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2018-01-22

2018年1月22日 平等里狗殷勤古道 寒緋桜花見のあと故宮博物院へ下る

アンテナのある小草山のふもとに咲く桜
台湾の桜は、日本から持ち込まれたヨシノ桜もあるが、原生のカンヒザクラ(寒緋桜、台湾では一般的に山櫻花と呼ばれる)が一月に咲き始める。その名前のように、平地ではなく山で見かけることが多い。台北近郊の山には、観光目的でカンヒザクラが植えられ花見が行われる。植えられてまもなく、幹も細い桜並木の場所もあるが、1月の半ばすぎころから桜の便りを聞き始める。

平等里から故宮博物院へ下る
ほぼ下りだけの歩き
陽明山公園の桜は有名だが、それに先立ち陽明山山系の南側小草山のふもと平等里平菁路42巷の民家わきの桜は早めに咲き、桜を求める人が多く訪れる。平等里自身は、いままで內雙溪周辺の古道を歩くため、何度も訪れているが桜見物は、実は今回が初めてだ。普段は乗客もあまり多くない303番バスは、平日でも桜見物者で満員だ。行きはバスで行ったが、帰りは花見通りの近くから始まる狗殷勤古道を経て、故宮博物院へ下った。

大勢の花見客が303番バスに乗る
狗殷勤古道とは、変わった名前だ。しかし、ここの犬が慇懃ということではなく、福建省泉州の閩南語で犬が寝そべっている、ということが命名由来だそうだ。平等里から小草山の山腹をへて、用水路が流れている。この用水路わきを行く道が狗殷勤古道である。尾崙山を回り込み永福路からは、用水路から離れ山腹を直線的に下り、故宮博物院のわきに出る。昔は、平等里の農民たちが、この道を使って作物を運んだり日常品をもって帰ったりしたのだろう。

人家わきの桜
午後一番にMRT劍潭駅から303バスに乗る。30分に一本ぐらいの頻度で出ている。青山路から平等里に向かって下っていく。途中花見客の車と行違うが、狭い道では大変だ。できるだけ公共交通機関で行くべきだ。約1時間近い乗車で、倫仔尾バス停で下車する。乗客のほとんどが下りる。道の反対側のバス停では、花見を終えた遊楽客が長い行列を作って待っている。

大勢の花見客でにぎわう平菁路42巷
竹林步道を下る
平菁路42巷に入ると、大勢の花見客でにぎわっている。桜は民家や駐車場のわきに植えられている。ほとんどの樹は満開で、今が見ごろだ。この花見客を当て込んで、屋台もいくつか出ている。遊楽客に混じってハイカーもいる。付近を歩くついでに立ち寄って花見をしているようだ。大きなレンズをつけたカメラで写真を写している人もいる。通りはそれほど長いわけでなく、すべてを見て回っても40分ぐらいで終わる。

公平橋を渡る
水路脇の道を行く
14時10分過ぎ、竹林歩道と名付けられている桜畑の脇の道を歩き始める。石段の急坂を下っていく。途中一つ涼亭を通り過ぎ、10分ほど下る。沢音が大きくなり、菁礜溪を右に見る。下り切ったところにも涼亭がある。ここで一休みする。14時37分、歩き始める。すぐに公平橋で菁礜溪を渡り、水路(水圳)のわきを歩き始める。水路の脇は人が十分歩ける広さがある。平等里には、これ以外にも內雙溪の周辺にも三本ある。

振り返ると、谷が深い








水路は、水を遠くまで送っていくので、勾配は少ない。ほぼ平らな水路が、山襞に沿って進む。しばらく行くと公平橋ではほぼ同じ高さだった谷底は、かなり下のほうを流れている。深い谷をのぞき込むと、ここが大都会台北からほんのわずかの場所であること忘れ、深山にいるかのようだ。14時56分、右に小屋があり、水路を渡って道が登っていく。そのうち狭かった谷間は広がり、前方に景色が広がる。水路の右側は、岩が露出し工事が大変だっただろうと思わせる。

谷が開け、大崙頭山(左)と大崙尾山が対岸に見える
谷間は至善路が行く、対岸の山は大崙尾山
文筆山の向こうに101ビルが見える
淡水河とその向こうに三重方向が見える
水路脇にベンチが置かれている
水路ももう終わりだ
谷を挟んで大崙頭山と大崙尾山が並んでいる。台北の街はこの山の向こう側だ。水路脇の山桜は赤い花が満開だ。更に水路脇を行く。尾崙山の下を大きく右に曲がりこんでいく。15時25分、ベンチが置かれている場所を過ぎる。下方には至善路を車が往来し、その先の文筆山の向こうには101ビルが望める。右側遠くは、板橋や三重の街も見える。水路はまだまだ続く。今度は左に大きく曲がりこみ、永公路68巷に出てくる。道なりにまっすぐ行く。民家が多く現れる。新しく建築中の家のわきを大きく下り莊頂路に出る。水路はここで終了する。

莊頂路にでる、ここは右に進む
畑の間を行く
姑婆芋の間の石段を下る
莊頂路を右に進み、柏園山荘の守衛室を過ぎる。道なりに進むと、左に畑の間を行く道への道標がある。台北復興アメリカンスクールのわきを行き、左に曲がる。黒犬が吠えて近寄ってくる。崖脇のお寺のすぐ先、右下に階段が始まる。これが故宮博物院へ下る山道だ。急な階段は、直線的に下っていく。わきの姑婆芋が大きい。道は右に曲がって下り、16時10分階段道が終わり、平らな道と交差する。ここからは、今までの石段に比べるとより素朴な道となる。数分下っていくと、林からでて前方に土地公の廟が現れる。屋根の下をくぐり、さらに少し下る。山道はこれで終了だ。右にコンクリ道を進む。昔風の四合院の前を通りすぎる。橋を渡り、前方に故宮博物院を見る。また左におれて歩道を歩き、16時35分至善路上のバス停に着いた。

土地公が見え、山道歩きが終わる


水平距離約7㎞、高度差約400mである。約2時間20分ほどの歩きであった。ほとんど下りのルートで、とても気楽な歩きであった。水路沿いの道で、暑くなったころでも歩けるだろう。今回のように花見に合わせて、歩くのも良い。午後だけの時間で十分足りる、誰にでもお勧めのルートだ。

故宮博物院

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