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2020-05-03

2020年5月2日 三峽內詩朗山 - 金平山 - 復興志繼山縱走

桃119線から望む金平山、反対側から登りこちらへ下ってきた
先月新北市三峽金敏子山から桃園市復興金平山までの金金縦走をした。その際に、長い間行こうと思っていた內詩朗山の道筋も整備されていることを知った。それがこの山行の出発点である。北橫公路の山々を登るときに通過する台7甲公路は、今や休日にはバイクが
高速でレースのごとく爆音をとどろかせて走るが、その南側には1000mをちょっと切る金平山が盟主としてそびえている。その頂上から北東へ延びる尾根上に內詩朗山がある。数年前に金平山を訪れたときに見た道標の山名は、ずっと気にかかっていた。ネット上の情報も古いものしかなく、地図もあまりない。藍天隊のこの山域の道整備の一環で、簡易地図が取り付けられ、問題ない山道があることを確認できた。

西側五寮からスタート、金平山を越え志繼山へ
登りがメインの歩き
志繼山は、これまた訪れたことのある東眼山から北へ下る尾根上にあり、東眼山と合わせて歩かれることが多い。筆者は、今までの山行では訪れる時間がなかった。それが今回訪問の動機だ。金平山と志繼山とは同じ稜線上にあるが、途中は東眼山へと通じる桃119道があり、いったん車道に降りて登山口に向かった。帰りは稜線を東眼山方向へ進み、東眼山遊樂區から発車する桃園L807無料バスで下山した。

五寮國小からスタートして橋を渡り、対岸を登る
台北からバスで三峽へ向かい、出発点の五寮國小まで予約したタクシーで向かう。7時50分に学校の門に着く。五寮は客家人の集落のようで、客家料理のお店が目立つ。8時、三民方向に向かい歩きはじめる。空は晴れ、日差しが強く今日は暑くなりそうだ。二、三分歩き左に沢に降りる道を取る。橋を渡り道なりに登り始める。內詩朗產業道路は、急な坂で高度を上げていく。登り始めて10数分で台7甲号公路は、すでに下方に見える。油桐花が満開だ。8時26分、道の左に藍天隊の登山道地図が樹木に取り付けてある。しばし休憩する

油桐花が咲いている、対岸の山は五寮尖から白石山へ続く山並
藍天隊の地図がある農道への分岐部
檳榔畑の中の民家脇を登る
檳榔満載の車脇を行く
ここからしばらく檳榔林の中を行く農道歩きだ。農道は檳榔の収穫をする車のために、コンクリート舗装がされている。すぐ左下に民家を見て登る。ちょうど檳榔を収穫しているところに遭遇する。檳榔が満載の車の脇を通り、さらに登っていく。8時49分、左に道が分岐し登って行く。その場所から振り返ると、遠くに山々が見える。石門水庫周辺の山々だ。左の小ピークが連なるのは石牛山,右のピークは溪州山,その中間に位置するちょっと遠めの山は石門山,すべて登ったことのある小百岳だ。

檳榔の上にこれから登るピークと背後の金平山
石門水庫周辺の山、左から石牛山,石門山,溪洲山
內詩朗山山頂
少し広めの土の道を登る。前方にこれから登る稜線とその向こうに金平山の山並みが望める。8時54分、左に山道入口がありそのすぐ上が內詩朗山山頂(標高478m)だ。ちょっと拍子抜けで最初のピークに着く。稜線上の道は、整備されてまだ間もないので状態はよい。雑木林から竹林と林相を変えていく。緩やかな登り下りの後、9時半ごろから勾配が急にきつくなる。大きな岩が道脇に現れる。9時50分、すこし坂が緩くなったところで、小休憩をとる。4月は例年に比べ気温が低かったが、5月に入るとともに夏めいてきて、今日は気温が高い。風もなく、登りはつらい。

シダが刈られた稜線を行く
急坂を登る
大石の脇を登る
ロープの取り付けられた岩壁
まだ急坂は終わらない。10分ほど急坂を行くと、ロープや梯子のもうけられた岩壁がある。登り切り、数分行くと周囲は杉の人造林になる。坂も緩くなり、杉林の山腹を横切っていく。10時20分、杉林から竹林に入る。ここはタケノコをとる竹林のようだ。マーカーリボンが全くない。地主が登山者を嫌ってなのか、取り去ったのだろうか。方向を見定めて竹林の中を行く。すると稜線上を行く農道にでる。その少し先、鞍部になる部分に作業小屋がある。心地よい風が吹き抜けていく。10時半、休憩をとる。

杉林の中を行く
竹林の中の農道、右には金平山が見える
鞍部の作業小屋で休憩
ここで右の細い山道を登る
金平山からの道との分岐点
三度目の金平山山頂の筆者
農道をさらに進む。すぐ右に下っていく道を分ける。直進し登っていくと前方には竹林が広がる。二週間前に金平山から直接急斜面を下っていく道を見た。山頂につながるこの道の入口があるはずだが、マーカーリボンも見つからない。土の農道沿いに進む。手持ちの地図には、この山頂に直接つながる道の表示(農道自身も)がなく、地図をあてにして探すこともできない。そのまま農道を進む。10時52分、分岐を右にいき、5分ほどで左に登る細い道を見る。これがおそらく金平山から觀音洞/金平山南峰方向へ下ってくる道につながると判断、登ること5分ほどで果たして分岐についた。つまりは、金平山山頂から直接下がってくる道の入口は、これもおそらく竹林地主にマーカーリボンを捨てられたのだろう。地図上に表示すらあれば、通れたのだが。左に二週間前下ってきた稜線の道を登り、11時10分、金平山山頂(標高992m)に到着する。これで三度目の登頂だ。食事休憩をとる。

分岐部、右に進むが道標が外されている
農家方向に下る
約50分ほどの長い食事休憩のあと、桃119号道路に向けて下り始める。ほんの数分で分岐にくる。左は詩朗山方面の道だ。分岐の道標をよく見ると、右に下る道の表示は、取り付けた釘だけが残っている。明らかに誰かが故意に取り外している。先ほど食事をしているときに、近くに農地を持つ三人が、藍天隊が開いた道を登ってきた。彼らの言葉遣いからすると、登山者が道を切り開くのを快く思っていないようだ。右の道を下っていくと、とりはずされたマーカーリボンが落ちている。

農家にでる
農家から見るパノラマ、左に東眼山、その背後は插天山の山々
下り途中で望む志繼山(左のピーク)から東眼山への稜線
桃119号線に出る
12時8分、ひょっこり民家脇にでる。先ほど山頂に登ってきた三人だ。話によると休日にやってきて菜園を作っているそうだ。専業農家ではなく、休日リクリエーションのようだ。その少し先から、舗装路になり下っていく。前方にはこれから登る志繼山から東眼山への稜線が立ち上がり、その右奥には插天山の山々が雲の中に頭を隠している。下ること20分ほどで、桃119号線に降り立つ。左に舗装路を進む。三連休の今日は、武漢肺炎のうさから逃れ自然を求めるため、東眼山森林遊樂區を訪れる車が多く行きかう。ほぼ平らな道を進むこと20数分、志繼山登山口着く。小休憩をとる。登山口からは、先ほど登った金平山の金字塔が目立つ。

桃119号線車道を志繼山登山口へ歩く
急坂を志繼山へ登る
山道は山腹を登っていき、5分ほどで稜線に上がる。先ほど見た志繼山は、東眼山から下りてくる稜線上に急斜面で盛り上がる山だ。実際、すこし行くと稜線の道は勾配がきつくなる。しかし標高差が100mほどと少ないのが助かる。13時22分、志繼山山頂(標高977m)につく。本日行程最後のピークだ。志繼山は詩格山とも呼ばれるそうだ。この名前のほうが響きがよい。山頂のすぐわきには、大豹溪へ下っていく道が分岐する。見たところ、それほど状態も悪くない感じだ。金平山でも数本のビールが空いたが、ここでも3本ほど出てきてみんなで飲む。清涼飲料水もあり、これから暑くなる季節の山登りには最高だ。

@志繼山山頂
緩やかな稜線を行く
13時43分、稜線道を下っていく。数分で鞍部に着き、登返しが始まる。幸いこれから先の尾根はそれほど登りがきつくない。雑木林の緩やかな道を進む。14時21分、東眼山の歩道分岐にくる。歩道脇の涼亭で休憩をとる。まだ時間があるので、メンバー中の4名は東眼山山頂へ往復する。筆者も含め残りのメンバーは、涼亭でゆっくり時間を過ごす。

冷たいビールがうまい
東眼山ビジターセンターへ下る
登頂したメンバーが戻り、15時過ぎに遊楽區入口のバス停に向かって下っていく。先ほど休憩中も多くのハイカー、遊楽客が通り過ぎていったが、途中多くすれ違う。志繼山まで全くほかの登山者と出会わなかったのとは、対照的だ。15時26分、東眼山ビジターセンターに着き、所要をすませた後すぐ下のL807バス停がある駐車場に降りる。時間はまだ15時半、17時のバスまでまだ時間が随分とある。しかし、定員数が少ないバスなので、早めに待つことに越したことはない。17時少し前に一日二便のバスがやってきた。約1時間ほどの乗車で大溪區公所の終点に到着、少し歩いて復興路にある710番バス停から暮れなずむ中、18時30分の便で帰京した。

L807番バスを待つ
数年前に比べると、今回歩いた山域のアクセスは随分と良くなった。以前は自家用車かタクシーで行くしかなかった場所も、便数や時間が必ずしも便利とは言えないが、それでもそうした交通手段で往復できるようなった。今回歩いた道は、ボランティアによる道の整備でこのように気楽に歩けるようなった。多くの登山者が利用し、再び草に埋もれることがなければよいが。今回は約12㎞の距離、登りが多く累計約1300mほどだ。休憩は少し大目で、それを含め7時間半だ。道が現状であれば、ルート体力ともクラス3.ただし、一部マーカーや道標が故意に取り外されているので、ルートを判断できることが必要だ。

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