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2016-05-06

2016年5月5日 苗栗關刀山 小百岳の小登山

鯉魚潭ダムから望む關刀山 (2016/3)
苗栗縣は、東に台湾第二の高山雪山主峰を擁するが、人口が多い西側にもいくつか特徴のある山がある。前日登った火炎山や、2年前に登った加里山などがある。三月下旬に訪れた馬那邦山に行く際、130号県道で峠を越えて、ふもとの大湖に行った。その峠の近くにある小百岳が今回の目的地、關刀山である。

北側の登山口から往復
歩行高度プロファイル
關刀山の關は三国志で有名な關羽であり、刀はまさに關羽の長刀のことだ。この山の姿がこの長刀に似ているので、命名されたということだ。清朝のころは雞冠山とも呼ばれていたそうだ。確かに長い山頂は、そんな風にも見える。昭和10年(1935年)にこの地で關刀山大地震が発生した。この地震により1万5千余の死者が出たそうだ。近くの鉄道橋(魚藤坪斷橋)は壊れ、また泰安はこの時に温泉が出現した。

火炎山、關刀山、馬那邦山の位置関係
關刀山は標高889mあるが、登山口も結構高い位置にあるので、割合と気楽に登頂できる。今回は、出關古道(日本時代に開かれた公館鄉の出礦坑から關刀山までの20数キロの道)を130号県道の峠部分から往復した。出關古道は、他の古道と同じに自動車道の発達で忘れ去られたが、地元政府により復活された道である。峠から片道約2.3㎞で山頂まで続く。出発点と頂上との標高差は100数十メートルだが、一度下って登り返すので、思ったより時間がかかった。

登山口、中央の階段道を進む
昼少し前に130号県道の峠部分に到着。ここは薑麻園休閒農業區でもある。登山口である出關古道の入口は、県道を少し三義側に下ったところだ。そこからさらに舗装路を下り、民家前を過ぎる。涼亭の脇が登山口だ。11時55分、歩き始める。道が三方向に進むが、古道は真ん中の階段道だ。すぐわきに石のキロポスト100mがある。おそらく、130号県道からの起算だろう。雑木林の間の道は広い。少し登った後下り、急階段でまた登る。コンクリ製の立派な欄干がある。欄干の柱には油桐の花の姿が飾りであるが、路上にも花が落ちている。天気は快晴だが、風があるのでとても気持ちが良い。

急な階段道を登る、欄干の柱に油桐の花モチーフ
急坂を登る
歩き始めて10分ほどで大きく下り始める。左側が切れて馬那邦山から大克山、その背後には大雪山連山が連なっている。左に廃棄産業道路が現れる。土の山道は別に下っていく。12時19分、歩き始めて約20分ほどで最低鞍部に着く。標高差約100mの下りである。ここから、稜線に向かって登り返しが始まる。桂竹林の中を行く。タケノコがあちらこちらに顔を出している。そのうち急な階段が始まる。ここはちょっと辛い。登ること10数分、12時半過ぎ急坂が終わる。ここから稜線は90度方向を換え、また上り下りが始まる。

稜線上を行く、右は切り立っている
前方の2.2kキロポストを過ぎるとすぐ頂上だ
少し下りまた登り返すという、小ピークをいくつか越していく。おおむね乾いた道だが、草深い部分を通り過ぎる。一緒のパートナーは、そこを通り過ぎた際だろう、足に山蛭がついて血を吸われた。徐々に高度を上げていく。稜線から右側には、先ほど登山口へ登ってきた130号県道が、対岸の山腹にヘアピンカーブを描いて続いてる。2.2kのキロポスト見ると、まもなく13時11分山頂に到着する。登山者二人が写真を写している。北側は開けているが、この時間帯は遠景はボンヤリしている。山頂はかなり広く、三角点脇にはベンチもある。今日は日差しが強いので、ベンチで休憩は少しつらい。道わきの日陰に入り、昼食をとる。

広い山頂、向こうに三角点がある
三角点わきの筆者
30分ほどの休憩後、13時40分往路を戻り始める。登り返しがあるが、全体は下り基調なので楽だ。しばらく行くと、右に木々の間から鯉魚潭ダムが望める。登りは一気に来たが、下りは急坂の前で少し休憩する。日差しは強いが風があるので助かる。数分で鞍部に下りきる。ここから落差約100m登りが始まる。石段道が始まり、最後に下って14時40分、登山口に着いた。約1時間の下りである。

山頂から 130号県道の峠方向を望む
展望台
登山口から、130号県道にもどり峠近く薑麻園休閒農業區の大きな表示脇から、歩道を進む。車両は入れず、ここも出關古道の一部だが、この周辺は舗装されている。油桐の花が満開だ。15分ほどで、最高部に立っている展望台(瞭望台)に来る。途中神仏があるフロアを過ぎ、最上部に登る。天気は良いが、ぼんやりしている。谷を挟んで、關刀山が鎮座している。透明度が高ければ、かなりよい展望ができるはずだが、残念だ。午前中の早い時間帯だと可能かもしれない。展望台の脇から、十分崠にむけて古道が続いている。觀雲台に向かい少し休憩する。脇の階段道から130号県道に下った。約50分ほどの散歩である。

展望台から關刀山を望む





小百岳に指定されている關刀山は、今回歩いた反対側からの登山道もある。こちらも距離が短く、短時間で登れるようだ。關刀山西北峰経由の道は、そこそこ登りがいがあるようだが。約4.5kの道のりを休憩も含め約2時間50分ほどで往復した。ハイキング程度の気楽な歩きができる。空気が澄んでいれば、遠くまで展望ができるよい山だ。困難度は山道体力ともクラス2である。誰にでも進められる登山だ。

油桐の花

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