奇峻山の下り道から頭鷹山を見る。遠くに目標の雪山主峰を頂く聖稜線が望める。小櫱の赤い葉が秋を告げる |
雪山主峰から西稜の峰々を望む、遠く大雪山(左)から一番近い博可爾山(右)まで明瞭だ |
西の大雪山遊楽区から東の武陵農場へ「逆走」 |
六日間の歩行高度表 |
雪山山脈西稜の位置、台中から入り宜蘭へ出る |
縦走のメンバー@230林道入口にて |
==============================
第一日 10月25日(木) 台北 - 豐原 - 大雪山森林遊樂區 - 230林道 - 雙溪流營地
林道入口から13kを歩く |
林道はわずかに上り下りがある |
小雪山インフォメーションセンター |
230林道入口、一般車両進入禁止 |
9Kがけ崩れまでの林道は状態がよい |
雪霸國家公園境界の表示にて |
林道9Kがけ崩れ部分 |
がけ崩れを高巻く |
がけ崩れのこちらは草が密生 |
倒木が多く現れる |
まともな部分もある |
岩崩れを越す |
一日目13K設営 |
==============================
第二日 10月26日(金) 雙溪流營地 - 26K營地 - 中雪山軽装往復 - 26K營地
林道を進み、26Kテント場から中雪山を軽装往復 |
歩行高度表 |
相変わらず倒木が現れ行く手を塞ぐ |
鉄砲水で崩れた場所を乗り越えていく |
壊れた17K作業小屋の前で |
17Kから暫く良い状態の道が続く |
その後また茅草の藪漕ぎが続く |
がけ崩れ部分を乗り越す |
匹匹達山方向が見える |
林道26K中雪山登山口 |
カラ松林の急登 |
ヤタケのトンネルと倒木を越して登っていく |
中雪山山頂 |
頂上下の岩場を下る |
26K設営 |
==============================
第三日 10月27日(土) 26K營地 - 28.5K登山口 - 大雪之門 - 主稜叉路 - 匹匹達山 - 匹匹達營地
林道を歩いた後、主稜線へ登る |
歩行高度表 |
がけ崩れを慎重に越していく |
谷が深くなってきている |
この沢で水を補給 |
28.5K登山口 |
大石の間を登る |
急坂後の注意表示 |
ヤタケのトンネル急登 |
涸れ沢を登っていく |
沢の登りもそろそろ終わりだ |
大雪山之門 |
草原を稜線に向けて登る、背後は中雪山 |
稜線の分岐、右は中雪山への稜線道 |
阿里山龍膽 |
中雪山の稜線が相対的に低くなってくる |
またヤタケのトンネルを登る |
匹匹達山山頂、向こうに見えるののは大雪山 |
匹匹達營地 |
ほかのグループもやってきて、テント場はにぎやかだ |
第四日 10月28日(日) 匹匹達營地 - 大雪山 - 大雪山北峰 - 奇峻山 - 頭鷹山 - 大南山西鞍營地
今日から稜線の縦走が始まる |
大雪山、北峰、奇峻山、頭鷹山を越えていく |
テント撤収 |
谷をはさんで白姑大山,右は匹匹達山 |
道には霜が降りている |
大雪山へ登る、背後にテントがある |
大雪山山頂の筆者 |
大雪山頂上から北方向を見る、聖稜線が遠くに見える |
大雪山の影が投影されている、遠くは台中、海外沿いの発電所の煙突が見える |
大雪山北峰へ向かって進む、遠くに奇峻山とその更に遠くに雪山主峰が見える |
大雪山を振り返る |
北峰山頂 |
大雪山北峰から下る |
崩壊部分のわきを進む |
森林テント場 |
奇峻山へ登り返す、北峰下の崩壊部分がよくわかる |
奇峻山への登りにある水場で水を漉しながら補給 |
タイワンツガの林を登る |
奇峻山山頂から南方向を望む、大雪山と北峰がすでに遠い |
頭鷹山山頂 |
頭鷹山の下りで北方向を見る、前方は大南山、左に火石山、そしてその背後には聖稜線。右は大劍山 |
山腹をトラバースする視察路を行く |
弓水營地近くから南稜を望む、左から大劍山,佳陽山,小劍山 |
幅があり歩きやすくなったヤタケの道 |
鞍部にテント場、背後は火石山 |
テントから外を見る |
==============================
第五日 10月29日(月) 大南山西鞍營地 - 大南山登山口 -火石山下營地 - 軽装火石山 -火石山下營地
登り下りが少ないトラバース道のあと火石山を登る |
歩行高度表 |
テントについた霜 |
大南山登山口の水場で補給 |
道は、昨日と同じに林業の視察路である。倒木やガレ石はある。歩いて20分ほどで、大南山登山口の水場に着く。ここはヤタケの間から水が流れ出し、そこそこの量がある。今日はこの先、テント場前にも水場があるので、行動中の水だけを水筒に入れる。道は稜線の西側を山襞を縫っていく。8時、倒木が道の方向に倒れており、一本橋の様子になっている。注意して倒木の上を歩いていく。更に進み9時過ぎに鞍部をすぎて稜線の東側を進むようになる。道には陽が差し込む。ヤタケのトンネルも現れるが、わきの竹が刈られている。
倒木の一本橋 |
一度森からでて、また入る。こちら側は明るく暖かい。大石のセクションを過ぎ、10時10分過ぎ、石壁水場に来る。今日のテント場は、もともとわきの小沢に水があるが、この季節は枯れている。そこでここで4Lほど補給し、テント場へ向かう。草の山腹を進み、大きく直線的に登る。そこから回り込み下ると11時7分に森の中にある火石山下テント場に着く。今日の縦走はここまでだ。テント場は二、三段になっており、合計3,4張のテントが張れそうだ。早速テントを設営する。まだ陽が高く、森の間にも差し込ん出来る。寝袋を取り出し日干しする。
稜線の東側にでて陽が当たる |
石壁水源 |
火石山下營地 |
大石の急坂を登る |
右に火石山山頂が見える、その左は歩いてきた稜線だ |
火石山山頂にて、背後は雪山主峰 |
明日はあの雪山主峰へ |
==============================
第六日 10月30日(火) 火石山下營地 - 翠池 - 十字鞍部 - 雪山主峰往返 - 三六九山莊
雪山主峰を越えて369山荘へ |
約900mを登る |
博可爾山方向に進む |
道の状態はよい |
博可爾山下の草原を登る、左に火石山が見えている |
しっかり切り込みがされた倒木 |
森の向こうに北稜角が高い |
ニイタカトドマツの林にビャクシンが混じり始める |
下翠池、水は干上がってない |
ビャクシンの大木 |
ビャクシンの向こうに雪山が見える |
翠池脇の平地、小屋の向こうに北稜角と主峰 |
翠池 |
ビャクシンの森を抜けて鞍部を目指す |
ガレ場を登る |
鞍部に着く |
鞍部から見るカール、左に武陵四秀、右遠くに南湖大山と中央尖山 |
主峰頂上の筆者、左遠くに西稜の峰々 |
雪山主峰からの見る聖稜線と武陵四秀の峰々 |
季節外れに咲くシャクナゲの花 |
黒森林を下る |
台湾カモシカ(山羊) |
黒森林から出る、左下に三六九山荘 |
巒大花楸の紅葉 |
三六九山荘から見る夕暮れ |
==============================
第七日 10月31日(水) 三六九山莊 - 東峰叉路 - 哭坡 - 七卡山莊 - 雪山登山口
下山ルート |
下りメインの歩行高度表 |
三六九山荘にて |
背後の三六九山荘が遠い |
紅葉の道 |
秋色が濃い、遠くの山は雲の中 |
哭坡下を眺める、その右下は武陵農場 |
武陵農場のバス停まで送ってもらった |
ビジターセンター内のタイヤル族紹介 |
====================
人を恐れない金翼白眉鳥 |
台湾の高山は、人気ルート以外は小屋が少なかったり道があまりよくなかったりで、苦労が必要なところがある。この雪山西稜もそうした一つだ。こうしたところを歩くと、来年には老齢者の定義に当てはまる歳になる筆者は、若いころの日本の南アルプス縦走を思い出す。前衛の山を越えたり、テント持参で対応したりで、苦労したことを覚えている。今は南アルプスでもだいぶアクセスが良くなり、山小屋なども充実した。
武陵農場ビジターセンター内の「雪山山頂」 |
0 件のコメント:
コメントを投稿