が続く。ひたすら登る。15時11分、涼亭に着く。柱には、ホワイトボードに記した岩壁ルートの手書地図が取り付けてある。これもボランティによるものだろう。アクセスの道も記してあり、初めて訪れる登山者には親切だ。この辺りを歩き尽くしているようで、筆車もまだ歩いていない道も記してある。ここで一休みする。

第三ルート上部から
今回は、初めてこうした岩壁の登攀をするメンバーもいる。そこで休憩中に、基本について説明する。岩壁ルートといっても、本格的なロッククライミングではない。ロープが上から垂れ下がっており、スタンスやホールド以外にロープを頼りによじ登ることもできる。しかし、登攀中万一落ちれば、ザイルで確保しているわけではないので大怪我、あるいは命を失うこともあり得る。休憩後、岩壁アクセス道を進み第三ルートの下に来る。一人壁を見て登らないことを決めた他は、皆登る。途中、降りてくる二人が途中の踊り場で待っている。これだけの人数をやり過ごすの、少し待つことになるだろう。約20分ほどで全員が登りきり、縦走路を第四ルートへ進む。途中の展望台から、今日夜の食事をする場所の象山が下に見える。ここから眺める象山は、まさに象のように見える。

展望点から望む、下に象山。ここからだとまさに象のように見える
第二ルートを登り切ったあとの集合写真(Wさん撮影)
第四ルートを下り、また岩壁アクセス道を進む。16時30分、第二ルートの下に来る。ここでも一人登るのを見合わせた。この壁は傾斜もきつく、上の方では壁が迫るので大きなリュックサックは無い方がよい。多くのメンバーは、残る一人に荷物を託して空身で登る。ここも、全体は三段に分けられる。最上段の部分が最も難しい。全員が九五峰近くの涼亭まで登りきり第一ルートへ稜線道を下る。第一ルートは、大きく二ヶ所にわかれた斜面で、最上部は垂直に近いが、足場が岩に掘り込んでありロープをしっかり掴んで下れば問題ない。全員が揃ったところで、アクセス道を第二ルート下部へ17時37分に戻る。森のなかはすでに少し薄暗い。18時、萬壽園へ帰る。

岩壁アクセス道を戻る
岩壁ルートには参加せず象山の涼亭に直接行くメンバーは、18時現地集合の約束だ。永春高中出発が少し遅かったこともあり、少し遅れ気味だ。足を速めて稜線上の縦走路に下る。縦走路を進み、少し登り返して象山に18時30分に到着、辺りは薄暗くなってきた。右にまがり、ほどなく涼亭に着く。涼亭には直接来ていたメンバー数名や、その他数名のハイカーたちがいる。皆、ここからの夜景を楽しむために来ているようだ。

暗くなりはじめた稜線縦走路
みんなで持ち寄った食物飲料がテーブルに広げられる
各自持ち寄った食べ物やお酒、飲料をみんなでシェアする。涼亭内のテーブル上は、食べ物や飲み物でいっぱいだ。暗くなってきた空には、イルミネートされた101ビルがすくっと立っている。周囲のビルや町並みも照明が灯り、だんだんと夜景が出現する。お酒が入るにつれ、宴は盛り上がる。19時50分、一時間半ほどの愉快な時間の後、下山する。象山歩道を下る。象山は、登山というよりは観光地となっているので、この時間でも登ってくる人もいる。お酒を飲んでいるが、道がよいので全く心配ない。20時11分、登山口に着く。右に道を進み、公園を抜けて20時23時、MRT象山駅に到着した。

夜景パノラマ
象山登山口
今回の山行は、歩行距離約6.5km、活動時間は休憩時間や涼亭でのピクニック時間も含めて約6時間である。まだそれほど天気も暑くなく、夜景を見るにはちょうどよい。ただ、灯とつけると羽蟻が多くてすこし閉口したが。南港山は登山道がしっかりしているので、石畳の親山歩道を歩くのであれば、照明さえ持っていれば問題ない。今回は岩壁ルートを除いて山道はレベル1~3、体力はレベル2である。

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