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2018-10-01

2018年9月30日 基隆三界山-台北大湖縱走 手入れされた道の長距離縦走

三界山から五指山へ続く山並みを望む、背後は陽明山山系
筆者は、同じところを重ねて訪れるのはあまり好みではない。ただ、別のルートや同じルートでも逆方向だと、感じが違うので再び訪れることはある。今回の三界山から五指山、梅花山から白石湖山を経由して大湖に降りる部分は、逆コースであったり前回歩き残したところを補う意味があった。三年前に歩いた三界山-五指山は、草が生い茂り苦労した山行であった。その後、山道には手入れされ、尚且つ藍天隊の台北スカイライン山稜ということに選ばれたようで、今後は手入れもされるだろう。一方、白石湖山から龍船岩への道は、前回漏れてしまった開眼山を通る意味があった。

藍天隊の還大台北スカイラインの表示
前半部分は、基隆市と新北市とを分ける境界の稜線でもある。今回は三年前の逆方向に歩いた。前回は一番高い五指山から基本下りで歩いたが、道の状態が悪く八時間半かかっている。今回はほぼ登りのコースだが、6時間弱で歩き終えている。道の善し悪しが、いかにコース時間に関係するかの好例だ。部分的には草がかぶっている部分もあるが、草の下の踏み跡がはっきりしているし、倒木なども少なく歩きやすい。後半の梅花山から下っていく部分は、最近台北市による整備が行われたようで、北區大縱走路として立派な道標や整備が行われている。白石湖山などはその範囲外だが、もともと多く歩かれている道なので問題がない。6年前は、道を間違えて通らなかった開眼山は、今回は歩いた。前日台北の北東海上を通り過ぎた24号潭美台風の影響で、天気は晴天だが風が強く、稜線上では常に風が吹き抜けて快適な山登りができた。

北側から縦走し、南側の大湖公園へ
歩行高度表
國光客運1815番金山行バス@台北ターミナル駅
基隆は、台北のベッドタウン化している。結構多くの通勤者が基隆から通っている。電車以外にバスも重要な通勤手段だ。今日は休日で、尚且つ時間が早いので通勤ラッシュは関係ない。6時半に國光客運1815番バスに乗り、登山口近くの界寮バス停に向かう。7時15分過ぎ、約45分の乗車で界寮バス停に着く。今日の同行者二名は、車でやってくる。少し待って落ち合い、その車で登山口のある少し先の市界バス停前にいく。ほかのバスはこのバス停に止まるが、國光客運のバスは止まらない。

厄介な倒木
前回訪れた時は、入口は門が壊ていて問題がなかったが、今日は門が新しくなり閉じている。仕方がないので乗り越える。7時40分前、草の生い茂る道を歩き始める。数分歩き、送電鉄塔のところから急坂が始まる。7時51分、右から草深い道を合わせる。登っていくと、今まで見たことがない藍天隊の還大台北天際線(スカイライン)と記された、QRコードも印刷されている表示がある。これは、台北のスカイラインを劃す稜線を行く道を造り、メンテしていく計画のようだ。一部倒木も現れるが、おおむね良い道だ。8時19分、分岐に来る。左が三界山山頂への道だ。急坂を登り、8時23分山頂(標高362m)につく。前回は、草が刈られて展望が良かったが、今回は草が茂り、西側を除いて視界が遮られる。西側は、これから歩く予定の稜線が、友納山へ向けて伸びている。

生い茂った樹木が北の海側の展望を遮る
雑木林をゆく
往路を分岐へ下り、稜線を追っていく。起伏の小さい道は、しっかり整備されている。前回は、草を刈って進んだ道は、全く問題なく進める。用心に鎌を持ってきたが、使うことはないようだ。9時8分、左からの登ってくる道を合わせる。新しい道標には今年7月の日付が記されている。どおりで道の状態が良いはずだ。竹林を過ぎ、9時24分別の分岐が現れる。こちらは、2009年の道標で左に分かれる道は、ほとんど歩かれていないのだろう。シダの下草が茂る登りを行き、9時40分開眼尖山(標高411m)につく。樹木に囲まれた山頂で、展望はない。

開眼尖山山頂
峠の新しい道標
開眼尖山山頂から急坂を下り、稜線道を追っていく。小ピークを越え、下っていく。10時14分、長枝竹が束になってそこここに茂っている鞍部に着く。ここは、北側新北市萬里区と基隆市とを結ぶ峠越え道の峠でもある。桂竹の間を登っていく。雑木林を通り過ぎ、最後の登りが始まる。イノシシの罠と表示がある深そうな竪穴のわきを過ぎ、10時38分、急に開けた七分寮山山頂(標高430m)に出る。前回は草と樹木の間であった山頂は、周辺の木々も刈られて、すぐ近くに送電鉄塔がある以外はすっかり別の場所だ。北側は、展望が開け萬里の八斗山や丁火巧山なども見える。しばし休憩する。

草や灌木が刈れて広々している七分寮山山頂、わきに送電鉄塔
萬里の山を望む
新しい稜線道入口
鉄塔のわきから保線路の広い道が始まる。すぐに左右に山稜を越えていく保甲路の分岐を過ぎ、数分で産業道路にでる。左に舗装をを下り、すぐに右に稜線を進む山道入口がある。ここは新たに開かれた山道だ。山道に入らず、前回と同様に舗装路を登り気味に進む。10分ほど歩くと、右に山道が始まる。ここは稜線上にある送電鉄塔の保線路だ。登っていくと、鉄塔がすぐ上に見え左に山道が分岐する。これを上がると、新しく開かれた稜線道と合流する。分岐の道標は9月8日の日付で、つい最近だ。

友納山を望む、道が良くなっている
稜線から陽明山系の山々を望む、中央の大きな山体は磺嘴山、右遠くに野柳
筆者@友納山
稜線道を3、4分ほど歩くと、前方に友納山が近くなっている。前回苦労した道は、すこぶるよくなっている。少し下った後、長い登りが始まる。ここで4名のパーティーとすれ違う。稜線の右側に展望点がある。磺嘴山大尖山の向こうには石梯嶺から風櫃嘴への稜線も見える。坂が緩やかになり、11時47分右に烏塗炭古道を分岐する。そのすぐ先が友納山山頂(標高624m)だ。北側に展望が開ける。目を凝らせば遠く海岸の野柳も望める。平らな気持ちのよい雑木林の道を数分進む。左に道が分岐する。こちらを少し行くと涼亭がある。ちょうど昼時、ここで休憩する。テーブル椅子のある涼亭は、涼しい風が吹き抜け休憩には最高の場所だ。

気持ちのよい雑木林の稜線道
涼亭から五指山軍人墓地公園方向を望む
30分ほどの休憩のあと、先ほどの分岐へ戻り稜線道をさらに進む。ここも草が刈られて状態がよい。最後に急な道を下ると、12時32分五指山の軍人墓地の一角に出る。大きな墓地公園の中を進む。すこし登り気味の道を10分ほど行く。太陽が照り付けるが風があるので助かる。12時43分、大きな建物のわきを過ぎ、更に墓地の間を行く。13時少し過ぎ、標高約700mぐらいの、今日行程中最高点を過ぎる。左に汐止の谷やその向こうに連なる山々がかすんで見える。最高点から少し行くと、右にあずま屋があり、そのわきに三角点基点が埋められている。五指山の表示がある。

墓地公園内を行く
新山方向を望む
峠の売店
新しい縦走路線図
道路を下がっていき、墓地の正門をくぐる。風櫃嘴から来る道を右から合わせ、13時20分峠のにぎやから場所にくる。晴天の休日で、バイクライダーやドライビングで人出があり店も開いている。峠の分岐は右に進み、3分ほどで梅花山への登山口が右に現れる。大きく立派な道標が立ち、わきには北區大稜線縱走路線圖がある。この6年で登山人口が増え、それに対する台北市政府の登山道整備のようだ。登ること4,5分で梅花山山頂(標高635m)につく。左に稜線の道を下っていく。左側に並行して下る道路からは、車やバイクの音が聞こえる。13時46分、左に道路が見える場所で休憩を取る。
新しい道標、ここで休憩する
神像のある峠についた、白石湖山へは直進
道の状態は、午前に比べてさらに良い。ここは常に登山者が歩いている道だ。14時6分大きな二体の神像が向かい合って立っている峠に着く。ここから碧山方向へは、二本の道があり五差路となるわけだが、並行する道の入り口が離れているので、ちょっとわかりにくい。6年前に初めて訪れた時、ちょっと困惑したことを覚えている。ここで下ってきた道のすぐ反対側の道を進む。こちらの道は、白石湖山方向へすすみ碧山へは続かない。碧山へはもう一つの道だ。

白石湖山山頂
古い道標
少し下っていき、14時12分十字路分岐に来る。白石湖山へは直進の道だ。道は、少し草深くなる。数分いくと、昔の文字がかすれた道標がある。こちらは大縦走路ではないので、行政の道整備はないようだ。14時26分、樹木の中の白石湖山山頂(標高458m)に着く。山頂から下り、また古い道標を見る。そのすぐ下の分岐を右に取る。左は大丘田山へ、右は開眼山だ。6年前に歩いたときは、ここの付近で別の道に入り、開眼山へ行かなかった。山腹を行く道は、石が敷かれている。一部水が道を流れていく。最後に急な坂を上り切り、14時45分開眼山山頂(標高402m)に着く。今日最後のピークだ。左に新山方向が見える。氷がちょうど解けていい具合のビールを開ける。うまい。

蛙石(右)がある開眼山山頂
開眼山からも石畳道が続く、左遠くに内湖汐止の住宅が見える
十字路鞍部、左に土地公祠
龍船岩から開眼山(左)と白石湖山を見る
15時に下り始める。石畳の道を下っていく。15時12分、十字路分岐に来る。分岐右に土地公祠がある。直進し龍船岩を通り過ぎる。ここは、別の道から簡単に来れるので、遊楽客が大勢いる。大岩から進み、補助ロープの急坂を下っていく。25分ほどで、果樹園にでる。更に下り、大溝溪歩道に合流する。左に沢沿いに下っていく。途中少し休憩し、多くのハイカーが往来する。15時50分、橋を渡り開けた場所を進む。16時9分、大溪溝生態公園の入り口を通り過ぎ、16時半MRT大湖公園駅に着いた。
急坂を下る
休憩も含め約9時間、距離約19㎞であった。一部舗装路歩きがあるので、山道だけではないが結構歩いた。台北スカイライン路線ということで、定期的に道のメンテが行われるとよい。今までは整備が行われても、一時期はどっと登山者が訪れるが、その後また忘れ去られて、道がまたもとのように自然に戻ってしまうことが多かった。晴れて風もあり、よい山歩きができた。これからは台北近郊の低山歩きには良い時期になる。
大溝溪公園を行く

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