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2016-03-03

2016年3月2日 瑞芳南雅山稜 - 海園古道 - 鼻頭山 快晴の海岸路線

鼻頭角步道涼亭から見る鼻頭漁港、その向こう南雅山を含む黄金九稜、そして苦命嶺、草山、半平山
黄金の街であった九分の近くの山々は、海に面しなおかつ樹木が少ないので、独特な風貌がある。天気が良く涼しい季節は、とても気持ちのよい歩きができる場所だ。冬季は東北季節風による雨が多く、なかなか山登りに適した日がやって来ない。春が近づいても、今年は雨が多くしばらくはご無沙汰していた。そして、今回以前より計画していた、快晴のもと鼻頭角近辺の未踏コースを歩いた。

西側南雅からスタートし、東の鼻頭角まで
単純な歩行高度、ピーク部分は高度不正確
海岸脇の遊歩道から見る南雅山
鼻頭角から立ち上がり南雅山へと続く山稜は、黄金第九稜として人気コースになっている。筆者も歩いている。今回のルートは、濱海公路仁愛橋のすぐ近くから、南雅山の急な支稜に取り付いて登り、南雅山からは黄金第九稜を進み、途中から支稜を下って海園古道を経て鼻頭へ降りるルートだ。その後、鼻頭漁港の脇から、岬先端の山々をはじめは石段回遊歩道を歩き、途中から草の尾根道を鼻頭山南峰をへて歩いた。

補助ロープのかかる登山口

長雨の後の晴天は、実に気持ちの良いものだ。今日は、早めに台北をスタート、404自強号で向かう。車内は通学生でいっぱいだ。瑞芳に7時11分に到着、駅舎を出て広場脇のバス停で886番バスを待つ。九分方向へのバスは、駅前の通りを左へ少し進んだバス停からだが、886番は駅前なので間違えないように。7時半にバスがやってくる。今日は、筆者も含めて十人のパーティだ。20数分で、目的地南雅バス停に到着する。

対岸の稜線は黄金八稜
断崖上の道を登る
支度をして8時少し前に出発する。晴れ渡った青空、蒼い海、実に気持ちが良い。海岸から見る南雅山は、逆光の中これから登る支稜から続く稜線が見えている。濱海公路と平行に海岸を進む遊歩道は、整備がされて道の状態が良くなっている。海岸に打ち上げられたゴミは、相変わらず多い。引き潮なので、遠くまで凹凸の多い岩底が伸びている。仁愛橋の下で沢を越すが、今日は増水しているので慎重にわたる。数名のメンバーは、道路に上がり橋を渡る。沢沿いに石梯坑古道方向に少し進む。赤い警告板のたつ橋のたもとすぐ左にある岩には、補助ロープが掛かっている。ここが、南雅山支稜道の入口だ。

海が見え始める、稜線から半平山と基隆山が頭をのぞかせる
ガジュマルの根がはびこる急坂
8時12分、登り始める。この道は、二、三年前にボランティアによって開かれた道だ。カール上に窪んだところを回り込み、岸壁の上に出る。数十メートル上がっただけだが、さえぎるものがないので、雄大な景色が展開する。すぐ前は黄金八稜の稜線だ。登るに従い、半平山基隆山が頭を現す。稜線道は海側に回り込み、今度は眼前に大海原が広がる。更に方向を変え南東に南雅山主稜線を目指して登る。左に、虫歯の歯並びのような奇岩の稜線が望める。灌木の稜線は、日差しが差し込み明るい。主稜線の稜線道に合流し、左に南雅山頂上へ向かう。9時10分、標高270mの頂上に着く。今日の行程最高点である。

大海原が広がる
南雅山頂上にて
頂上から海側に少し進み、展望点から望む。遠くには鼻頭角の岬、その手前には虫歯岩(と呼んでおこう)の稜線を含む黄金九稜、その右には龍洞灣がある。南雅山頂上に戻り、さらに分岐へ進んで、9時26分左に稜線道を下り始める。9時31分、左に信義橋へ下る道を分岐する。稜線を登り返していく。左に枝尾根を行く道が分岐する。これを行くとまもなく、断崖に出る。前面は虫歯岩だ。主稜線に戻り、大きく下りまた登り返す。草原の登り道からは広い展望がある。龍洞灣から黃金十稜が立ち上がり和美山へ、さらに、苦命嶺から草山、半平山へと稜線がつながる。

南雅山頂上付近から遠くに鼻頭角、手前に虫歯岩を見る
虫歯岩を近くから見る
稜線上から見る和美山から半平山までの稜線
大岩上の筆者
灌木と草やぶの稜線を風が吹き抜けていく。三月の風は涼しく、晴天のもと実にすがすがしい。10時13分、左に海園古道へつながる稜線道の分岐に来る。左にとり、尾根を下っていく。鼻頭角がだいぶ近くなった来た。高度を下げ、大石を過ぎる。ここは、見晴らしがとてもよい。その先、補助ロープのかかる急な岩場を過ぎ、その下を回り込んで沢に降りる。10時40分、水際で休憩をとる。

海園古道が山腹を下っていく
鼻頭漁港
鼻頭角歩道木階段を稜線へ登る
休憩後、反対側の坂を上り返す。すぐ左に展望点を往復し、そこから山腹をトラバースしていく海園古道を歩いていく。高度を次第に下げ、11時17分、土地公の脇から濱海公路83.9㎞地点に降り立つ。道路を渡り、反対側の公園に入る。右に進んで売店のある休憩場所に立ち寄る。濱海公路脇を進み、鼻頭漁港の脇を進む。鼻頭公園を少し訪れ、少し往路を引き返し、左に折れて鼻頭角歩道入口に向かう。道すがらメンバー一人が買ってみんなに分けてくれた滷蛋がとてもうまい。11時50分、歩道を登り始める。急な石階段を登り、しばらく石畳の道が谷間を進む。木製階段が現れ登り切ると、稜線にでる。左に少し行き、涼亭で昼食休憩をとる。

鼻頭角歩道からの眺め、前方に昼食をとった涼亭
稜線上を行く歩道と南西方向のパノラマ、涼亭の右側に鼻頭山南峰
軍事施設入口
昼食中周囲に広がる海と山を眺めていると、左の低い崖上のピークに登山者が一人いる。鎌をふるっているので、道を切り開いているようだ。鼻頭角の山稜には、公式歩道以外にこうしたボランティアの開いた道がある。12時25分食事を終え、出発する。メンバーの三人は、ここからボランティアのほうへ向かうということ分かれる。残り7人で歩道を進む。万里の長城を彷彿させる稜線上の道を進み、展望台を過ぎる。その先もう一つの涼亭に来る。左は、軍事施設がある。その先に灯台が見えている。海の向こうには台灣最東端三貂角の半島と隆隆山から続いていく稜線が見えている。涼亭から下りはじめ、軍事施設の入口に来る。中には入れないようだ。そこで、また来た道を登り返し涼亭まで行く。

二番目の涼亭から望む
鼻頭山南峰山頂
涼亭わきから草の間に道が続く。公式歩道を離れ、稜線上の道を進む。稜線を忠実の上り下りし、13時2分鼻頭山南峰(標高118m)につく。主峰は軍事施設の中になるようだ。頂上から、また尾根上の急な下りを行く。左に鼻頭小学校が見える。左に下り、歩道に合流。歩道を下りきって、13時25分濱海公路上の鼻頭角バス停に到着する。待つこと十数分、瑞芳行のバスがやってきた。

鼻頭小学校、背後は龍洞灣

今回は午後2時前に終了した、気楽な山行であった。最上の天気で、帰るのがもったいないような素晴らしいものだった。長く続いた雨天のあとなので、ことさらなのかもしれない。歩行距離8.4㎞、休憩込みの活動時間5時間半である。鼻頭角歩道は、クラス1の最上ルートだが、それ以外はクラス3~4なので地図が読める必要がある。体力的にはクラス2としておこう。

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