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2013-06-24

2013年6月23日 基隆紅淡山 台灣小百岳の朝の散歩

紅淡山展望台から望む基隆の街と港
基隆は港の街、現在も多くの国際貿易貨物が通過し、台湾の重要な港であることに変わりはない。日本の神戸や長崎のように山が迫っている港でもある。港を囲む山に登れば港や街の様子が眺められる。紅淡山は、基隆市街の南東側にある210mのピークだ。清朝末期にフランス軍が基隆に攻め入ったが、その時には港を俯瞰できるこの場所は軍事的に重要な場所でもあった。その後、日本統治時代には重要港湾の基隆は、日本人も多く住みこの山にサカキを多く植えたそうだ。サカキは紅淡比というが、紅淡山は紅淡比から命名されている。眺めのよいこの山は、台湾の小百岳(小百名山)の一つに数えられている。基隆市民に親しまれているので、基隆の陽明山とも言われているそうだ。

紅淡山は基隆の南東に位置する(前半は軌跡なし)
台北から基隆への谷の突端に位置する
寶明寺の二番目の山門
基隆は、すでに台北のベッドタウン化しているので、交通の便はとてもよい。バスも鉄道も多くある。今回は、鉄道で三坑駅に向かい、そこから登山した。もともとは、北側劉銘傳路に下り、基隆駅へと考えていた。今回一緒に登山したメンバーの一人Yさんは、基隆地元の人で下山後特徴ある食事場所へ案内していくれたので、変更して三坑駅方向へ下山した。山道は四方八方から登っている。山中も縦横無尽に道がある。今回は、初めての訪問で、南栄路から寶明寺のルートで登り、展望台と三角点に行った後、南天宮への道を下って南栄路へ降りた。

寶明寺




今日は、初めて参加するYさんとLさんを含む全員6名だ。基隆行きの区間電車で行き、9時少し前三坑駅で全員集合した。三坑駅から出て、南榮路を南に進む。道の右側を進んだあと、信号を渡り左側を歩く。トンネルを抜けてすぐ、寶明寺の山門がある。ここが登山口だ。駅から10分ぐらいの道のりである。住宅の間の道を進む。階段を登り二番目の山門をくぐる。右斜面に築夢池という名前の小さい池がある。辺りにはいろいろな物が置いてある。地元の人が作っているようだ。住宅を抜けると、車道と合流し右に急坂を登る。登りつめたところは駐車場になっている。その奥に石造りの山門がある。山門を抜けところが、寶明寺だ。かなりの規模のあるお寺だ。振り返れば、遠くに汐止の大尖山から四分尾山の稜線が望める。高度が上がってきた。

あずま屋と蝶の説明板、道にはプレート
寶明寺の前を通り、コンクリ階段の道を登る。毎年春に、途中のあずま屋の近くで台湾酒灰蝶が多く蛹になるが、登山客に排除されたりして危機に面しているという説明がある。その少し上に駱駝山荘があるが、その入口でWさんがトカゲを見つけた。この山には多くの自然がある。十字路に来る。ここは左に折れて進む。小渓頭山荘の右わきの道を登っていく。山荘があちらこちらにある感じだ。小さい広場の奥に国旗掲揚台がある。その脇から基隆市街方向が望める。

山道にもどり、觀景台への分岐をとる。9時48分、觀景台に着いた。三階建てぐらいの塔に登る。遮るものがなく、360度の展望ができる。基隆港や市街の様子はもちろん、瑞芳方向、台北方向の景色が望める。瑞芳方向は、基隆山から始まり、半平山,燦光寮山の山塊、三爪子坑山から始まり五分山姜子寮山を経て四分尾山への山脈など、今まで登った山々が全て見える。台北へと続く谷あいには高速道路や鉄道が見える。101ビルやその左には、南港山がある。谷を挟んだ対岸は、五指山の山並み、その奥は陽明山の山塊だ。出発点の三坑駅から1時間もかからず、これだけの展望ができるのはすごい。小百名山に数えられるだけの物はある。

展望台からの基隆方向パノラマ(クリックで拡大)
三爪子坑山-五分山-姜子寮山-四分尾山の山脈
台北方向を望む
三角点
20分ほど塔の上で景色を堪能した後、塔をくだり三角点へ向けて歩く。左に劉銘傳路へ下る道を分け、直進する。三角点へは尾根上の道を取る。觀景台から数分、10時17分三角点に着く。基石が埋められている。北側に開け、港や街の様子がよく見える。ここが紅淡山の最高点だ。今日の登りはこれで終了。頂上のすぐ下には、壽階という階段とその両わきに狐の像がある。白く塗られた狐の像は、日本の神社にあるお稲荷さんみたいに見える。頂上の少し下に、あずま屋がある。そこで休憩する。

お稲荷さんのような壽階の像
下山するとちょうど昼時なので、皆で食事をすることにする。場所は、今回参加のYさんが地元なので、観光客がよく行く廟口ではなく別の場所のお店へ連れて行ってくれることになった。場所は、三坑駅の近くなので、予定の劉銘傳路ではなく、南天宮への道でくだることに変更する。 劉銘傳路への枝尾根道を少し下り、梅花亭で左に南天宮への道を取る。階段道を下がっていく。展望ができる自強広場や協安宮などを通り過ぎる。車道にでて下がっていく。十字路を過ぎると、基隆市畫眉鳥飼養協會という小鳥の愛好メンバーの小屋脇を過ぎる。多くの鳥かごが藤棚ぐらいの高さの棒に多く掛けられ、中の鳥が鳴き声を競っている。この山は、基隆市民にとって憩いの場所である。

鳥かごのかかる飼養協会
その少し先の階段道を下り、右におれて南天宮にいく。大きな廟宇がある。手前にある参道を下りきると南榮路に下り立つ。11時35分、これで登山は終了。Yさんに連れられて、三坑駅の前を通り過ぎ、龍安街の甜不辣(日本で言うさつま揚げのような魚スリミ料理)のお店に着いた。この老舗は、確かに地元の人でないとわからない。昔ながらのカマドを使って料理を準備している。外でビールを買ってきて、皆で乾杯する。食事後三坑駅へ戻り、12時半過ぎの電車で台北に帰った。

今回は、とても楽な山行である。朝の散歩というところだ。距離は5km足らず、時間は休憩も含み3時間もない。春には山桜が咲くそうだ。また時期を換え、別のルートから登るのも良いだろう。お薦めのお手頃ハイキングコースだ。基隆の別のスポットとあわせて基隆旅行というのも良い。

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