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2020-12-09

2020年12月5日 五峰天際線樂比縱走 樂山林道 - 比林山 比林山東北稜を下る

樂山林道9.5K地点の五峰天際線道標

五峰天際線(スカイライン)とは、新竹縣竹東の南、上坪から立ち上がる山並みで、ずっと南に樂山まで続く稜線を指す。樂山には軍事レーダーがあるので、過去は鹿場大山と呼ばれたこの山の山頂に行くことはできない。山脈半ば鳥嘴山から南は、苗栗縣との県境にもなる。樂山から南西に尾根が伸びて、 北坑山や東洗水山などのピークを含む雪霸國家公園雪見區に続く。樂山から西方向に行けば加里山や虎山などへと連なる。五峰天際線は、昨今ボランティアが整備をし、道標などがしっかりして注目を浴びるようになった。なお五峰とは、これらの山が所属する土地の名前五峰鄉である。
南から北へ縦走
下りメインの歩き
筆者は、数年前このスカイラインの北端に近い五指山鳥嘴山-鵝公髻山などは歩いていた。今年の夏、鳥嘴山から南に比林山へと歩いた。今回のルートはさらに南の比林山から樂山までの部分である。標高は樂山が一番高く、北に行くほど下がっていく。歩き方としては、今回は高い樂山林道9.5K地点(標高約2460m)から下っていき、標高1812mの比林山から東北に伸びる枝尾根を大鹿林道2.,5K地点(標高850m)へと降りた。途中のピークでは登りがあるが、基本は下りのルートだ。比林山東北稜、今年夏以来再び道が整備されて歩かれるようになった。マーカーリボンも適切にあるので、崖崩れで一部危険な場所さえ注意すれば、問題ない。それでも標高差は1000mほどあるので、それなりに時間がかかる。
比林山山頂の全メンバー


夜明け前5時半に小型バスで出発
今回の参考は、大部分が多くのハイカーに歩かれている道なので、多くの参加者を受け入れた。Taipei Hiker Clubのも活動としては初めての25人乗りバスを貸切台北と目的地を往復した。出発点の觀霧は台北から遠い。まだMRTなどの始発前だが、5時半に台北駅前から出発する。台北を離れると雨が止む。台北はここ二週間ずっと雨だ。6時50分、竹東のガソリンスタンドで小休をとり、竹122線を山へ向かう。7時47分、左に霞喀羅古道へと続く張學良文化區への道を分ける。先月半ばにも、面托油山霞山に登るためにここへ来た。

竹122線から五指山のスカイラインを見る
樂山林道觀景台
觀景台出発の際の全メンバー
竹122線をさらに少し進み、左に大鹿林道が始まる。觀霧へは20余㎞をかけて標高差1600mを登る。三年前に聖稜線を訪れた時に大鹿林道を通ったが、夜明けまで展望がなかった。今日は、登るにつれ視界が開け、周囲の山野が展開する。8時56分、ほぼ一時間を要した登りが終わり、左に觀霧ビジターセンターの道を分け、右に樂山林道を進む。大霸尖山へと続く大鹿林道はビジターセンター前を通っていく。樂山林道を進むこと5Kmあまり、9時10分觀景台の下に着く。台北駅から3時間40分を要した。ここでバスを下車する。ここは檜山巨木群步道の入口でもある。
樂山林道から望む、色の濃い手前の稜線を歩く、左から鹿坑山,南比林山,比林山。背後には新竹も見える

舗装された林道を行く
9時半、樂山林道を進む。すぐに6K表示を通過する。林道はそのすぐ先にここからは軍事要地進入禁止の表示がある。少し進むと、右側が開けて広い範囲が望める。これから歩いていく稜線が続き、その先には鳥嘴山,鵝公髻山,五指山などの五峰天際線の峰々が頭をもちあげる。そしてその先には新竹方向の平地に多くの建物を分別できる。空には雲がかかっているが、このような展望ができラッキーだ。



手前に南比林山、比林山と右に降りる支稜、奥は鵝公髻山
ここから右に稜線を下り始める
すぐに急坂を下る
ほぼ平らな林道を進み、10時20分9.5Kの表示をみてすぐ右に道を取る。左側には有刺鉄線の柵があり、軍事要地であることを示す。舗装がない土の林道を、数分進み右に下っていく道を見る。ここから天際線の稜線歩きになる。またこの地点が、今日の最高点だ。標高は約2460mだ。

ここでもヤタケは枯れている
下りの途中で望む、手前は鹿坑山,その奥は大窩山
面白い形状の樹木
道はすぐに急な坂で下っていく。今日は人数が多いので、滑りやすい坂は時間を要する。まばらな台湾アカマツと広葉樹の森は下草が少ないが、ところどこに現れるヤタケは、枯れている。11時36分、もともと森林鉄道の軌道跡との交差点に着く。標高は2080m、すでに400m弱下ってきたことになる。軌道跡の道の最近手入れされて、それを行くと檜山巨木群步道へと続く。休憩をとる。
森林鉄道跡との交差点
水管が道にそっていく
稜線道は、勾配が緩くなる。太い黒の水管が山道にそって走る。すぐ左に青い帆布がかかっていて、ごみが散らかっている。人造林の稜線を進み、11時59分稜線道は少し登り返す。登ること数分、鹿坑山山頂(標高2035m)につく。狭い樹木に囲まれた山頂は、ちょうど西側の樹木の間から加里山が見える。ここから見る加里山は三角ピラミッドだ。
鹿坑山山頂
鹿坑山から見る加里山
天際線25.5K
またしばらく下りが続く。12時26分、五峰天際線25.5Kのサインをみて少し登り返す。下ったところで、稜線道は大きくまた登り返すが、左に水管が走る道をとる山腹道を行く。道は少し崩れたところもある。山腹を10分ほどトラバースし、左に下る。そこはヒノキの巨木が数本ある場所(標高1870m)だ。尤命神木と名付けられているベニヒ(紅檜)は、その根元は平べったい形だが、かなり大きい。近くで約30分の食事休憩をとる。メンバーは、神木の写真撮りに忙しい。

ここから左に山腹道をトラバースしていく
巨木エリア
尤命神木と筆者
最近大木が倒れた南比林山山頂
13時28分、稜線へ登り返す。ずっとメイン下りだったので、落差100mほどの登りでもちょっと辛い。13時40分、南比林山山頂(標高2000m)に着く。大きな腐りかけた巨木が最近倒れたようで、山頂はこの樹木で塞がれ、道連れになって倒された細い樹木が下敷きになっている。山頂からすぐ右に大鹿林道へと下る道が分岐する。これも最近手入れされたようだ。稜線は間もなく細くナイフリッジ状になる。樹木と岩が絡んだ場所は、注意して通過する。10分ほどでこのセクションは終了し、尾根はまた広くなる。

ナイフリッジの脇を行く
焦げた枯れ大木の根元
岩がごろごろしている部分
14時9分、半分焦げている大きな枯木根本部分がある。もし落雷で焦げたなら、近くに倒れた幹があるはずだが、そのようなものはない。焦げ跡も、見た目には新しい。このように低い樹木に落雷することもないだろう。不思議だ。小さな登り下りを過ぎ、14時26分、岩がごろごろするセクションを過ぎる。その数分先で、比林山への登りが始まる。数分で山頂に着く。基石が三つある山頂は標高1812mだ。一人が脚をつったようで、少し遅れてくる。
広い尾根を比林山へあと少し
基石三つの比林山山頂
新しい道標もある東北峰への分岐
14時53分、下山を開始する。日暮れまで約2時間と少し。大鹿林道2.5K登山口まで、標高差はまだ1000m近くある。太陽が沈むとの競争だ。山頂からすぐに分岐を右に取る。8月の時に見た桃園鐮刀隊以外に藍天隊の新しい道標も取り付けられている。急な尾根上の道を下っていく。15時4分、森から出てカヤの草原に出る。草の間の道筋ははっきりして、藪漕ぎの必要はない。そのすぐ先で崖崩れの上部に出る。木々もなく展望が開ける。前方には、面托油山が座り、その背後には霞山方面の稜線が頭を出している。右(東)側は、歩いてきた稜線が高い。さらに少し行くと、左(西)側に鳥嘴山から鵝公髻山への山並みが姿を現す。8月には、あそこから今いる場所を眺めていた。
しばらく急坂を下る
崖崩れ部分で展望が開ける
振り返ると崖崩越しに比林山が高い
10数分で崖崩れ部分を通過、ナイフリッジのすぐ右下の急な坂を下り、15時28分その先焚火跡がある平らな場所を過ぎる。おそらく地元民の獵寮だろう。勾配が強まり、道は杉人造林に入る。少し登り返し、16時1450峰と記しがつけられた小ピークを越す。さらに十数分下り、また杉林に入る。ここは間引きがされていないようで、樹木の間隔が狭く密集した感じだ。16時21分、右に比林山東北峰への道が分かれる。日暮れ時間を考慮し、東北峰はスキップする。左の道は、そのうち竹林に入り、16時36分土の産業道路登山口に降りる。日暮れまではあと30分足らずだ。広い道路は暗くても、まったく心配がない。少し休憩をとる。
非常に密な杉林
土の道路を下る
夕暮れの迫る雲海
15時47分、最後2㎞ほどの道を下る。ジグザグに下るうちに、下方に見えていた雲海の中に入り、またそのうちに抜ける。17時15分朝に通り過ぎた大鹿林道との分岐点に降りる。バスが分岐に止まっている。全員が降りきり、17時半前に帰途に着く。外はすでに日没で暗い。日暮れまでに下山できた。帰途上、食堂で食事をとり、21時半前に台北駅に帰り着いた。今日の活動は、休憩込みで7時間45分、距離12.9㎞、登坂382m、下降1872mだった。コース定数は23だ。

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