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我音山基石峰山頂 |
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九九峰步道 |
前日23日に、
台中の小百岳二座を登った後、暗影山の麓に一泊し翌日は主目的の中級山を目指した。ところが、前日から筆者はインフルエンザに罹ったようで、出発前の晩に風邪薬を服用したが、下山後就寝中に状況が悪くなってしまった。とりあえず出発し、予定の我音山登山口に向かい、小出山を越えて惠蓀林場へと進むルートを目指した。ところが、初めの二時間で我音山で登頂すると、ウィルスのせいか腰がとても痛くなり、まだその先長い3/4の道のり途中で更に悪化すると、逃げ道もないため、山仲間に理解を得て往路を引き返した。
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3/23~24二日の登山対象 |
下山後、惠蓀林場から小出山への往復を考えたが、こちらもかなり距離があるので別のところへと変更した。埔里の街へ出て食事をとり橫屏山への往復を試みた。ところが、この林道は途中の門に鍵がかかり進めないため、最終的には帰路途中にある九九峰に立ち寄った。今回は、予定のルートを歩けず、参加のメンバーには申し訳ないと思う。
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@我音山主峰 |
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昨日
台中の小百岳二座を登頂した後、台中市新社區の山中にある露営民宿(賞螢觀溪渡假村)で宿泊した。朝食を済ませ、5時に車で出発する。登山口は、峠を越えていった南投縣國姓鄉である。1時間以上要するので、日の出前に出発する。台21線に出て峠を越えるると、埔里の奥の山などが明け行く空にそのシルエットを描く。6時9分、惠蓀林場方向へ投80県道に入る。途中、以前
宿泊した伊露民宿を通り過ぎ、間もなく我音山登山口へと続く分岐に来る。登山口へと続く林道は、舗装されて予想していたより状態が良く、6時半過ぎに登山口(標高760m)まで車で登ってこれた。
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目的の山塊が見えた |
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我音山登山口 |
我音山 |
登山口から往復 |
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稜線上を行く |
支度をして6時47分、出発する。山道は稜線を忠実におっていく。それほど人気の山ではないが、踏み跡もマーカーリボンもしっかりしている。登ること数分で、我音山北北峰(標高811m)の基石を見る。広葉樹林のそこには、シダ類が生え、朝陽を浴びている。7時24分、北我音山(標高1050m)表示の尾根上ピークに着く。
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北我音山山頂 |
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竹林を行く |
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急坂を登る |
竹も混じる林の中を緩く下り、また登り返し始める。高度が上がってきたので、樹木が少ない場所では、北港溪の谷間を挟んで対岸に、
阿冷山方向から
八仙山、そして
白姑大山へと続くあ山脈が高い。ロープの取り付けられた急坂もある。8時9分、広い我音山基石峰(標高1239m)に着き、休憩する。三角点の周りには、航空写真撮影のための白布が十字の形で配置されている。広々としているが、周囲はすべて樹木で展望はない。
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対面の山並みを望む |
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我音山基石峰山頂 |
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先に下る |
15分ほどの休憩後、我音山主峰を目指す。さきに下り登り返す。しばらく行くと、廃棄された林道に出る。また尾根上を登っていく。8時43分、これまた森の中の我音山主峰(標高1301m)についた。ここまでやってくる間、腰の痛みがだんだん強くなってきた感じだ。発熱などないが、この先はまだ数時間の距離である。そこで、メンバーに説明しここで引き返すことにする。天気も良くメンバーの足並みももそろい、予定コースを行かないのは、実に残念ではある。
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我音山主峰に向けて登る |
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廃棄林道と思われる部分を行く |
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我音山主峰 |
9時9分、下り始める。往路を戻るのは速い。9時28分、我音山基石峰を通過。しばらく下ると、登りでは注意しなかった、西側の展望点にくる。埔里や國姓鄉の
大橫屏山の山並みなどが見える。大橫屏山を北に稜線を追っていけば、昨日の暗影山の近くへと行く。埔里の低い山には、大きな農場(?)の開発が進行中のように見える。そしてその向こうには、鋸歯のような九九峰の稜線も判別できる。
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我音山基石峰からの下り |
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國姓鄉方向を俯瞰する |
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竹林を通して対岸の山が見える |
10時、北我音山について小休憩、更に下り10時36分登山口に戻った。車に乗り、埔里の街へ向かう。投80線から台21線を経由し、約1時間で街中へ着いた。降りた近くの雞肉飯のお店で食事をとり、12時半過ぎ以前歩いた埔里六秀の一座
橫屏山へと向かう。
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北我音山にて休憩 |
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北港溪の谷を俯瞰する |
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惠蓀林場のゲートが見える |
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埔里市街で食事 |
橫屏山山頂のかなりすぐ下まで続く林道を行って、そこから往復するつもりである。ところが、林道に入って間もなく、ゲートに鍵がかかりそこからだと、かなりの時間を要するため、あきらめる。まだ時間も早いので、帰路途中に立ち寄れる九九峰に行くことに変更する。
九九峰
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登山口から回遊 |
埔里やその奥の高山への登山口に向かうとき、第6高速道路の左に尖った鋸場のような峰々に気づく。これが九九峰である。
苗栗の火炎山と同じような地質の山で、特に921大地震によって山斜面の植生が大きくはがれ、独特な形状を呈している。地震後自然保護区に指定された。
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烏溪の橋上から見る九九峰 |
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森林歩道の分岐 |
第六高速道路経由で約30分、九九峰森林步道の入口に着いた。標高は250m、車から出ると暑い。午後で陽射しが強いことも関係しているが、やはり台湾中南部は気温が高い。歩道は、標高450mほどの展望台まで、尾根上を行く道と谷を行く道の二つがあり、回遊型で歩くことができる。我々は、まず谷沿いの道を行く。こちらは森がそこそこあり、また勾配が緩いがその分距離がある。
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緩い坂道を登る |
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土の道入口にある案内板 |
14時少し前に歩き始める。数分で、分岐が現れ、右の道をいく。舗装されている道で、その前身は農業用などであったのだろう。歩行者もそこそこ多い。約30分の登りで、舗装が切れて山道となる。それと同時に勾配がきつくなり、階段も現れる。登りつめ、特徴のある土の山肌があらわな斜面の尖峰が見えると、14時36分展望台についた。
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階段道 |
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展望台に着いた |
展望台には屋根があるが、午後の陽射しでは日陰がない。西側は遮るものがなく、烏溪の谷間とその周辺の丘陵が午後の陽光の中に広がる。こちら側の山道は、ほぼ階段がメインで尾根上を追っていく。こちらを登ってくる人数も少なくない。このルートは、観光ルートでもある。時々風を感じるが、木々が少ないこの急坂を登るのは暑くて大変だ。15時3分に分岐に戻り、間もなく登山口についた。約1時間10分の行動時間であった。
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@觀景台 |
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展望台からのパノラマ |
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下り道 |
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帰途上で見た九九峰 |
帰京は、第六高速から、第74快速道路、第四高速道路と進んでいく。高架道路からは、昨日の暗影山方向の山々などが見えた。第一高速道路では、途中混雑しているところもあり、約3時間半を要し、19時少し前に台北に帰りついた。
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