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2018-01-22

2018年1月21日 石碇姑娘山-四分尾山-汐止展望峰縱走

濃霧中の四分尾山山頂
天気の良い時は台北が望める(2013年春)
台北近くの山々は、かなり歩いたが同じ山でもいくつかの登山道があり、頂上は登っているが登山道は歩いていないというところがある。今は、台北近郊の山はそうした道を歩くことが多い。今回の山歩きも、四分尾山は過去に何回か登っているが、そこへの登山道で未踏のものがある。四分尾山の南側石碇から登る道には、谷を行く紙寮坑古道があるが、今回はその東側の支稜を登る道だ。支稜の突端には姑娘山がある。下りは、四分尾山から耳空龜山への稜線の途中で北側汐止に下る展望峰の支稜をとった。

南側石碇から山を越えて北側汐止へ歩く
四分尾山を最高点に歩く
台湾北部の冬は、雨が多い。今回は、少し良いような天気予報があったが、直前に悪くなり、結局雨の中で登り始め、途中からは霧の中を進むという山歩きであった。天候がよくないので、参加者も少ないかと思っていたが、それでも筆者を含め八名で歩いた。

姑娘廟バス停で下車、小雨が降っている
7時半にMRT木柵駅外のバス停で集合し、7時37分にやってきた795番バスに乗る。天気が良い週末は、登山客で混むこのバスは、今日は空いている。8時12分、姑娘廟バス停で下車、道を渡ってお寺に入る。小雨がぱらついている。境内の屋根付き通路で雨具をつける。今日は雨の歩きとなるようだ。境内にいたおじさんは、雨でよく行くね、という。確かに、何が楽しくてこんな日に山に登るのか、と一般的には思うだろう。

姑娘山の稜線へ登る

8時半、お寺のわきにある石段を登り始める。階段から右に尾根の山道にとりつく。結構急で、時間がかかる。7時53分、稜線上の分岐に来る。左に姑娘山(別名大湖格山、標高371m)へ向かう。9時5分、頂上に到着する。登山口から約200mの高度差だ。周囲は樹木で展望はない。往路を下り分岐に着く。稜線上の道はさらに急坂で下っていく。右に霧をかぶった石底觀音山が見え隠れし、その下に106号線の道がふもとをうねっている。9時24分、左に石造りの廃屋がある。内部には、石の土台がある。壁にチョークで天車間と書いてあるが、その通りであれば、近くの炭鉱から石炭を運ぶために機械が据え付けられていたのだろう。

姑娘山山頂(Jさん撮影)
稜線上の廃屋
草深い道を登る
更に下り、9時31分分岐を過ぎる。左は紙寮坑古道に続く。右にとり、稜線を追っていく。道の状態は、草の中を行く道になる。下った分だけまた登り返しが始まる。100m以上登り返し、また下る。こうした上り下りが続く。雨は止んだが、霧で前方の小ピークがかすかに見える。草は濡れており、雨具のズボンをはいていなければぐっしょり濡れてしまう。汗で雨具の内側は濡れるが、雨でぬれるよりはましだ。こうした時には、長靴が実に頼もしい。

急な下り坂を行く

上り下りはかなり急で、ロープのついている岩場もある。10時38分、山豬阱と記された深い穴をわきを通過する。その先はすこし緩やかな狭い尾根を進む。前方が開け、天気が良ければ周囲の山々が見えるはずだ。今日は霧の中で視界が限られる。左に大きく急坂を下る。濡れてコケの生えた岩場は注意が必要だ。まだ上り下りが続く。11時17分、鞍部に下る。ここは左右に古道が越えていく峠だ。ここまで、小ピークを7つほど越えてきた。急な上り下りが続くと、結構疲れる。峠を行く古道は、左は紙寮坑、右は五坑トンネルを経て106号線へつながる。

十字路鞍部
雨に濡れる李花
小休憩後、九層坪古道を進む。少し登りのあと稜線の右側を行き、切通しを通って稜線の左側山腹を進んでいく。草でおおわれているが、道幅がある。11時48分、舗装路に出る。畑の脇には、李花が少し雨の雫にぬれて咲いている。右に少し登り、光明路にでる。分岐の左先に九層坪山への入口がある。また、草の間の道を登っていく。12時8分、九層坪山(標高516m)の頂上に着く。食事休憩をとる。雨が降っていないので、腰を下ろし休む。この山頂も、周囲はすべて樹木で展望はない。

九層坪山頂上で昼食
保甲路との分岐
咲き始めた山桜
12時43分、出発する。すぐ左に道を分け、四分尾山方向に進む。その先すぐに幅広い耳空龜越嶺保甲道と交差する。直進して登っていく。高度が上がってきたので霧が濃くなってくる。13時、舗装路に出る。入り口に九層坪山0.6Kと記された標識がある。以前何度か見ている標識だ。右に車道を登っていく。咲き始めた山桜の赤い花が、霧の中に浮かぶ。13時7分、左に四分尾山頂上への入り口がある。自動車が二台停めてある。車でやってくれば、四分尾山は実にわけなく登れる。

四分尾山直下の入り口

整備された主稜線道を行く
この分岐まできて、引き返す
濃霧で全く展望のない頂上を踏んだ後、入り口に戻り耳空龜山への歩道を歩く。この稜線道は、常に多くのハイカーに歩かれ、地元政府のメンテもあるので、今までの道に比べると、木製階段や手すりなどが設けられ実に状態がよい。足速に進んでいく。ここも小さな登り下りが続くが、歩きやすい。13時51分、右から耳空龜保甲道と合流する。九層坪山から、ここへ直接やってこれる。さらに稜線道を進む。更に10分ほどで、また分岐に来る。そこで、展望峰への分岐を通り過ぎたことに気づく。数分きた道を戻る。草に覆われた道の分岐に着く。道標もなく、注意しないと通り過ぎてしまう。以前は、もう少し状態が良かった記憶だ。

右の草深い道が展望峰への道
倒木と草深い道を行く
すっかり草に覆われた道は、最近ほとんど歩かれていないようだ。踏むと地面が柔らかい。倒木も多い。少し登り気味に行く。14時35分、まったく頂上の感じがない展望峰(標高560m)につく。樹木のなかで、名前に反して全く展望がない。主稜線からこちらに入ってこないのも頷ける。驚いたことに、頂上から先は道の状態がよくなる。名前に騙されて、ここまでやってくる登山者がいるのだろうか。電線を使った補助ロープが続く。頂上から約10分ほど下ってくると、かなり勾配のある岩場を下る。送電鉄塔の下をくぐり、15時に産業道路に出る。ここにも木製の展望峰0.5Kと記された道標がある。

展望峰にて(Jさん撮影)
展望峰から急坂を下る
数年前の春この産業道路を歩いたときは、道脇の桜が咲いていた。今日はまだ、時期が少し早いようで、咲いている樹はまだ少ない。15時33分、F905鹄鹄崙產業道路バス停を通り過ぎ、さらに下っていく。その先右に鹄鹄崙への登山口を見る。汐止と平溪を結ぶ汐平公路に合流し、左に少し進んで16時10分に東山國小前のバス停に着く。前便は、通り過ぎたあとで次便まで暫くある。ゆっくり待つこと約1時間、17時6分、薄暗くなりかけたころF905バスがやってきた。

道標のある鹄鹄崙產業道路の登山口
街路樹の桜はまだ咲いていない
F905番バスがやってきた
ほとんど展望のない歩きに終始した。四分尾山の主稜線は何度か歩いているし、風景も見ている。その意味では、今回はまったく風景が望めなかったことは特に残念でもない。姑娘山稜と展望峰稜は、初めて歩いた。相対的にハイカーの少ないこの道は、今まで歩いていなかったので、自分にとって新たなルートである。この二つのルート、困難度はクラス4としておこう。経験者向けだ。体力的にはクラス3だ。

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